社会課題の解決と持続的な経営の両立を目指すゼブラ企業を支援するZebras and Companyに出資

一般財団法人社会変革推進財団(理事長:大野修一、所在地:東京都港区、以下SIIF)は、社会課題の解決と企業成長の両立を目指すゼブラ企業※1を支援する株式会社Zebras & Company(本社:東京都港区、代表取締役:阿座上陽平、陶山祐司、田淵良敬、以下Z&C)に出資を行いました。


出資先Z&Cは、ゼブラ企業のグローバルコミュニティであるZebras Uniteの東京チャプターであるTokyo Zebras
Uniteを2019年より運営し、「ゼブラ企業」という考え方の啓蒙、浸透を行なってきた阿座上氏、陶山氏、田淵氏が共同で創設したゼブラ支援に特化した新会社になります。今回の会社設立およびSIIFを含めた投資家からの資金調達を実施することにより、啓蒙だけではなく、実事業を行なっている多くのゼブラ企業への投資や経営支援、行政・金融機関との連携を実行し、社会課題解決と持続的な経営方法の社会実装を目指します。

大手金融機関等がインパクト投資に取り組み始めることにより、インパクト投資の規模が拡大している一方で、既存の金融セクターにおけるインパクト投資の範囲では、投資効率の観点から投資対象とならない社会的企業が存在し、ゼブラ企業はその一つとして注目を集めています。世界的にも、 IPO や M&A を必ずしもエグジットの方法としない未上場株への投資手法が広まりつつあります。ゼブラ企業には既存の金融システムでは手当てできない資金・成長支援のニーズがあり、まだ適切な資金提供・経営伴走支援の仕組みや実践が確立されていません。

SIIFはこれまでにも、事業テーマの一つとして「オルタナティブ」を掲げ、社会的企業が必要としている新しい金融資本のあり方や支援方法についての研究開発を進めてまいりました。今回の出資においても、出資を通じZ&Cと協働することで、ゼブラ企業を対象とした経営ノウハウや投資スキームの知見化・創出を推し進めます。具体的には「プロフィットシェア型資金調達」や「Exit to Community(E2C)」など、ゼブラ企業に関連して実践化が進みつつある周辺のコンセプトや手法についても研究を行い、ゼブラ企業を始めとするIPOやM&Aを必ずしも志向しない「オルタナティブ」な社会的企業における仕組みづくりに取り組んでまいります。

 【SIIF専務理事 青柳光昌のコメント】
「ゼブラ企業」という企業経営のコンセプトが注目されつつある中で、私たちはZ&Cと協働し、「ゼブラ企業」に必要な金融資本のあり方や支援方法についてのリサーチと検証を進めることで、社会的企業に対する資金の流れを生み出すきっかけ作りを目指します。

【株式会社Zebras and Company共同創業者/共同代表取締役 田淵良敬氏のコメント】ファンドのように期限内でのイグジット(保有する株式の売却)をゴールとしない長期的な投資という我々のコンセプトを理解してくれる投資家から資金を集めることが鍵でした。コンセプトを共にするSIIFからの出資により、ゼブラ企業が成長できる社会、さらにはSIIFが事業テーマとして掲げる「オルタナティブ」な仕組みづくりへの一歩を踏み出すことができます。ここから始まる2社の旅路を楽しみにしております。

社会変革推進財団(SIIF)について   https://siif.or.jp/
社会課題の解決と多様な価値創造が自律的・持続的に起こる社会を目指し、自助・公助・共助の枠組みを超えた社会的・経済的資源循環のエコシステムの実現を目指します。ソーシャル・インパクト・ボンドをはじめとするインパクト投資のモデル開発や実践、普及のための環境整備、調査研究・政策提言に取り組んでいます。
SIIFは日本財団から助成を受けこれらの活動を行っています。

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会社概要

URL
https://www.siif.or.jp/
業種
財団法人・社団法人・宗教法人
本社所在地
東京都港区赤坂1-11-28 6F
電話番号
03-6229-2622
代表者名
大野修一
上場
未上場
資本金
-
設立
2000年09月