世界有数のデジタルコンテンツカンパニーゲッティイメージズ生成AI活用指針をまとめたレポート「AI時代の信頼構築」を発表

「消費者の9割がAI画像の透明性を求めている」

世界有数のビジュアルコンテンツクリエーターでありマーケットプレイスである Getty Images (本社:米国・シアトル、以下ゲッティイメージズ)は、レポート 「AI時代の信頼構築」(英語タイトル:”Building Trust in the Age of AI”)を発表しました。この画期的な調査は、マーケティングおよびコミュニケーション戦略におけるAI生成コンテンツの統合について、データに基づいたインサイトを提供することで、マーケターおよびコミュニケーションの専門家を後押しすることを目的としています。

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<レポートのポイント>

・ 人々は騙された、嘘をつかれたと感じたくない - 98%の消費者が、「本物」の画像や映像は、信頼を確立する上で極めて重要であることに同意している。

・ 医療・医薬品、金融サービス、旅行など、消費者の信頼が高い業界では、透明性がますます求められている。

・ 人々は、AIが生成したビジュアルを使って人物や製品を作り出しているブランドに対して、あまり好感を抱いていない。


当社の最先端のビジュアル&クリエイティブ・インテリジェンス・プラットフォームであるVisualGPSに基づいた本レポートは、世界25カ国、成人7,500人以上の視点から作成されています。このレポートは、広告におけるAI生成コンテンツに対する消費者の態度、ブランドの信頼感への影響、そして、人間によって撮影されたかAIによって生成されたかにかかわらず、卓越したビジュアルコンテンツを区別する重要な要因に関する貴重なインサイトを提供しています。


このレポートの核心をつく調査結果の1つは、AI で生成された画像を使用するブランドとの消費者の関わりにおいて、真正性と信頼性が非常に重要であるということであり、世界中の消費者のほぼ 90% が、画像が AI を使用して作成されたかどうかを知りたいと考えています。このような真正性は、ブランドがAI生成画像を現在のワークフローにどのように組み込むかを熟慮することの重要性を強調しています。


ゲッティイメージズ クリエイティブコンテンツ部シニアバイスプレジデント レベッカ・スウィフト博士 コメント

「あらゆる業界の企業が、『生成AIコンテンツを活用すべきか、そうであればどのように関わるべきか』を模索しています。成功する広告は常に、非常にクリエイティブで本物のビジュアルストーリーテリングに根ざしています。そしてこのことは、ブランドが人間の撮影したコンテンツとAIが生成したコンテンツのどちらを選ぶかにかかわらず、常に真実です。私たちのレポートは、誇大広告を越えて、見る人の期待を深く理解し、適切なチャネルで適切なコンテンツで語りかけ、消費者の信頼を築き、意味のある行動を促すことを望むブランドにとって、羅針盤の役割を果たします」


ゲッティイメージズのレポート「AI時代の信頼構築」(英語タイトル:”Building Trust in the Age of AI”)は、ブランドのプロフェッショナルやビジネスリーダーがAIによるコンテンツ制作を活用する際に役立つよう、次のような重要な事項を概説しています。


・ AIはキャンペーンに適したツールか?    

キャンペーンの核となるメッセージに立ち返り、どの種類の画像(生成AI画像、UGC、プリショット)が、フォーマット(画像または映像)を含めて、その目的に合致しているかを慎重に評価します。このレポートでは、98%の消費者が、「本物」の画像や映像は、信頼を確立する上で極めて重要であることに同意していることが明らかにされており、信頼感の醸成が重要な目的である場合、プレショットコンテンツの方が消費者を惹きつける上でより良いパフォーマンスを発揮する可能性があることを示しています。


VisualGPSはまた、ヘルスケア/製薬、金融サービス、旅行など高いレベルの信頼と期待が寄せられている業界については、透明性がますます期待されているため、コンテンツの種類に対する丁寧なアプローチが消費者との関係を守ることになることも明らかにしました。  


・ AIはツールであり、創造性の代替物ではない

非常にコンセプチュアルなイメージの出力を促すことから、人間が撮影したビジュアルでキャンペーン全体をゼロから作り上げることまで、クリエイティビティは消費者とつながるために不可欠であることに変わりはありません。特に不信感とビジュアルの彩度が高まる中で生成AIツールは、過去にアクセスすることしかできず、現在や未来に反応することはできません。人間の創造性は、そのつながりを築く上で最も重要であり続けます。


・ 真正性と透明性を重視する    

VisualGPS調査によると、人々は「真正」を「リアル」または「本物」、次いで「真実」と定義しており、87%は画像が本物であることを重要視しています。また、この調査では、AIが生成した人間以外の被写体の描写は、AIが生成した人物や実際の製品をフィーチャーした画像よりも誤解を招きにくいと認識されていることも明らかになれば。真正性であることがキャンペーンの焦点である場合、オーディエンスとつながるために高品質のプレショット画像や映像の使用を検討してください。AIが生成したコンテンツを使用する場合、特に人物をフィーチャーする場合は、そのコンテンツにラベリングすることを検討し、オーディエンスに透明性を感じさせるようにします。


・ 潜在的リスクからの保護

多くのツールがあなたのクリエイティビティを刺激する一方で、より安全なツールもあります。生成AI by Getty Imagesは、ゲッティイメージズのクリエイティブライブラリーから許諾を得たコンテンツのみを使用してトレーニングされており、100%商用的に安全に使用することができ、すべての画像に補償を付帯するため、法的リスクの心配なく、自信を持って作成し、販売することができます。


 ゲッティイメージズのVisualGPSレポート「AI時代の信頼構築」全文にアクセスするには、下記リンクよりご覧ください。

http://reports.gettyimages.com/VisualGPS-ai%E6%99%82%E4%BB%A3%E3%81%AE%E4%BF%A1%E9%A0%BC%E6%A7%8B%E7%AF%89.pdf


調査概要

ゲッティイメージズのVisualGPSレポートは、60人以上のビジュアルコンテンツと広告の専門家による分析、文化的なインサイト、ゲッティイメージズとiStockが独自に開発した検索とダウンロードトレンド(毎年28億回以上の検索)、調査会社MarketCastに委託した250以上のトピックを網羅する複数の消費者調査を過去5年間一貫して組み合わせた厳格な手法に裏打ちされた、比類のないビジュアルとクリエイティブのインテリジェンスを提供します。

調査期間:2023年4月3日〜5月2日および8月19日〜9月28日

調査対象:オーストラリア、ブラジル、フランス、ドイツ、イタリア、日本、スペイン、シンガポール、英国、米国など25カ国の18歳以上7500名


▼ゲッティイメージズクリエイティブ専門チームCreative Insights マネージャー 遠藤由理 プロフィール 


10代後半からアメリカ、スペイン、チェコ、韓国で過ごす。

映画制作とデジタルメディアデザインに重点を置いたビジュアルメディアの学歴を持ち、国際映画や日本映画のプロモーション、セールス、買収、配給などの仕事に従事。 2016年からはiStockのクリエイティブチームのメンバーとして、世界中のクリエイティブプロフェッショナルによる利用データ分析と外部データや事例を調査し、来るニーズの見識を基にCreative Insight(広告ビジュアルにおける動向調査レポート)を発信。意欲的な写真家、ビデオグラファー、イラストレーターをサポートし、インスピレーションに満ちたイメージ作りを目指している。


▼ゲッティイメージズとは

ゲッティイメージズは、世界有数のビジュアルコンテンツクリエイターおよびマーケットプレイスとして、世界中のあらゆるニーズに応じた幅広いコンテンツソリューションを提供しています。ゲッティイメージズ、iStock、Unsplashのブランド、ウェブサイト、APIは、世界最高のフォトグラファーとビデオグラファーによる力強いビジュアルコンテンツを検索、購入、共有するための第一拠点として、世界各国のお客様に利用されています。56万4千人以上のコントリビューターと320以上のコンテンツパートナーと共にパワフルでインクルーシブなコンテンツを配信。毎年16万件以上のニュース、スポーツ、エンターテイメントイベントをカバーし、類を見ないほどの豊富な報道を提供しています。また、ゲッティイメージズは世界最大かつ最高レベルの民間所有アーカイブ写真を保持しており、写真創世記にさかのぼる画像の数は数百万枚にわたります。

 ゲッティイメージズは、最⾼品質クリエイティブライブラリーとカスタムコンテンツソリューションを通じて、お客様の創造性を⾼め、エンドツーエンドのクリエイティブプロセス全体を⽀援、あらゆるニーズに適したビジュアルを提供します。ゲッティイメージズと iStockの顧客は、許可されたコンテンツと無制限の補償、永続的かつ世界的な使⽤権に基づいてトレーニングされた⽣成 AI 技術とツールの採⽤・配給により、テキストから画像を⽣成しアイデアを練り、商⽤的に安全で魅⼒的なビジュアルを作成することができます。
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URL
https://www.istockphoto.com/jp
業種
情報通信
本社所在地
東京都渋谷区神宮前1-3-12 ジブラルタ生命原宿ビル2F
電話番号
-
代表者名
シャーリー・マコーム
上場
海外市場
資本金
1000万円
設立
1997年10月