医療DXに取り組むファストドクター、在宅医療を担う医療機関向けに、新サービスを提供開始
■医療機関向け支援「ファストドクターfor Medical」とは
高齢化先進国の我が国では、在宅医療のニーズは年々高まっており、24時間体制での在宅医療への協力が、全国のかかりつけ医に求められています。一方、2017年に日本医師会が全国の診療所の開設者に向けて行った調査では、「在宅医療を実施する上で特に大変なこと」として、73.5%の医師が「24時間の往診体制をとることが負担」と回答していました。一人開業医が多く、医師の高齢化も進んでいる我が国においては、かかりつけ医の負担に配慮しながら、在宅医療の24時間体制を構築する方法を検討していかなくてはいけません。
ファストドクターは、在宅医療を担う医療機関の安定的な24時間体制を支援するため、夜間・休日といった負担の大きい時間帯を対象に、往診や看取り代行により医療機関を支援するサービスです。2022年現在で、年間5,000件を超えるご依頼に対応しています。
医療機関の主なメリット
①在宅医療への参入の容易化
日中の診療はかかりつけ医が担い、夜間・休日の時間外の対応はファストドクターが代行することにより、医療機関は、負担感なく24時間365日体制を整えることができるようになります。
②コストの削減
医療機関が、24時間体制を複数の医師によって構築しようとしたとき、医師、看護師、運転手といった人材の確保が必要になります。「ファストドクターfor Medical」を活用すると、かかる人件費を大きく抑えることができます。さらに、そうした人件費に加えて、人材採用においては、採用・教育・人材管理にかかる見えないコストも発生することになります。業務のアウトソースにより、そうしたインフォーマルコストを抑える効果も期待できます。
■「クリニックポータル」の特長
患者情報の一括管理
・患者の主病名、内服薬、治療経過のショートサマリ、ACPの内容等の診療情報をクリニックポータル上で一括管理が可能になりました。依頼案件の進捗ステータスを可視化
・依頼案件の進捗状況がリアルタイムで確認できるようになり、対応終了後も速やかに報告書が閲覧できるようになりました。死亡診断書・死体検案書の作成補助
・死亡診断書・死体検案書が必要となる案件について、代診医に細かく指示が出せるサポート機能を搭載しました。勤怠実績の確認
・ファストドクターの紹介により勤務した医師や運転手等の勤怠情報について閲覧できるようになりました。月次で一括ダウンロードする機能等も搭載し、医療機関側での労務管理にもお役立ていただけます。
■今後の展望
ファストドクターは地域のかかりつけ医との分業と連携を通じて、持続可能な地域医療の実現を目指しています。「ファストドクターfor Medical」を通じて、地域のかかりつけ医機能の強化を推進していきます。
※医療相談を含む医療行為はファストドクターが提携する医療機関所属の医師によって行われ、 ファストドクターが医療行為を行うものではありません。
ファストドクター株式会社
ファストドクター株式会社は、患者さんと医療機関をつなぐ時間外救急プラットフォーム「ファストドクター」を提供しています。2040年に向けて高齢者人口が増加する都市部(東京・神奈川・千葉・埼玉・大阪・兵庫・京都・奈良)を中心に、26の地方公共団体と公式に連携しながら、年間25万件の救急相談を受付、救急オンライン診療・救急往診といった、自宅に居ながら安心して診療が受けられる環境を実現し、通院が難しい患者さんの救急受診を支援してまいります。さらに、地域の医療機関との連携で、時間外のかかりつけ医機能の強化や、患者さんのかかり方の適正化を推進してまいります。
所在地:〒108-0014 東京都港区芝4丁目5-10 EDGE芝四丁目ビル3F
設立:2016年8月
代表者:菊池 亮(医師)・水野 敬志
URL:https://www.fastdoctor.co.jp/
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