「白米を買いだめ」は全体の約5.8%|白米の価格と供給状態に関するアンケート
アントプロダクション株式会社が運営する保険の無料相談サービス「グッドカミング」は、生活に直結する主食である白米の価格高騰や現在の供給状況について、アンケートによる独自調査・集計を実施しました。
2024年8月以降、日本全国で白米の価格上昇と品薄状態が続いています。
農林水産省の発表によると、2024年8月の米相対取引価格は去年の同月と比較すると17%上昇。
平成18年の調査開始以来、8月としては最も高い価格となりました。
参考:令和5年産米の相対取引価格・数量について(令和6年8月)|農林水産省
品薄の背景には猛暑による不作や外国人旅行者による消費量の増加に加え、南海トラフ地震の臨時情報によるパニック買いが背景にあり、多くの消費者が影響を受けています。
消費者の購買行動や意識の変化を調査するため、「グッドカミング」(https://goodcoming.jp/)は日本在住の男女400人を対象にアンケートを実施。
調査結果から、多くの人々が米不足や価格上昇に困惑しながら、様々な対策を講じている現状が明らかになりました。
◆調査概要
概要:白米の供給状況に関するアンケート
有効回答数:400人
調査対象:日本在住の男女
調査実施日:2024/9/11~2024/9/12
調査方法:インターネットによる任意調査
白米を買えない経験があった層は全体の41%
アンケートに回答した400名に対して、白米の入手状況について質問しました。
問題なく入手出来ていた層は「十分にある」22.0%(88人) 、「当面は問題ない」47.0%(188人)と合計で69%。
※既に備蓄がある、普段からあまり白米を食べない層も含む
「買えなかったが、今は買えている」17.5%(70人)、「買えていない」13.5%(54人)と回答したのは、残りの41%でした。
入手に困る方が多かったのは、やはり人口の多い関東・近畿。それぞれの居住地の総数のうち、関東は約16.9%(23人)、近畿は約15.4%(13人)が「買えていない」と回答しています。
また、特筆して「買えなかった」とした回答者が多かったのは北海道。
回答者が少ないため偏りがあると考えられますが、約27.3%(6人)が白米を購入できていない状況です。
買いだめを実行した層は約5.8%のみ
品薄がニュース等で連日報じられ、買いだめも行われたという白米。
今回のアンケート回答者のうち、実際に買いだめを行なったのは約5.8%(23人)にとどまりました。
「したかったができなかった」層が11.0%(44人)と実際に買いだめをした数よりも多く存在するため、買いだめに成功した層はかなり少数派と言えそうです。
白米は生鮮食品のため精米された後は1~2ヶ月以内で鮮度が落ちると言われます。
新米をおいしく食べるためにも、備蓄を控えたご家庭も多いのではないでしょうか。
白米の買いだめ以外の対応(複数回答可)
対応 |
回答者数 |
---|---|
米以外の主食(パスタ、パンなど)を増やした |
133人 |
知り合い・家族の伝手で入手 |
61人 |
冷凍食品やレトルトご飯を代わりに使用 |
52人 |
主食を食べる量を減らした |
43人 |
ネット販売などを利用して入手 |
31人 |
玄米・ジャスミン米など、白米以外の米を食べた |
17人 |
その他 |
18人 |
(n=234)
「白米を買いだめする」以外の対応について質問したところ、234名の回答者が何らかの行動を起こしていました。
最も多かったのは「米以外の主食を増やした」層。パスタやパン、そうめんなどの頻度を増やして米の供給不足を乗り切ったようです。
次いで「知り合い・家族の伝手で米を入手」「冷凍食品やレトルトご飯を使用」も回答者が50人以上いました。
毎日の主食だった米がなくなると物足りなく感じる方も多いはず。
ネット販売は品薄かつ店頭より高価になる傾向があるので、地元の米農家に伝手がある方はそちらを頼るほうが確実ですね。
お米の価格上昇、供給不足についてどう思っているか、一番近い考えを選択する設問をしたところ、「高くなっているが必要なので買う」42.5%(170人)が多数派でした。
「高くなりすぎていて買いづらい」約22.3%(89人)、「価格が落ち着いたら買おうと思う」17.0%(68人)と、現状は買い控えて値下がりを待つ層もかなりの数います。
一方で今回の問題であまり影響を受けていない「米の値段を気にしていなかった」約10.3%(41人)、「元々米をあまり食べない」3.5%(14人)とする回答者もいるようです。
回答者からのフリーコメント(抜粋)
「7月頃から2~3週間に1度のペースで100円ずつ値上げになり、購入を躊躇っていたら8月にスーパーの棚からお米が無くなり焦りました。」
(北海道在住)
「お米の値段が高くなるとお米のありがたさを改めて感じる。子供が好きなものは、カレーだったり、親子丼だったり、米なしには食べれない物ばかり。成長期の子供に沢山食べさせたい。」(四国地方在住)
「5キロで2000円くらいだったお米が3500円になっていて、こんなにも値段が変わるのか!と驚きました。」
(関東地方在住)
「大人は我慢できるが子どもがお米好きで基本的に粉物を食べないのでとても困った。レトルトご飯を代用したが高くついた。」
(近畿地方在住)
「マスコミが米不足を煽りすぎて政府も沈静化に動かないのがおかしい。農家や小売店が味を占めてずっと値段は上がったままで未来永劫下がらないと思う。」
(中部地方在住)
「お米を作る側をしていました。昨年の苗自体があまり実をつけない小ぶりな苗であったため収穫も前年度よりも少ない量でした。そのため今年は米不足高騰が起きたのかと思います。」
(九州地方在住)
「三人家族で常に10キロ程度の備蓄はしているので、困ることはなかった。非常用も含めて常日頃の備蓄が大切だと実感した。」
( 関東地方在住)
「お米の供給が多い地域とそうでない地域、同じ種類のお米の値段が地域によってバラバラなので平均化できないかと感じます。」
(中部地方在住)
まとめ
-
白米が手に入らなかった・または現在も手に入っていない回答者が41%
-
実際に買いだめをしたのは約5.8%、買いだめを試みたができなかった層が11.0%
-
高くなっても米を買う意向の消費者が多数派だが、買い控えも目立つ結果に
今回日本在住の男女400名に対して行ったアンケートでは、全体の4割が白米を手に入れられない経験をしていました。
白米の入手に困っていない方の理由としては「米どころに住んでいる」「米農家に伝手がある」「普段から米屋で購入している」「日ごろから備蓄を持っていた」などがありました。
他の主食に切り替えて対策する層も多くいましたが、子どもがいるご家庭や、お弁当が必要な家族のいる家庭では白米が必要不可欠。
「白米以外の主食を一切食べない幼児がいる」回答者も複数人いました。
10月は新米が本格的に流通を始める季節。需要と供給のバランスが取れた後の白米の販売価格に消費者は注目しています。
アントプロダクション株式会社
Web 制作・プロモーション等を手掛けるアントプロダクション株式会社(本社:大阪府大阪市北区、代表取締役:河村 達也)はSEO・SEMマーケティング、アパレル事業、ネットメディア企画・制作・運営事業、保険事業を手掛けるWebマーケティング企業です。スローガンは「いいもので世界をひっくり返せ。」。アリの巣が由来の企業ロゴには「蟻のように小さくても力強く、一つの目的に向けて頑張れる人」が集まる場所を作りたい想いを込めています。0から作り上げ、時には破壊しながら細部までこだわった「いいもの」を作り、正しく評価しながら人との繋がりを重視する企業風土を築いて「顧客(ステークホルダー)と繋がる企業」「売り上げ100億円」を実現する経営目標を掲げております。
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