PICK、シリーズAで累計5億円となる資金調達を実施

~全国の不動産・建築事業者を対象とした複数プロダクトの提供を加速~

株式会社PICK

2024年8月26日 10時00分

不動産・建築DXプラットフォーム「PICKFORM」を開発・提供する株式会社PICK（本社：東京都目黒区、代表取締役社長兼CEO：普家辰哉）は、シリーズAラウンドで資金調達を実施致しました。これまでの累計調達額は約5億円となります。(※一部デットファイナンスを含む)

資金調達の背景と目的

PICKは『「住」を豊かに』をPURPOSEとして、不動産・建築事業者向けのDXプラットフォームを提供するスタートアップです。

PICKが提供する「PICKOFORM」は国内で唯一、国土交通大臣から適法である正式な回答を得た、不動産取引に特化した電子契約機能を有しております。

また、その他にも事業者特有の業務フローで発生する属人的かつアナログな業務を改善する機能を複数有しております。

直近1年では、12,000件(*1)を超える不動産取引がPICKFORM上で行われてきました。

また、対象地域も首都圏のみではなく、北は北海道から南は沖縄県まで、幅広い地域でご利用いただけるサービスに成長してきました。

今回調達した資金は、複数プロダクトの開発費のほか、マーケティング費用、人材採用などに使用します。

今後の開発ロードマップ

PICKは、不動産・建築の業務領域を「契約前」「契約時」「契約後」の3つに分類してプロダクト開発を行っております。

これまでPICKFORMでは「契約時」に対応する機能がメインでしたが、今後2年間で「契約前」「契約後」の双方に幅広く対応するプロダクトを2年間で7つローンチする予定です。

また、顧客対応セグメントに関しては、よくある「仲介」のみの対応ではなく、売買仲介・買取再販・注文住宅・賃貸管理・新築直販・販売代理・リフォーム等のほぼ全ての業態に対応しております。

積極採用中及びオフラインイベント開催

<積極採用中！>

エンジニア、セールス、カスタマーサクセス、カスタマーサポート、コーポレート等、多方面にて採用を積極的に行なっております。

面白いフェーズに入ったPICKにご興味ある方からのお問い合わせをお待ちしております。

募集職種一覧

【カジュアル面談のお申し込みはこちらから】

プロダクト開発チーム：https://pitta.me/special/company/407cvsuf6g

ビジネス・コーポレートチーム：https://pitta.me/special/company/m_k-8sjdgcg

【PICK採用サイト】

https://water-column-db0.notion.site/PICK-1f9313b62ee94a42b8ffff2d04b21dc1

<9/19(木)19時〜オフラインイベント開催>

資金調達記念イベントとして、9/19（木）19時〜21時にPICKの目黒オフィスで交流会の場を設けられればと思っております。少しでも「PICKに興味がある方」などいらっしゃればお気軽にお越しください。

軽いトークセッションと軽食・お酒・ソフトドリンクもご用意しております。

申し込みページ：https://pick.connpass.com/event/328899/

投資家からのコメント

(※50音順)

起業家・エンジェル投資家有安伸宏氏

既得権が強い。紙ベースの商習慣も根強い。なにより、既存レガシー企業が十分儲かってるので、電子化・省人化ニーズが顕在化してない。国内の不動産売買市場に対して、そんな先入観をもっていました。しかし、2022年の法改正により不動産契約の電子化市場が動き始め、今が絶好の参入タイミングであることに徐々に気づかされました。そして、こういった国内レガシー市場参入にあたり、一番大事になるのは、営業ケイパビリティです。大手ハウスメーカーでバリバリの営業マンとして8年の経験がある、創業者の普家さんの営業力は凄まじく、会食、ゴルフ、釣り、麻雀、バイクを縦横無尽に駆使したディールメイク能力は素晴らしいものがあります。極めて強いファウンダー・マーケットフィットを感じ、2023年のシードラウンドで出資させていただきました。

国内不動産売買市場という超巨大マーケットにおいて、電子契約イネーブラーとしてのみならず、包括的なプラットフォームへと成長していくことを期待しております。

Headline Asia Venture Partner Jonathan M. Hayashi 氏

PICK社は弊社主催のシードスタートアップ特化型ピッチコンテスト「LAUNCHPAD SEED」にご登壇し、特別審査員賞とオーディエンス審査員賞をダブル受賞しており、PICK社の事業内容と普家さんの熱い気持ちは、弊社だけでなく、当日のオーディエンスと審査員の名だたるVC、経営者の皆様の心をつかみました。DXの大きな波が来ている中、不動産建築DXプラットフォームとしての強固なポジションを確立する挑戦に伴走してまいります。

mint ジェネラル・パートナー白川智樹氏

シード期よりご出資の機会をいただきました。不動産取引の電子契約化というルール変更に合わせ、宅建業法に準拠したプロダクト開発を着実に行ってきたPICK社に、顧客の皆さんからの大きな応援とご期待の声をいただいています。今後、電子契約の周辺にあるさまざまなニーズに応えるプロダクト開発を通じて、不動産業界の発展に貢献していくPICK社を引き続き微力ながらmintもサポートしてまいります。

MLCベンチャーズ執行役員投資部長関本峻治氏

資料や契約書、説明書などの紙の文書や、多くのステークホルダーを持つ不動産・建築業界におけるデジタル化の遅れは、業界全体にとって大きな課題であり、日本の不動産市場の45兆円を超える市場規模という背景からも、潜在的な市場機会は非常に巨大であると認識しています。
PICK社は、不動産・建築業界に対する高い業務解像度とプロダクト開発力を活かし、いち早く宅建業法に適合した電子契約サービスを開発・提供する先駆者として、不動産・建築業界のDXを推進し、急速にビジネスを拡大しています。

普家CEOを中心とした高い志と団結力を備えたチームは、掲げた目標の達成に向けて果敢に挑戦し続けています。

電子契約ツールの提供に留まらず、徹底的に「現場の負の解消」にフォーカスすることで顧客価値の最大化を図り、不動産・建築業界において必要不可欠なデジタルインフラとして、業界全体の生産性向上に大きなインパクトを与えてくれることを確信しています。

PICK社の掲げる『「住」を豊かに』をPURPOSEの実現に向けて、最大限の支援をしてまいりたいと考えております。

代表コメント

株式会社PICK 代表取締役社長兼 CEO 普家辰哉(フケタツヤ）　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　新卒入社の大手ハウスメーカーで営業職を経験。その後、PICKの前身となる不動産会社を2018年に起業。2021年にPICKに社名変更をし、現在のスタートアップに業態転換。

今回、PICKとして初めての資金調達の発表となりますが、2023年4月のシードラウンドと今回のシリーズAラウンドで多くの強力なパートナーを株主に迎え、第三者割当を実施致しました。

今回の調達を経て、ここからPICKが体現したいことに全力で邁進していけることにワクワクしております。

どのように業界の課題を捉え、その課題解決に取り組んでいるか。ここに至るまでどういった考えでビジネスを進めてきたのかをnoteで書いてみましたので、ご覧いただけましたら幸いです。

note：PICKを未来の仲間に伝えたい

「PICKFORM」サービス概要

　PICKFORMは、とにかくシンプルで簡単を追求した不動産・建築DXプラットフォームです。

「PICKFORM 電子契約」においては、国土交通大臣より国内で唯一宅建業法に適法である旨の回答を受けた電子契約サービスとなっており、宅建業法の細かい法令にも対応した、"適法に"安全に取引ができる電子取引サービスです。

電子契約

「PICKFORM 案件管理」では、取引に関する各ファイル（PDF、Word、Excel、JPEGなど）の格納や第三者への共有もPICKFORMから簡単におこなうことができます。

案件管理

「PICKFORM 顧客管理」では、不動産・建築に特化した顧客ステータス/商談管理が可能な営業支援サービスとなっており、顧客とのやりとりや本人確認を一元管理し、売れている営業のナレッジを社内に共有する事で営業全体の底上げを図ることができます。

顧客管理

株式会社PICKについて

株式会社PICKは、「不動産取引を快適に、オープンに」をミッションに、不動産・建築業界のバリューチェーンが抱える構造的な課題に対し、2022年の「PICKFORM 電子契約」をリリース以来、不動産/建築の取引における「顧客体験の向上」を目指しています。「PICKFORM 電子契約」では国内で唯一国土交通大臣より正式回答をもらい、新しい法律に対しても安心して”適法に”利用いただけるサービスとして、導入企業が増えております。今後は、今回の「PICKFORM 顧客管理」をはじめとして、不動産/建築業者の皆様の業務を1つでも多く解決するべく、年内に続けてサービスのリリースを予定しています。PICKFORMは不動産・建築特化の Verticalオールインワン SaaS『PICKFORM』として業界に貢献できるよう進化していきます。