RUN.EDGEが、映像とデータで実現する、部活動の未来を守る指導支援サービス「SPO-LOG」始動!
〜教育団体CarryAgeとRTF教育ラボとの共同開発で「映像×スポーツ教育」による安心・安全な指導環境を支援〜
スポーツ分野を中心に映像分析ツールを提供するRUN.EDGE株式会社(本社:東京都港区)と、スポーツ×教育を融合した事業を展開する教育団体CarryAge(本社:東京都豊島区)、教育界の人材育成を中心に活動するRTF教育ラボ(本社:東京都杉並区)は、共同開発による新サービス『SPO-LOG(スポログ)』(https://recoroku.com/spo-log)の提供を開始いたしました。
本サービスは、 RUN.EDGEの映像解析技術と、CarryAgeのスポーツ教育の知見を融合し、地域展開が進む部活動において、安全かつ質の高い指導環境を実現するために、映像技術とデータ分析を活用した画期的なモニタリングシステムです。
今後は、『SPO-LOG』を通じて、子ども達の成長を支える全ての指導者・関係者と心を一つにし、指導の現場に寄り添いながら、「安全」で「質の高い」活動環境づくりに貢献いたします。そして、部活動に関わる全ての人が「愉しさ」や「教育的な価値」を真に実感できる環境を目指します。
また、既存の部活動における教育的意義は継承しつつ、地域スポーツでの映像活用を新たなスタンダードとして全国に広めてまいります。

■SPO-LOG誕生の背景
現在、部活動を取り巻く社会環境は大きな転換期を迎えています。少子化に伴い1校あたりのチーム編成が困難になる競技の継続、また未経験競技の指導や休日の指導負担といった教員の働き方の課題を背景に、文部科学省は「部活動の地域展開」を推進しています。
一方で、部活動の現場では、生徒の安心性及び安全の確保や指導者の質に関する新たな課題も浮上しています。特に、2024年度にはスポーツ指導中の暴力行為に関する相談件数が過去最多を記録するなど、深刻な社会問題として注目されています。そうした中で、「SPO-LOG」は、地域部活動の健全な運営と、関わるすべての人の安心を支えるモニタリングサービスとして誕生しました。

■『SPO-LOG』とは
『SPO-LOG』は、地域展開が進む部活動の現場において、生徒の安心・安全を確保し、指導者や関係者の健全な活動を支えるために開発されたモニタリングサービスです。
部活動に関わる「生徒」「保護者」「指導者」「管理者」など、すべての関係者が適切な情報共有とフィードバックを行える仕組みを提供し、信頼性の高い運営環境の構築を支援します。
主な機能と特長は以下の通りです。
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指導風景を撮影し、専門家が客観的に分析し、生徒の安全性と安心性を担保
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専門家が指導上の改善点と良好点をフィードバックし、指導員の成長を支援
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優良事例を映像ナレッジとして蓄積・共有
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生徒・保護者・指導者に定期アンケートを実施し、主観的な評価も可視化
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映像とアンケートを組み合わせた報告書を作成、育成と標準化を促進
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第三者による相談窓口を常設し、安全で安心できる環境を形成

■導入メリット
① 専門家による的確なフィードバック
撮影された映像に基づいて、専門家が客観的に指導内容を分析し、建設的な改善アドバイスを提供。
これにより指導者は自己の指導を見直す機会を得て、成長に繋げられます。
② 安全な環境の確保
行動が記録されること自体が抑止力となり、暴言・暴力の予防につながります。問題が発生した際も、映像とデータにより早期対応が可能です。
③ 育成・標準化の加速
良い指導例をナレッジ化して地域内で共有することで、経験や環境に依存しない、均質な指導レベルを実現。若手や外部指導者の育成にも有効です。
④ 第三者による監視体制の整備
閉鎖的な部活動の現場に、透明性と信頼性をもたらします。保護者や学校からの安心感も向上します。
⑤ 自治体や教育委員会への導入メリット
人的リソースや資金が限られる中で、映像とアンケートに基づいた運用は、指導者配置の可視化・評価・研修計画にも活用できます。
⑥ 人材不足の課題解決の後押し
地域の優良な指導を蓄積・共有し、指導者専用の相談窓口や定期アンケートで不安を軽減。希望者が安心して活動できる環境を整え、人的不足の解消を後押しします。
■利用者の声
●指導者(中学校運動部)
「いつも通り指導していましたが、専門家が示した映像を確認したところ、頭の中のイメージと、実際に映っていた事実との間に明確なギャップがあり驚きました。その結果、自身の指導に誤りがあったことを認識し、指導方法を見直すきっかけとなり、客観的な事実として映像を用いて確認できることは非常に有益でした。また指導の良い点を承認された事も自信にもつながり、『より良い指導をしたい』という意識向上にもつながっています。」
●保護者
「小学生の時、子どもが少年野球チームでスポハラ(スポーツ・ハラスメント)を受けました。相談をした管轄団体からは十分な対応がなく、非常に辛い経験をしました。中学の部活動でも、指導者が生徒へ暴言を吐いたり、猛暑日に罰走させる体罰行為を目撃しました。このような人物が平然と指導している事に不安を覚えました。SPO-LOGを知り、指導内容が可視化される事で適切な指導が促されること、また第三者機関に相談できる体制があることに、安心感を覚えました。部活動に参加させるにあたり、このような仕組みの必要性を強く感じます。」
●自治体関係者
「指導者の採用時、人物チェックや面接で丁寧に人材を選んでいますが、実際に現場に出ると、残念ながら暴言や体罰といった行為が起こるケースがあります。SPO-LOGは、そうした問題の抑止力となると同時に、指導者自身やチームが『選ばれる存在である』という意識を高めるためにも、非常に有効なサービスであると感じています。また、透明性を確保することが、生徒・保護者からの信頼を得ることにもつながり、ひいては学校・地域全体の教育力の向上にも寄与すると期待しています。」
【セミナー開催のご案内】
このたび、「SPO-LOG(スポログ)」のリリースを記念して、教育現場や部活動指導に携わる皆様を対象に、サービスの紹介と活用方法を詳しくご説明するセミナーを開催いたします。
■開催概要
日時: 2025年5月31日(土)14:00〜15:00
場所: 大阪教育大学 みらい教育共創館 3階
形式: 会場参加/Web参加(ハイブリッド形式)
問合せ:大阪教育大学みらい教育共創館事務室
E-Mail:mirai@bur.osaka-kyoiku.ac.jp
当日は、「SPO-LOG」の機能や導入メリットをご紹介するとともに、セミナー終了後に会場参加者には実際に映像ツールを体験いただける機会をご用意しております。さらに、個別相談会も予定しており、導入を検討されている方の疑問に直接お答えいたします。
▼詳細・お申し込みはこちら
https://mirai.osaka-kyoiku.ac.jp/event/20250531-2/
皆様のご参加を心よりお待ちしております。
RUN.EDGE株式会社について(https://www.run-edge.com/)
RUN.EDGEは、2018年に富士通株式会社の事業から独立・カーブアウトした映像技術のスタートアップです。「『シーン』で社会活動をアップデートする」をミッションに、映像分析技術で新しい体験・文化を創っていきます。野球チーム向け映像分析アプリケーション「PITCHBASE」は、選手自身が見たい映像を即時に検索・再生することで、自ら分析しフォーム改善に活かすなど、映像データに基づいた科学的なトレーニングを可能にしました。NPBシェア90%以上、MLBシェア45%となり、マーケットシェアNo.1を獲得しています。2020年に提供を開始したサッカー・バスケットボール・ラグビーなどを対象とするフィールドスポーツ分析アプリ「FL‐UX」は、国内外300クラブ以上、7,000人以上のユーザーに利用されています。特にサッカーでは、Jリーグで30%のシェアを誇り、ヨーロッパを中心とした14カ国に展開しています。
教育団体CarryAgeについて(https://www.athlete-academy.com/)
CarryAgeは、「無限大の可能性に花を咲かせる」というMISSIONのもと、スポーツと教育を融合させたさまざまな事業を展開しています。
Bリーグ、学校の部活動、民間スポーツクラブに所属するユースアスリートを対象に、ライフスキルを育む研修プログラムを提供するほか、スポーツを切り口にした探究型授業の企画・運営、教員や指導者の育成、さらにはスポーツを通じた国際支援活動にも取り組んでいます。
スポーツが持つ力と、教育がもたらす成長の機会を掛け合わせることで、子どもたち一人ひとりの可能性を最大限に引き出す。
私たちCarryAgeは、そんな未来の実現に向けて、日々挑戦を続けています。
RTF教育ラボについて(https://goseminarcourse01.wixsite.com/rtfkyouikulab)
RTF教育ラボは、教育現場に特化した実践的支援を行うNPO団体です。「未来の教育を創造する」をミッションに掲げ、年間500件を超える授業観察をもとに、企業や大学・教育委員会との連携、校内研修/研究授業の講師、授業診断、教員志望者支援、保護者・地域向け講演など多角的に事業を展開しています。型にとらわれず、個性と強みを活かした教育支援で、教師・児童生徒学生が安心して学べる環境づくりに貢献しています。
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