アルパカ、英国の証券フィンテック企業WealthKernelの買収契約に合意
英国と欧州を加えてグローバルな証券業ライセンス体制を強化し、ヨーロッパ市場への本格進出へ

株式、ETF、オプション、債券、暗号資産などの取引に対応した業務基盤を開発・提供し、日本、米国、バハマにおいて証券ライセンスを保有するフィンテック企業の米AlpacaDB Inc.およびそのグループ企業(以下「アルパカ社」という。)は、英国およびEU域内で証券ライセンスを保有するフィンテック企業のWealthKernelの買収に合意したことを発表しました。アルパカ社は、世界40カ国・200社以上の金融機関に対して、自社開発のAPIおよび証券インフラを提供しており、さまざまな金融商品の執行・クリアリング・カストディ業務も担っています。今回アルパカ社が買収を発表したWealthKernelは、欧州を中心に、投資・貯蓄サービスを展開する金融機関向けに、規制対応済みの資産運用インフラを提供しており、モダンなテクノロジーとコンプライアンス対応で高い評価を得ています。
アルパカ社は、日本人共同創業者の横川毅と原田均が米国カリフォルニアで創業したフィンテック企業です。これまでも、欧州の複数の金融機関に対しサービス提供をしてきましたが、本買収により、英国およびEU域内でも現地ライセンスを保有する証券会社となり、グローバルなサービス提供体制をさらに強化することができます。また、WealthKernelは、英国における非課税投資口座(ISA)や個人年金口座(SIPPs)を含む、欧州特有の投資サービスに対応した資産運用インフラを提供しており、これらを取り込むことで、アルパカ社の製品ラインナップと技術基盤をより拡充することができます。今後は、各地域特有のニーズに応じたより幅広い投資サービスの提供を通じて、多様な顧客層へのサポートをさらに強化していきます。
今回の買収は、2025年4月に発表した約74億円のシリーズC資金調達、2025年5月に本格開始したSBI証券への米国株式の執行サービスの提供と合わせ、アルパカ社のグローバル展開の加速と、業界内における存在感の強化を象徴するマイルストーンとなります。
アルパカ社共同創業者兼CEOの横川毅は、次のようにコメントしています。「WealthKernelは、英国およびEUにおいて、複数の金融機関との連携を通じて高い評価と信頼を築いてきました。今回の買収により、アルパカ社は英国およびEU市場により本格的に進出し、各国の規制に準拠した形で、国境を越えた投資サービスの提供を進める金融機関へのサポート体制を一層強化してまいります。」
アルパカ社は、「Open financial services to everyone on the planet(地球上のすべての人に金融サービスを開放する)」というミッションのもと、今後も先進的なテクノロジーとワンストップの証券関連サービスの提供を通じて、世界中の金融機関・投資家のニーズに応えてまいります。
アルパカ社について
アルパカ社は、米国や日本など複数国で証券会社登録を有し、株式、ETF、債券、オプション、暗号資産の取引のための証券業務基盤を開発提供するフィンテック企業です。世界40カ国・200社以上の金融機関にサービスを提供し、600万以上の証券口座を支えています。アルパカ社はこれまでに、Portage Ventures、Spark Capital、Tribe Capital、Social Leverage、Horizons Ventures、Unbound、SBIグループ、Derayah Financial、Y Combinatorといった世界の業界トップクラスの投資家から、1.7億ドル(243億円超)の資金を調達しています。
なお、テクノロジーと関連するサービスは AlpacaDB, Inc.( https://alpaca.markets/ )、米国の証券取引サービスはFINRA/SIPC会員のAlpaca Securities LLC、日本国内の証券取引サービスは、第一種金融商品取引業と投資助言・代理業の登録を受けているAlpacaJapan株式会社( 関東財務局長(金商)第3024号、加入協会: 日本証券業協会/一般社団法人日本投資顧問業協会https://alpaca.markets/jp/ )が提供しています。
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