『子ども第三の居場所 やまりすの家』県内初拠点として福井市に開所!
地域や人とのつながりを育む、家庭でも学校でもない居場所
開所式では親子関係支援センターやまりすの理事長敷田万里子が開所にあたって「助成によるスタッフの配置や車両の導入などによって、より多くの子どもたちに利用していただけるようになった。その保護者も含めた支援を充実させ、ご期待に応えたい」として子ども第三の居場所事業に応募した思いなどを話しました。つづいて福井市子ども福祉課長、県児童家庭課長などのご来賓から祝辞を賜った後、看板取付のセレモニーを行い、出席者全員で写真撮影をし、普段のやまりすの家の雰囲気そのままに、アットホームでなごやかな式となりました。
親子関係支援センターやまりすは2020年1月に設立、施設入所などで離れて暮らす親子の関係支援や施設等から社会に巣立つ若者の自立を県などの委託を受けてサポートしています。また、地域の子ども家庭支援としてやまりすの家で週2回送迎付きの食事提供や学習支援を行ってきました。
この度、日本財団「子ども第三の居場所」事業に応募し2023年4月に採択、5月から現在の週2回の活動から週3回に拡大、事務所を別の場所に移し居場所の面積も拡大した上で、「子ども第三の居場所 やまりすの家」として新たに再スタートしました。地域における支援が必要な家庭の子どもの居場所として、親子双方への支援に力を入れて、相談しやすい場所となることを目指します。
施設概要
所 在 地 :福井県福井市月見3‐10‐16
対象者 :小中高生(小学校低学年を主な対象とする)
開所日時:月・水・金:放課後~19:30
スタッフ:常勤職員1名、非常勤3名※、学生アルバイト3名
(※うち2名社会福祉士、1名調理師)
設備 :キッチン、リビング、図書スペース、学習スペース
運営主体:特定非営利活動法人 親子関係支援センター やまりす について
親からの虐待や生活困窮などにより施設や里親で生活する子どもたちがいます。子どもたちは、施設や里親に保護された後、やっぱり親に会いたい、家に帰りたいと願うことが少なくありません。親もまた一緒に暮らしたいと願う場合がほとんどです。そんな親子の思いを叶えるには、離れて生活している親子の関係を、プランに基づいて丁寧に支援していくことが必要です。
また、施設や里親で生活する子どもたちはもちろん地域には、親の支援が十分得られない環境で、生活や勉学、就労などに関して大きな不安を抱えながら大人になっていく子どもたちがたくさんいます。彼らの自立支援も必要です。
わたしたちやまりすは、この2つに関して、児童福祉の専門性に基づきながらも柔軟な支援を展開していくことを目指して活動しています。
https://r.goope.jp/yamarisucenter/(親子関係支援センター やまりすの家 HP)
「子ども第三の居場所」とは
「子ども第三の居場所」はすべての子どもたちが将来の自立に向けて生き抜く力を育むことを目的として、日本財団が中心となって2016年より全国に開設しています。「子ども第三の居場所」では、特にひとり親世帯や親の共働きによる孤立や孤食、発達の特性による学習や生活上の困難、経済的理由による機会の喪失など、各々のおかれている状況により困難に直面している子どもたちを対象に放課後の居場所を提供し、食事、学習習慣・生活習慣の定着、体験機会を提供しています。現在全国に169ヶ所設置され、全国500拠点の開設を目指しています。(2023年5月末時点)
https://www.nippon-foundation.or.jp/what/projects/child-third-place
(子ども第三の居場所 HP)
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