Armベースのサーバーを認証する「Arm ServerReady」プログラムを発表
※本資料は英Armが2018年10月16日に発表したニュースの抄訳です。
英Arm(本社:英国ケンブリッジ、日本法人:神奈川県横浜市、以下Arm)は、Armベースのサーバー・システムを認証するプログラム「Arm ServerReady」を発表しました。これにより、サーバー・パートナーは今後、箱から出した状態の新しいシステムをそのまま導入し、自社で選んだOSやアプリケーションとシンプルに統合できるようになります。
これを実現するにあたり、Armのサーバー・エコシステムは、最低限の基準セットを策定・遵守する必要がありました。モバイル市場とは異なり、サーバー/インフラストラクチャ市場の場合、すべてのプラットフォームのOSを修正することは許容できないため、これは特に重要です。こうした基準を設けることで、複数の製品間で互換性が得られるだけでなく、個々のパートナーは、この枠組みの中でイノベーションや差別化を実現できます。
Armは近年、シリコン・プロバイダー、独立系ファームウェア・ベンダー、OS/ハイパーバイザ・ベンダー、OEM、ODM、独立系ハードウェア・ベンダー、クラウド・インフラストラクチャ・プロバイダーなど、インフラストラクチャのサプライチェーン全体との協業を推進しています。そして、Server Base System Architecture(SBSA)仕様で最小限のハードウェア要件と、Server Base Boot Requirements(SBBR)仕様で最小限のファームウェア要件を共同で定義しています。可能な限り業界基準を活用しながら相互運用性を実現するため、Armの新たな仕様を策定しています。
検証なくして仕様なし
Armは、「検証なくして仕様なし」という言葉を理念としています。これを実現するのが、Armのさまざまなコンプライアンスプログラムであり、開発者は自社のハードウェアをArmのアーキテクチャ仕様に完全準拠できます。同じ理念に基づき、Armは、SBSAとSBBRの検証用にArchitecture Compliance Suite (*1)(ACS)を策定しました。
*1) https://developer.arm.com/products/architecture/platform-design/server-and-infrastructure
Armベース・インフラストラクチャ向けのNeoverse (*2) のローンチの一環として、Armはこのたび、Armのサーバー・システムを導入いただくための認証プログラム「Arm ServerReady」を発表します。「Arm ServerReady」プログラムでは、ベンダー自身もしくはArmのサポートチームのヘルプによる、標準OSの起動とACSの実行が対象となります。ACSに合格したサーバーには、「Arm ServerReady」証明書が与えられます。
*2) https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000035.000022759.html
「Arm ServerReady」のバージョン1.0は、ACSのバージョン1.6を利用します。これは、SBSAのバージョン3.1とSBBRのバージョン1.0への準拠を試験するものです。
一方で、SBSAをバージョン5.0、SBBRをバージョン1.1へと移行させるべく、Armはパートナー各社と協業しています。このほか、Armは最新のServer Base Manageability Guide(SBMG)仕様策定にも取り組んでいます。「Arm ServerReady」プログラムの将来のバージョンでは、将来のサーバー・システム向けにこれらの新たな規格を活用する予定です。
「Arm ServerReady」対応パートナー
Armは本日、シリコン・ベンダーのAmpere、HXT、Marvell、Qualcommと、ODMのFemrice、Gigabyte、UITのシステムが「Arm ServerReady」バージョン1.0の証明書を取得したこともお知らせします。
Armについて
Armのテクノロジーは、コンピューティングとコネクティビティの革命の中心として、人々の暮らしや企業経営のあり方に変革を及ぼしています。そのエネルギー効率に優れた高度なプロセッサ設計は、1,250億個以上のチップを通してインテリジェントなコンピューティングを実現してきました。Armのテクノロジーは各種センサーからスマートフォン、スーパーコンピュータまで、さまざまな製品をセキュアにサポートしており、世界人口の70%以上に使用されています。さらに、このテクノロジーにIoTソフトウェアやデバイス管理プラットフォームを組み合わせ、顧客がコネクテッドデバイスからビジネス価値を生み出すことを可能にしています。Armは現在1,000社以上のテクノロジーパートナーとともに、チップからクラウドまで、演算が行われるあらゆる分野における設計、セキュリティ、管理を支える技術の最先端を担っています。
全ての情報は現状のまま提供されており、内容について表明および保証を行うものではありません。本資料は、内容を改変せず、出典を明記した上で自由に共有いただけます。ArmはArm Limited(またはその子会社)の登録商標です。その他のブランドあるいは製品名は全て、それぞれのホールダーの所有物です。© 1995-2018 Arm Group.
英Arm(本社:英国ケンブリッジ、日本法人:神奈川県横浜市、以下Arm)は、Armベースのサーバー・システムを認証するプログラム「Arm ServerReady」を発表しました。これにより、サーバー・パートナーは今後、箱から出した状態の新しいシステムをそのまま導入し、自社で選んだOSやアプリケーションとシンプルに統合できるようになります。
これを実現するにあたり、Armのサーバー・エコシステムは、最低限の基準セットを策定・遵守する必要がありました。モバイル市場とは異なり、サーバー/インフラストラクチャ市場の場合、すべてのプラットフォームのOSを修正することは許容できないため、これは特に重要です。こうした基準を設けることで、複数の製品間で互換性が得られるだけでなく、個々のパートナーは、この枠組みの中でイノベーションや差別化を実現できます。
Armは近年、シリコン・プロバイダー、独立系ファームウェア・ベンダー、OS/ハイパーバイザ・ベンダー、OEM、ODM、独立系ハードウェア・ベンダー、クラウド・インフラストラクチャ・プロバイダーなど、インフラストラクチャのサプライチェーン全体との協業を推進しています。そして、Server Base System Architecture(SBSA)仕様で最小限のハードウェア要件と、Server Base Boot Requirements(SBBR)仕様で最小限のファームウェア要件を共同で定義しています。可能な限り業界基準を活用しながら相互運用性を実現するため、Armの新たな仕様を策定しています。
検証なくして仕様なし
Armは、「検証なくして仕様なし」という言葉を理念としています。これを実現するのが、Armのさまざまなコンプライアンスプログラムであり、開発者は自社のハードウェアをArmのアーキテクチャ仕様に完全準拠できます。同じ理念に基づき、Armは、SBSAとSBBRの検証用にArchitecture Compliance Suite (*1)(ACS)を策定しました。
*1) https://developer.arm.com/products/architecture/platform-design/server-and-infrastructure
Armベース・インフラストラクチャ向けのNeoverse (*2) のローンチの一環として、Armはこのたび、Armのサーバー・システムを導入いただくための認証プログラム「Arm ServerReady」を発表します。「Arm ServerReady」プログラムでは、ベンダー自身もしくはArmのサポートチームのヘルプによる、標準OSの起動とACSの実行が対象となります。ACSに合格したサーバーには、「Arm ServerReady」証明書が与えられます。
*2) https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000035.000022759.html
「Arm ServerReady」のバージョン1.0は、ACSのバージョン1.6を利用します。これは、SBSAのバージョン3.1とSBBRのバージョン1.0への準拠を試験するものです。
一方で、SBSAをバージョン5.0、SBBRをバージョン1.1へと移行させるべく、Armはパートナー各社と協業しています。このほか、Armは最新のServer Base Manageability Guide(SBMG)仕様策定にも取り組んでいます。「Arm ServerReady」プログラムの将来のバージョンでは、将来のサーバー・システム向けにこれらの新たな規格を活用する予定です。
「Arm ServerReady」対応パートナー
Armは本日、シリコン・ベンダーのAmpere、HXT、Marvell、Qualcommと、ODMのFemrice、Gigabyte、UITのシステムが「Arm ServerReady」バージョン1.0の証明書を取得したこともお知らせします。
Armについて
Armのテクノロジーは、コンピューティングとコネクティビティの革命の中心として、人々の暮らしや企業経営のあり方に変革を及ぼしています。そのエネルギー効率に優れた高度なプロセッサ設計は、1,250億個以上のチップを通してインテリジェントなコンピューティングを実現してきました。Armのテクノロジーは各種センサーからスマートフォン、スーパーコンピュータまで、さまざまな製品をセキュアにサポートしており、世界人口の70%以上に使用されています。さらに、このテクノロジーにIoTソフトウェアやデバイス管理プラットフォームを組み合わせ、顧客がコネクテッドデバイスからビジネス価値を生み出すことを可能にしています。Armは現在1,000社以上のテクノロジーパートナーとともに、チップからクラウドまで、演算が行われるあらゆる分野における設計、セキュリティ、管理を支える技術の最先端を担っています。
全ての情報は現状のまま提供されており、内容について表明および保証を行うものではありません。本資料は、内容を改変せず、出典を明記した上で自由に共有いただけます。ArmはArm Limited(またはその子会社)の登録商標です。その他のブランドあるいは製品名は全て、それぞれのホールダーの所有物です。© 1995-2018 Arm Group.
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