生成AI顧問 活用事例まとめ ── 「170万の見積もりを100万に圧縮」「荷札作成工数90%削減」、累計40社超の支援から見えた中小企業AI活用のリアル

月額5万円(税抜)から利用可能なSlackベースの「生成AI顧問」サービスにおける導入事例まとめ

株式会社Leach

生成AI顧問とは ── 月額5万円から始められる「技術顧問のサブスク」

生成AI顧問は、株式会社Leachが提供する中小企業・スタートアップ向けの生成AI導入支援サービスです。ChatGPTやClaude、画像生成AIなどの最新技術を、企業の実務に即した形で導入・定着させることを目的としています。

最大の特徴は、Slack(+必要に応じてGoogle Meet)をベースとしたコミュニケーション体制です。従来のコンサルティングでは、定例ミーティングの日程調整や報告書の作成に時間を取られがちでした。生成AI顧問では、クライアント企業のSlackに参加し、日常的な業務の中で「ちょっとした質問」から「本格的な開発支援」まで、リアルタイムに対応します。

なお、「生成AI顧問」と名乗っていますが、対応範囲は生成AIにとどまりません。外部ベンダーの見積もり精査("門番"機能)、Webシステムの設計レビュー、Docker環境構築、認証・認可の実装相談、NAS構成やセキュリティの相談まで、ITに関する相談であれば何でも受けています。

「技術顧問を月額で雇いたいが、フルタイムの人件費は出せない」「AIツールを導入したいが、何から始めればいいかわからない」──こうした中小企業の声に応える形で、月額5万円からという価格設定を実現しました。

代表の冨永拓也は次のように語ります。

「大手企業であれば社内にAI専門チームを設置できますが、中小企業にはそのリソースがありません。かといって、大手コンサルティングファームに依頼すれば数百万円から数千万円の費用がかかる。この構造的なギャップを埋めたいと考えました」

サービス開始以来、建設・製造・IT・エンターテインメント・教育機関・上場企業グループまで、業種も規模も多様なクライアントを支援してきました。本リリースでは、その中から特に成果が明確な事例を中心に、カテゴリ別にご紹介します。

事例カテゴリ1:業務効率化・工数削減 ── 定型作業を生成AIで自動化

事例1:リキマン(建設金具リース専門企業)── 荷札作成工数を90%削減

企業概要: リキマンは、建設現場で使用される金具のリースを専門とする企業で、金具トップメーカーとして建設業界をリードしています。建設業界の現場オペレーションを深く理解し、高品質なサービスを提供してきた実績があります。

課題: 建設現場への金具配送に欠かせない「荷札」の作成業務が、大きな工数負担となっていました。荷札には配送先、品名、数量、現場名など複数の情報を正確に記載する必要があり、手作業での作成には1件あたり相当の時間がかかっていました。

生成AI顧問による支援内容: チャットでのヒアリングを通じて業務フローを可視化し、自動化ポイントを特定。生成AIを活用した荷札作成の仕組みを構築し、入力データから自動で荷札を生成するワークフローを導入します。

成果: 荷札作成にかかる工数を90%削減。担当者は荷札作成から解放され、顧客対応や在庫最適化など付加価値の高い業務に時間を充てられるようになりました

リキマン東京支店長 磯田猛仁氏は、次のように語ります。

「ITのことを理解してくれる人が、会社にサポーターとしていてくれる。それだけで安心感が全然違います。荷札作成のAI自動化に加え、ベンダー見積もりの技術レビューや基幹システム開発会社との折衝にも伴走してもらえるので、経営判断の拠りどころになっています」

事例2:ナベル(三重県の老舗ジャバラメーカー)── 受注チェック業務を3名体制から1名体制へ

企業概要: ナベルは三重県に本社を置く老舗のジャバラメーカーです。ジャバラ(蛇腹)は工作機械や産業機器のカバー部品として使用され、同社は長年にわたり高い技術力で業界をリードしてきました。

課題: 年間約2万件にのぼる受注データの突合チェック業務が、大きなボトルネックとなっていました。受注内容と出荷データ、請求データの整合性を確認する作業には3名の担当者が従事しており、業務時間の多くがこの定型的な確認作業に費やされていました。

生成AI顧問による支援内容: 生成AI顧問のサポートのもと、データ突合の自動化ツール「突合.com」を導入しました。AIを活用したデータマッチングにより、従来は人の目で1件ずつ確認していた作業を大幅に自動化しました。

成果: 3名体制で行っていた受注チェック業務を1名体制に移行。業務時間は約半減しました。浮いた人的リソースは、品質管理や新規取引先の開拓など、より戦略的な業務に再配置されています。

「製造業の受発注管理は、一見シンプルに見えて、実は例外処理の塊です。品番の表記ゆれ、数量の単位違い、納期の変更──こうした細かな差異を見逃さないためには、熟練した担当者の目が必要でした。突合.comの導入で、この属人的な作業が仕組み化されたことは非常に大きい」と、ナベルの担当者は語ります。

事例カテゴリ2:コスト削減・ベンダーマネジメント ── 外注費の適正化にAI知見を活用

事例3:外部ベンダーの見積もり精査 ── 170万円の見積もりを100万円に圧縮

課題: ある中小企業では、ITシステムの改修を外部ベンダーに依頼した際、170万円の見積もりが提示されました。しかし、社内にIT技術の知見を持つ人材がおらず、その見積もりが適正かどうかを判断できない状況でした。

生成AI顧問による支援内容: 生成AI顧問が見積もり内容を技術的な観点から精査しました。各工程の工数見積もりの妥当性、使用技術の選定、代替アプローチの有無を検討。過剰な工数が計上されている箇所や、より効率的な実装方法が存在する箇所を特定し、ベンダーとの交渉材料を整理しました。

成果: 最終的に、見積もりを170万円から100万円に圧縮。約70万円のコスト削減を実現しました。これは単なる値引き交渉ではなく、技術的な根拠に基づいた適正化です。

代表の冨永はこの事例について次のように説明します。

「中小企業がITベンダーに発注する際、最も大きなリスクは『情報の非対称性』です。技術的な知見がないために、提示された見積もりをそのまま受け入れるしかない。生成AI顧問は、いわば『技術のセカンドオピニオン』として機能します。見積もりの各項目を技術的に精査し、『この部分は工数が過剰ではないか』『この技術選定は本当に最適か』といった具体的な指摘ができる。これにより、クライアントはベンダーと対等な立場で交渉できるようになります」

この事例が示すのは、生成AI顧問の価値が「AIツールの導入」にとどまらないという点です。IT投資における意思決定支援、ベンダーマネジメントの強化、技術的なデューデリジェンスなど、経営判断に直結する領域でも力を発揮します。月額5万円の顧問料に対して70万円のコスト削減を実現したこの事例は、投資対効果(ROI)の観点からも極めて明確な成果といえます。

事例カテゴリ3:大規模プロジェクトへの技術参画 ── 専門家不在の領域を生成AI顧問がカバー

事例4:ミズナラ(公認ベンチャー)── 約6,000万円規模の自治体案件で生成AI顧問がドキュメント基盤の技術選定を支援

企業概要: ミズナラは、公共・ITドキュメント領域を手掛ける公認ベンチャー企業です。自治体向けの大規模案件を中心に、高信頼性が求められる基幹ドキュメント基盤の構築に取り組んでいます。

課題: 約6,000万円規模の自治体案件において、「似たようなドキュメントを探したい」という要望があったものの、社内だけではベクトル検索という選択肢にたどり着けていませんでした。説明責任・達成率・運用負荷も踏まえた技術選定が必要で、社内にAI・検索領域の専門家がおらず、外部のAIコンサルティング企業への依頼もコスト面で現実的ではありませんでした。

生成AI顧問による支援内容: 生成AI顧問が技術選定の相談窓口として参画。ベクトル検索を中心に複数の方式を比較検討し、コスト感・運用難易度・pgVector導入時の罠ポイントまで整理しました。制約条件に合う設計判断を支援し、Slackベースで日々発生する技術的な疑問にもリアルタイムで対応しました。

成果: 技術選定が前進し、pgVectorの導入と周辺運用の検討がスムーズに進行しました。

ミズナラCTO 小田将之氏は、次のように語ります。

「設計と罠ポイントさえ事前にわかっていれば、今の時代、実装は進められます。そこを整理してもらえたのが大きかった。時間チャージで相談できる技術顧問は市場にほぼ存在せず、月額で必要な時に必要なだけ相談できる生成AI顧問は、6,000万円規模の自治体案件において非常に大きな価値でした」

この事例は、生成AI顧問が小規模な業務改善だけでなく、大規模プロジェクトの技術基盤としても機能することを示しています。特に、自治体案件のような公共性の高い領域において、最新のAI・検索技術を適切に導入するための「橋渡し役」としての役割は、今後ますます重要になるでしょう。

事例カテゴリ4:AI開発・技術支援 ── 専門的なAI開発の精度向上を支援

事例5:ExaEdge ── 法務AIの精度チューニングとサーバー構成見直しで運用コスト40%削減

企業概要: ExaEdge Co. Ltd.は、法務領域に特化したAIソリューションを開発・提供する技術企業です。法務業務に適合した独自の生成AIを用いて、文書レビューやナレッジ検索などのサービスを展開しています。

課題: 自社開発の法務AIにおいて精度が十分に出ず、かつ推論処理が遅く運用コストが嵩むことが課題となっていました。精度を上げれば処理が遅くなり、速度を優先すれば精度が落ちるというトレードオフに直面し、さらに社内にはAIの専門人材が不足しており、改善を進めるためのリソースが足りない状況でした。

生成AI顧問による支援内容: 生成AI顧問が技術支援として参画し、AIモデルの精度チューニング(プロンプト設計・推論パラメータ最適化等)と、サーバー・インフラ構成の見直しを並行して実施。性能と運用コストを同時に改善する方針で、アーキテクチャ再設計から運用設定までを伴走しました

成果: 法務AIの運用コストを40%削減。精度と処理速度の両立に加え、コスト構造そのものを改善し、クライアントに提供するサービス品質が向上しました。

「Leach様の技術支援により、当社の法務向けAIが飛躍的に進化しました。コスト削減とパフォーマンス向上を同時に実現できたことは、非常に大きな成果です」と、ExaEdge Co. Ltd. CEOの西川氏は述べています。

事例カテゴリ5:上場企業・教育機関・大規模組織への導入

事例6:日本ジョイントソリューションズ株式会社(ミナトHDグループ・東証スタンダード上場)── AWS全12冠エンジニアによる環境可視化・コスト削減・セキュリティ改善

東証スタンダード上場のミナトHDグループ傘下、日本ジョイントソリューションズ株式会社においても、生成AI顧問サービスが採用されています。同社ではAWS環境が複雑化し、構成の全体像の把握やコスト・セキュリティの可視化が課題となっていました。

AWS認定全12資格保有のエンジニアが参画し、AWS環境の構成図作成、通信経路の調査、コスト分析、セキュリティ改善を一括で提案。結果として、AWS環境の透明化・コスト削減・セキュリティリスクの明確化を実現しました。上場企業グループで求められるガバナンス・セキュリティ要件にも配慮した、トータルな支援を提供しています。。

事例カテゴリ6:プラットフォームを活用した支援の拡大

事例7:MENTA(メンタリングプラットフォーム)を通じた個人向け技術メンタリング実績

法人向けの生成AI顧問に先駆けて、代表の冨永はメンタリングプラットフォーム「MENTA」で個人向けの技術メンタリングを展開してきました。累計29件のレビュー・平均評価4.9/5.0を獲得しており、個人エンジニアから学習者まで幅広い層を支援しています。

MENTAでの支援内容は実に多岐にわたります。個人開発Webアプリのローンチまでの伴走、AWS・クラウドインフラの構成相談、Terraform技術サポート、Docker環境構築、認証・認可の実装指導、ブロックチェーン設計書のレビュー、生成AI・機械学習の学習支援、基本情報技術者試験対策、WordPress構築、さらにはAPI設計やキャリア相談にまで対応してきました。

レビューには「他のメンターさんたちが解決できない案件を解決してもらえた」「大企業での経験を活かしたレベルの高い対応」「技術力がトップクラスで、解決できないエラーはないと感じた」「ChatGPTやGitHub Copilotでも解決できない高難易度の相談に応えてもらえた」といった声が並びます。

こうした個人メンタリングの経験が、法人向け生成AI顧問サービスの品質を支えています。個人の初心者エンジニアから上場企業グループまで、相手のレベルに合わせて的確な支援ができるのは、こうした幅広い現場経験があってこそです。

累計40社超の支援から見えた、中小企業AI活用の3つのポイント

株式会社Leachが累計40社超の支援を通じて得た知見から、中小企業がAI活用で成果を出すための3つのポイントをまとめました。

ポイント1:「全社導入」ではなく「一点突破」から始める

多くの成功事例に共通するのは、最初から全社的なAI導入を目指すのではなく、特定の業務課題に絞って生成AIを導入している点です。リキマンの荷札作成、ナベルの受注チェックなど、いずれも「この業務を効率化したい」という明確なターゲットがありました。

「中小企業のAI導入で最も多い失敗パターンは、『まずは全社でChatGPTを使ってみよう』という漠然としたアプローチです。これでは具体的な成果が見えにくく、現場は『結局何に使えばいいの?』となりがちです。成功しているのは、『この帳票作成を自動化したい』『この検品作業を効率化したい』と、具体的な業務課題からスタートした企業です」と冨永は指摘します。

ポイント2:ツール導入だけでなく「業務フロー全体」を再設計する

AIツールを単体で導入しても、業務フロー全体が最適化されていなければ効果は限定的です。生成AI顧問では、ツールの導入に先立って業務フロー全体を可視化し、どのプロセスにAIを適用するのが最も効果的かを分析します。

ナベルの事例では、単にデータ突合ツールを導入しただけではなく、受注から出荷、請求に至るまでの業務フロー全体を見直し、データの流れを最適化しました。これにより、ツール単体の効果を超えた、業務プロセス全体の効率化が実現しました。

ポイント3:「AIに詳しい相談相手」の有無が成否を分ける

40社超の支援を通じて最も強く感じるのは、中小企業にとって「技術的な相談相手」の存在が極めて重要だということです。AIツールそのものは低コストで利用できるようになりましたが、それを自社の業務にどう適用するかという「翻訳」の部分に、専門的な知見が必要です。

ミズナラの担当者が語った「時間チャージで相談できる技術顧問は市場にほぼ存在しない」という言葉は、まさにこの課題を端的に表しています。大手企業であればCTOやAI専門チームがこの役割を担いますが、中小企業にはその余裕がない。生成AI顧問は、この構造的な課題に対するソリューションです。

今後の展望 ── 中小企業のAI活用をさらに加速

株式会社Leachは、今後も生成AI顧問サービスを通じて、中小企業のAI活用を推進していきます。

代表の冨永は、今後の展望について次のように語ります。

「生成AI技術の進化は加速する一方ですが、技術が進化しても、それを実務に落とし込む『橋渡し役』がいなければ、中小企業はその恩恵を受けられません。生成AI顧問は、最新技術と中小企業の現場をつなぐ存在として、これからも価値を提供し続けます」

今後は支援企業数のさらなる拡大に加え、業界特化型の支援プログラムの開発や、生成AI活用の成功事例をナレッジとして蓄積・共有する仕組みの構築にも取り組む予定です。

サービス概要

項目

内容

サービス名

生成AI顧問

提供形態

Slackベース(必要に応じてGoogle Meet)のコンサルティング・技術支援

月額料金

ライトプラン 月額5万円(税抜)〜/スタンダード9万円/ベーシック15万円/プレミアム30万円

支援実績

累計40社超(個人含む)

対応領域

生成AI導入支援、業務効率化、AI開発支援、ベンダーマネジメント、技術デューデリジェンス、Web/インフラ設計レビュー、社内IT全般の技術相談

主な支援先業種

建設、製造、IT、エンターテインメント、広告PR、教育機関、上場企業グループ ほか

生成AI顧問が選ばれる理由

  • 月額5万円からの明朗価格: 大手コンサルティングファームの数分の一の費用で、専門的な技術支援を受けられます

  • チャットベースのリアルタイム対応: 定例ミーティングを待たず、日常業務の中で気軽に相談できます

  • 生成AIに限らない技術コンサル全般: 生成AI、Web/インフラ設計、ベンダー監査、NAS構築、Python研修、セキュリティ──技術の相談なら何でも対応します

  • 業務フロー全体の最適化: ツール導入にとどまらず、業務プロセス全体を見直し、実効性のある改善を提案します

  • 累計40社超の法人支援+個人メンタリング実績: 法人・個人の両面で蓄積されたナレッジを活用できます

会社概要

項目

内容

会社名

株式会社Leach

代表取締役

冨永拓也

事業内容

生成AI顧問サービス、AI導入コンサルティング、DX支援

Webサイト

https://leach.co.jp

本件に関するお問い合わせ先

株式会社Leach
広報担当
E-mail: pr@leach.co.jp

本リリースに記載されている会社名、製品名、サービス名は、各社の商標または登録商標です。一部の事例については、クライアント企業の意向により詳細を匿名化しております。 

すべての画像


会社概要

株式会社Leach

9フォロワー

RSS
URL
https://leach.co.jp
業種
情報通信
本社所在地
東京都港区芝五丁目三十六番四号 札の辻スクエア9階
電話番号
-
代表者名
冨永 拓也
上場
未上場
資本金
-
設立
2024年11月