女性や子どもにもやさしい、移動式仮設トイレ「おりひめトイレ」が「日本トイレ大賞」女性活躍担当大臣・男女共同参画担当大臣賞を受賞
~これまでの仮設トイレに対する女性の不満を解消。女性開発チームが作った仮設トイレ~
積水ハウス株式会社(本社:大阪市北区、社長:阿部 俊則、以下 積水ハウス)とTOTO株式会社(本社:福岡県北九州市、社長:喜多村 円、以下、TOTO)が開発した、女性や子どもにもやさしい移動式仮設トイレ「おりひめトイレ」 (※)が、9月4日(金)に発表された 「日本トイレ大賞」(主催:内閣官房すべての女性が輝く社会づくり推進室)において、女性活躍担当大臣・男女共同参画担当大臣賞(空間部門)を受賞しました。
(※) 「おりひめトイレ」は積水ハウス株式会社の登録商標です。
(※) 「おりひめトイレ」は積水ハウス株式会社の登録商標です。
政府は、有村女性活躍担当大臣の下で開催された「暮らしの質」向上検討会の提言を踏まえ、暮らしやすい空間へと転換する象徴としてトイレを取り上げ、快適なトイレを増やすための様々な取り組み「ジャパン・トイレ・チャレンジ」を進めており、2020年の東京オリンピック・パラリンピックに向けて、世界に誇れるような快適なトイレ空間を増やそうとしています。
「日本トイレ大賞」は、快適なトイレ空間、国際貢献、災害対応といった活動などの事例を広く紹介し、「ジャパン・トイレ・チャレンジ」に向けた機運をさらに盛り上げるべく、トイレ空間やトイレに関する活動等の好事例を公募し、特に優れた事例を表彰する制度です。全378件の応募から、28件が受賞しました。
■災害時や建設現場、野外イベントなどでもニーズが高まる女性向け仮設トイレ
2011年3月に発生した東日本大震災では、従来の仮設トイレにおける臭いや音、汚れなどの不満から仮設トイレの利用を我慢したために健康被害の発生も報告されています。また、建設現場のような男性中心であった職場への女性就労が進んでおり、女性が働きやすい職場環境の整備として、仮設トイレ空間の環境改善が求められています。さらに、野外イベントやスポーツ大会会場に設置される仮設トイレにおいても、子ども連れで使用することなども考慮したものが望まれています。
■従来の仮設トイレに対する不満を解消する、女性や子どもにやさしい仮設トイレを実現
「おりひめトイレ」は、仙台市とTOTOと積水ハウスが、震災の教訓を生かして共同開発した移動式仮設トイレです。積水ハウスの女性従業員の他に、仙台市内の女性デザイナーも開発メンバーに加わり、女性らしい優しい曲面の外観と清潔で美しい内装デザインを採用。また、安全、安心、快適に利用できるよう、照明や防犯ベルの設置に加え、ゆとりがある室内にベビーチェア、荷物置き等を機能的に配置しました。ドアを開けた際にトイレの中が丸見えにならないような配慮も施し、使い勝手についてはTOTOの施設で空間検証を行いました。
■すでに約5,700名以上が利用、その声を基に仕様の見直しも実施
「おりひめトイレ」は、当社建設現場に設置し、女性技術者やご来場いただくお客様が利用しています。 2015年3月には、仙台市で開催された国際的な防災戦略を策定する「第3回国連防災世界会議」会場に設置し、世界中から訪れた出席者に紹介しました。また、仙台国際ハーフマラソン、佐賀唐津くんち等、全国のイベント会場にも設置し、約5,700名以上の方にご利用頂いております。利用者アンケートも実施し、頂いたご意見を基に、仕様の見直しも実施しました。
今後も、「おりひめトイレ」のコンセプトの発信や普及を通じて、誰もが暮らしやすい社会づくりに貢献します。
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
メディアユーザーログイン既に登録済みの方はこちら
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。
すべての画像