VUILDが手がけた「学ぶ、学び舎」が、世界3大デザイン賞「iF DESIGN AWARD」の最高賞である「iFゴールドアワード」を受賞
VUILD's “The Learning Architecture for Learners” has won the prestigious IF Design Gold Award.

VUILD株式会社(本社:川崎市/社長:秋吉浩気)は、国際的に権威のあるデザイン賞「iF DESIGN AWARD 2024(アイエフ デザイン アワード2025)」において、当社が手がけた「学ぶ、学び舎(The Learning Architecture for Learners)」が最高賞である「iF DESIGN AWARD Gold(アイエフ デザイン アワード ゴールド)」を受賞したことをお知らせいたします。
「iF DESIGN AWARD」は、ドイツのiF International Forum Design GmbH(アイエフ インターナショナル フォーラム デザイン)によって1954年に設立されて以来、国際的に権威あるデザイン賞として広く認知されています。最高賞である「iF Gold Award」には、世界66の国と地域から寄せられた約11,000件の応募デザインのうち、わずか75件が選出されました。なかでも建築作品での受賞は3作品のみで、そのひとつとして「学ぶ、学び舎」が選ばれました。
なお、この度の受賞について、2025年4月29日(火)にドイツ・ベルリンで開催された授賞式にVUILD代表・秋吉が出席し、トロフィーが授与されました。

⚫︎審査員評価コメント
「学ぶ、学び舎」は、コンクリートと木材を組み合わせ、交流を自然に生むダイナミックな空間を作り出している驚くほど革新的な作品だ。屋根の構造は歩行可能な形状となっており、身近な素材を使って示唆に富んだ新しいものを作ることの重要性を讃えている。息をのむような美しさ!
<原文>
The Learning Architecture for Learners pavilion is stunningly innovative. It combines concrete and wood to create a dynamic space that positively invites interaction. The walkable terrain of the roof structure celebrates the importance of using familiar materials to create something thought-provoking and new. Breathtaking!
出典: https://ifdesign.com/en/winner-ranking/project/the-learning-architecture-for-learners/705083
⚫︎iF Trend Report「HUMAN DIGITALITYHuman-Machine-Teamplay | Playfulness」より(抜粋)
完成形、そして計画を持たない建築というアイデアは、単に建物を完成させるのが目的ではなく、必要に応じて変化・進化していく場を提供することにある。この場所は、建築そのものが学習の対象となるように設計されており、学習者が自らの環境を創造し、改善していくプロセスを体験できるようになっている。そのため、建築そのものが「遊び」のコンセプトに基づいており、予測不可能な変化を可能にする柔軟性を持っている。教育とは、知識の伝達にとどまらず、創造的な思考と実践を通じて、より豊かな未来を築いていくための手段と捉えられている。
<原文>
The idea of “architecture without planning and without completion” is not simply to complete a building, but to provide a place that changes and evolves as needed. This place is designed so that the architecture itself becomes an object of learning, allowing learners to experience the process of creating and improving their own environment. Therefore, the architecture itself is based on the concept of “play” and is flexible enough to allow unpredictable changes. Education is seen as a means to build a richer future through creative thinking and practice, rather than just the transmission of knowledge.
⚫︎受賞作品について
作品名:「学ぶ、学び舎(まなぶ、まなびや)」東京学芸大学EXPG棟
英名:The Learning Architecture for Learners
施設所在地:東京都小金井市貫井北町4-1-1
クライアント:MISTLETOE JAPAN inc.
概要:次世代の学びを探求するプロジェクトとして建設された教育インキュベーション施設。CNC加工された葉脈状梁やパネルをコンクリートの型枠として使用し、仕上げを兼ねた「打ち込み型枠」として残す。これを主要構造体として機能させ、建築として使用した前例のない構造物である。建物内にはこの型枠を加工したCNC加工機が設置され、先端製造技術を誰でも体験することができる開放的な施設として活用されており、 必要な空間や場を、利用者が都度拡張していくというオープンエンドな建築となっている。
<クレジット>
建築設計:VUILD(担当/秋吉浩気 中澤宏行 篠原岳(元所員) 伊勢坊健太 高野和哉(元所員))
構造設計:佐藤淳構造設計事務所(担当/佐藤淳 本田幾久世(元所員) 末廣康介 下田悠太)
環境設備:Arup(担当/菅健太郎 大江晴天(元所員) 土井豊希)
照明:TILe(担当/岩壁泰良)
監理:VUILD(担当/秋吉浩気 中澤宏行 篠原岳(元所員) 伊勢坊健太)
施工:アトリエ海 (担当/佐々木君吉 田中岳(鉄建建設より出向))
木材加工:VUILD ( 担当/花田康史 小西陽二 野田慎治(元所員))
生産設計アドバイス:ヴィック(担当/渡辺 健児 石原隆裕)
電気:大東電設(担当/片岡雅生)
⚫︎iF DESIGN AWARD(アイエフ デザイン アワード)について
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