デジタルガレージグループのDGビジネステクノロジー社が要件定義AI「Acsim」を導入
〜「人に依存する要件定義」から脱却。AIによる思考の補完で、スピードと再現性を両立〜
株式会社ROUTE06(本社:東京都千代田区、代表取締役:遠藤 崇史、以下「ROUTE06」)が提供する要件定義AI「Acsim(アクシム)」が、デジタルビジネス総合支援を手掛ける、デジタルガレージグループの株式会社DGビジネステクノロジー(本社:東京都渋谷区、代表取締役 兼 社長執行役員:清水 和徳、以下:「DGBT」)に導入されました。
受発注管理システムの刷新案件等に活用いただき、従来4人月(約640時間)を要していた要件定義工程をわずか22.5時間に短縮するなど、大幅な工数削減に寄与しました。

■導入の背景
ECサイト構築・業務支援システムの開発も手がけるDGBTでは、プロジェクト初期段階の「要件定義」工程が担当者の属人的なスキルに依存しやすく、品質のばらつきや初期認識の齟齬による手戻りが発生するといった課題を抱えていました。特に若手メンバーにとっては顧客の意図を汲み取る難易度が高く、テンプレートでは対応しきれないケースも多かったといいます。
同社では、要件定義の再現性を高め、効率化と品質向上を両立する手段を模索する中で、AIを活用した「思考の補完」に着目。特に「業務フロー」を起点とし、誰が使っても同じ入口から始められ、再現性が高いというAcsimの設計思想に可能性を感じ、導入に至りました。
■導入後の成果
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要件定義の大幅な工数削減を実現
これまで約640時間(4人月)を要していたプロトタイプ構築までの作業を、Acsimの活用により、わずか22.5時間に短縮。実質1人で初期構築まで対応することで、工数を約96%削減しました。
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プロトタイプ先行アプローチによる合意形成の効率化
Acsimを活用して短時間で作成したプロトタイプを起点に議論を進めることで、アジャイルな進め方が可能に。視覚的に理解しやすい動くプロトタイプをベースに提案することで、顧客との認識のズレや手戻りを最小化しました。また、お客さまとの議論の質とスピードが向上し 、当初マイルストーンで求められていた一部の資料が不要になるという副次的効果も得られました。
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組織全体の案件同時稼働数の拡張
従来5名体制で行っていた要件定義プロジェクトが3名で進められるようになり、同一リソースで稼働可能なプロジェクト数を最大1.5倍に拡張できる見通しが立っています。マネジメント層のチェックのしやすさも向上し、生産性向上とリソースの最適配分を同時に実現しました。
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再現性のある標準化された業務プロセスへと進化
事業開発部門だけでなく、管理会計やバックオフィス部門からも、業務手順の可視化や標準化への活用について相談が寄せられています。Acsimが持つ情報の構造化能力が、社内の暗黙知で回っている業務プロセスの改善の起点になると期待されています。
■株式会社DGビジネステクノロジー 事業開発本部 マネージャー松田さま コメント
当初は販売代理店としてAcsimをご紹介いただいたのがきっかけでしたが、実際に利用してみると「これは単なる販売商材ではなく、自分たちの仕事そのものを変えるサービスだ」と強く実感しました。
要件定義は、顧客の本音を対話から引き出す必要があり、その多くが担当者の経験など属人的なスキルに頼りがちです。私自身、20年以上にわたりPMとしてEC構築に携わる中で、この属人性の限界を強く感じてきました。Acsim導入の決め手となったのは、「業務フロー」を起点としている点です。これにより、汎用LLMのように使う人によってアウトプットがばらつくことなく、誰が使っても高い再現性で成果物の品質を揃えられる。これは現場でサービスを利用する上で非常に重要なポイントです。
さらに印象的だったのは、「すべてをAIで完結する」のではなく、「AIが全体像を整理し、最終的な判断は人が担う」というバランスの取れた設計思想です。この“人とAIの役割分担”が現実的で、現場に根付くツールだと感じました。
導入以降、従来であれば数名・数週間かかっていた要件定義が、実質1人・数日でプロトタイプ構築まで進められるようになり、工数削減だけでなく、品質向上とプロセスの再現性の面でも明確な手応えを得ています。
Acsimは、属人化しがちな要件定義という難所に対して、業務設計の基盤を提供してくれる存在です。今後は、社内の他チームへの展開や、より複雑な大規模案件への応用も視野に入れていきたいと考えています。
■導入事例 全文
DGBTの詳しい導入事例インタビューは以下のURLよりご覧いただけます。
https://ai.acsim.app/interview/dgbt-interview-2025
■Acsimについて
Acsim(アクシム)は、属人化しやすい要件定義において、AIが推進者の思考を補完・強化し、誰もが要件定義ができる世界を実現する生成AIプラットフォームです。現状把握や課題抽出、改善方針提示、本格的なプロトタイプ構築、稟議支援、設計書の自動出力まで、要件定義に必要なプロセスを一貫して支援します。生成された設計情報は構造化データとして蓄積され、実装・テストといった後続工程でも活用可能。開発全体の品質を高め、意思決定の精度とスピードを飛躍的に向上させます。

「Acsim」サービスサイト:https://ai.acsim.app
■ROUTE06について
ROUTE06は、人とAIの協創によってプロダクト開発を再定義するスタートアップです。自然言語による対話と直感的なノードUIを融合したユーザー体験を軸に、要件設計「Acsim」、AIエージェント構築「Giselle」、データベース設計「Liam」などのAI駆動開発プラットフォームを提供。設計・実装・運用の全工程に対応し、開発のスピードと品質を革新します。大手企業向けシステム開発の実績とモダンなプロダクト開発の知見を活かし、大手システムインテグレーターからスタートアップまで、すべてのプロダクトビルダーが自由にアイデアを形にできる未来を目指します。
所在地 :〒100-0005 東京都千代田区丸の内1-6-5 丸の内北口ビルディング9F
設立 :2020年1月24日
代表者 :代表取締役 遠藤 崇史
事業内容:AI駆動開発プラットフォーム、AI導入・活用支援、システム開発・コンサルティング
■お問い合わせ先
株式会社ROUTE06 広報担当
Email:acsim-marketing@route06.co.jp
Tel:050-1741-2091
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