ギークプラス、プーマの新基幹物流センター構築を支援 物流データ基盤で店舗・Eコマース在庫を一元管理
~オープンSCMソリューションと自動棚搬送ロボット導入~
株式会社ギークプラス(本社:東京都渋谷区、代表取締役CEO:加藤 大和、以下「ギークプラス」)は、プーマ ジャパン株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役社長 井上 緑斎、以下「プーマ」)におけるBtoB(店舗/量販店向け)とBtoC(Eコマース)を統合する新基幹物流センターの構築プロジェクトを、3PLとしてプーマの物流支援を担うセンコー株式会社(本社:大阪市北区、社長:大越 昇、以下「センコー」)と共同で支援しました。
本プロジェクトでは、ERP※1・OMS※2・WMS※3といった既存システムを変更せずにBtoB・BtoC在庫の一元管理を可能にする、ギークプラスのオープンSCMソリューション「skylaa」が導入されました。さらに、自動棚搬送ロボット「EVE」42台を稼働させ、倉庫の省人化と高効率化を同時に実現しました。
これにより、Eコマースの取扱商品数が大幅に拡大し、プーマの経営課題でもある在庫消化率が向上しています。倉庫作業の面でも作業生産性が改善し、売上拡大による作業量増加にもより少ない人数での対応が可能となりました。データドリブンな物流オペレーション基盤が整備されたことで、プーマの成長戦略を物流面から力強く支える体制が構築されました。
※1 Enterprise Resources Planning:基幹システム
※2 Order management system:複数の販売チャネルの在庫状況を一元的に把握・調整するシステム
※3 Warehouse Management System:物流倉庫内の出入庫管理や在庫管理の機能を搭載した倉庫管理システム

稼働現場

オープンSCMソリューション「skylaa」

■導入背景
世界的なスポーツブランドであるプーマは、サッカー・ランニング・ゴルフ・バスケットボールなど幅広い競技向けアイテムでアスリートのパフォーマンスを支援するとともに、スポーツ用品が持つデザイン性や機能性を活かしたライフスタイルアイテムも展開し、多SKU※4にわたる商品ラインアップを取り扱っています。
同社では従来、BtoB(店舗/量販店向け)とBtoC(Eコマース)の物流をそれぞれ異なるシステムとオペレーションで運用しており、センコーは3PLとして、主にBtoBチャネルの物流支援を担ってきました。しかし、近年では物流管理コストの上昇や人手不足に加え、Eコマース需要の拡大を背景に、オーダーから出荷までのさらなるリードタイム短縮への対応が求められており、在庫の一元管理や自動化を前提とした、各チャネルを統合する新基幹物流センターの構築が両社間で計画されてきました。
このプロジェクトの実現にあたり、自動化ロボットの豊富な導入実績やオペレーション設計に関する知見が評価され、ギークプラスがパートナーに選定されました。
※4 Stock keeping Unit:在庫管理における最小の管理単位
■新基幹物流センター構築の取り組み
新基幹物流センター構築の取り組みとして、既存の物流システムを変更することなくBtoB・BtoC在庫の一元管理を実現するオープンSCMソリューション「skylaa」の導入と、ピッキング作業を自動化する、自動棚搬送ロボット「EVE」42台の稼働を開始しました。これにより、Eコマースの取扱商品数が大幅に拡大し、プーマの経営課題でもある在庫消化率が向上しています。倉庫作業の面でも作業生産性が改善し、売上拡大による作業量増加にもより少ない人数での対応が可能となりました。データドリブンな物流オペレーション基盤が整備されたことで、プーマの成長戦略を物流面から力強く支える体制が構築されました。
新基幹物流センター全体図

■今後の展開
現在は主にBtoC出荷における在庫の自動引き当てに「skylaa」を活用していますが、今後はBtoB向けの在庫補充出荷への対応も視野に入れ、現在の補充頻度から、より高頻度かつ効率的な補充作業の実現が可能になると見込んでいます。また、自動棚搬送ロボットの対応領域を拡大することで、さらなる省人化の実現も図っていく予定です。
将来的には、「skylaa」の機能カスタマイズを行いながら、配送リードタイムなどを考慮した物流拠点の再配置なども検討を進めていきます。
■プーマ ジャパン株式会社 Eコマース本部長 田伏 菜穂子氏のコメント

新基幹物流センター構築以前は、BtoC専用倉庫の保管スペースに制約があり、すべての品数を販売できず、課題となっていました。また、BtoB用倉庫から商品を移動して出荷していたため、商品入荷から販売開始までのリードタイムが発生していました。より多くの商品を迅速に提供できる体制を整えるべく、それまで別々の倉庫やシステムで運用していたBtoB・BtoCの在庫を一元管理する物流統合をセンコー様とともに進めてきました。今回、ギークプラス社よりご提案いただいたオープンSCMソリューション「skylaa」は、OMSなどの大規模な改修を必要とせず、在庫データを一元管理できることで、Eコマース運営の効率化につながる基盤を構築できる点を高く評価し、導入を決定しました。
現在は倉庫を集約し、ひとつの拠点内でBtoB・BtoCの在庫を異なるロケーションで管理しながらも、在庫データを統合して運用しています。夕方から夜間にかけてのEコマースピークタイムには自動引き当てによって販売対象商品を拡充するなど、ビジネスの成長に直結する効率的な体制が実現できました。また、課題であった販売リードタイムも短縮でき、Eコマースの売上に対してポジティブな効果が出ています。今後は、BtoB・BtoC間の引き当て拡張や在庫アロケーションの最適化といったテーマにも、センコー様およびギークプラス社との継続的な協議を通じて、さらなる効率化に向けた検討を進めていければと考えています。
■プーマ ジャパン株式会社 ロジスティクス本部 本部長 早川 和之氏のコメント

BtoBとBtoCの物流統合は、倉庫面積の削減や管理コストの最適化に加え、最新技術の導入によって省人化を図るという観点も、センコー様と検討を進める中で重要なテーマとなっていました。倉庫やシステムが分かれている状況で、双方の在庫やオペレーションを連携させるには、従来であれば大規模な開発が必要であり、スケジュールや運用への影響も懸念していました。
そのような中でご提案いただいたオープンSCMソリューション「skylaa」は、既存システムの改修を必要とせず、短期間で統合を実現できる点に加え、現場オペレーションを理解した上でのギークプラス社のプロジェクト推進力にも強みを感じ、導入に至りました。今後は、BtoB向け在庫補充の効率化や拠点配置の最適化など、さらなる省人化・効率化にも期待しています。
■センコー株式会社 ロジスティクス営業本部 広域営業部
ファッション物流担当 主任 田原 裕也氏のコメント

当初よりBtoB・BtoC物流における倉庫統合とマテハン導入の両立を前提に、プーマ様とともに物流効率化を検討してきました。SKU数が多く、保管効率や集品動線に課題がありましたが、自動棚搬送ロボット「EVE」はピッキング作業員の大幅削減と在庫効率が両立で改善できる上、費用対効果の面でも非常にバランスが良く、当社としても納得感をもってプーマ様にご提案することができました。
また、一般的には機械能力値、いわゆる理論値で提示されることが多い中、ギークプラス社は実際の運用値をもとにご提案いただきました。これにより、試算精度が向上し、過剰投資や処理能力不足といったリスクを抑えることができ、大きな安心材料となりました。加えて、同社には「EVE」を物流現場で活用した経験を持つメンバーが多く、打ち合わせや検討の場でも共通理解が早く進みました。運用背景や影響を的確に把握していただけるため、課題解決までのスピード感も違いました。
「EVE」導入後は、大幅な作業生産性の向上が実現しており、設計時の想定を上回る成果も出始めています。特に工数の大きいピッキング作業における自動化効果は大きく、現場からも「歩かずにピックできることが衝撃的」といった声が上がるなど、効率向上を実感しています。
■株式会社ギークプラス 代表取締役CEO 加藤 大和のコメント
この度、プーマ様の新基幹物流センター構築にあたり、当社のオープンSCMソリューション「skylaa」および自動棚搬送ロボット「EVE」をご採用いただき、大変光栄に存じます。省人化への対応や物流システム・オペレーションの統合といった多面的な課題に対し、プーマ様の物流パートナーであるセンコー様とも連携しご支援できたことを嬉しく思っております。
また、現場の効率化という観点でも、「EVE」の導入がセンコー様の作業環境や生産性の向上にもつながっているとのお声を頂戴し、大変励みになっております。今後も、プーマ様のさらなる物流効率基盤の構築によるビジネス成長、そしてセンコー様の“BtoALL”の物流ソリューションの実現に向け、技術と運用の両面から貢献してまいります。
■オープンSCMソリューション「skylaa」とは
「skylaa」は、製造業の競争力向上につながる流通体験を実現するオープンSCMソリューションです。販売・在庫・物流など、社内に点在する様々なデータを一つに統合し、AIが需要予測から配送計画、物流実務までを一貫して支援します。製造業ならではの複雑化した流通の非効率や課題点を「見える化」し、データに基づいた精緻な需給計画をもとに、在庫ロスや輸送コストの圧縮を通じて売上成長を推進します。
https://service.geekplus.jp/service/skylaa
■自動棚搬送ロボット「EVE」とは
ギークプラスが提供する自動棚搬送ロボット「EVE」は、倉庫内におけるピッキング作業を効率化する自動化ソリューションです。商品の入った棚やコンテナを自動でピッキングステーションまで運び、作業員はその場で商品を取り出すのみで作業が行えることで、移動する手間が省け、作業スピードや正確性の向上を実現できるプロダクトです。
■PUMA について
プーマは、フットウェア、アパレル、アクセサリーのデザイン、開発、販売、マーケティングを行う、世界有数のスポーツブランドです。“最速”を求めるアスリートに向けた製品開発を通し、75年にわたり、スポーツとカルチャーの発展を加速させてきました。現在は、フットボール、ランニング、トレーニング、バスケットボール、ゴルフ、モータースポーツなどのカテゴリーにおいて、各競技に向けた製品とともに、それぞれのスポーツにインスパイアされたライフスタイル製品を提供しています。また、著名なデザイナーやブランドとのコラボレーションを通して、スポーツの持つ素晴らしさをファッションやストリートカルチャーのシーンにも広げる取り組みを進めています。プーマグループは、プーマ、コブラゴルフ、Stichd の各ブランドを有し、ドイツのヘルツォゲンアウラッハに本社を置いています。120 カ国以上でビジネスを展開し、世界中に約20,000 人の従業員がいます。詳細は、https://jp.puma.com をご覧ください。
■ギークプラスについて
ギークプラスは2017年に創業。深刻化する人手不足と急拡大する物流需要の解決を図るため、自動化ロボット販売事業、ソフトウェア事業、フルフィルメント事業を展開しており、ハードウェアであるロボットとソフトウェアを組み合わせた次世代ロボティクス技術を活用し、新たな物流スタンダードの共創を目指しています。複数拠点間のデータ連携を可能にするソフトウェアを活かした、自動化ロボットのパフォーマンスを最大化するオペレーション構築を強みにしており、日本国内におけるロボット販売実績は4,000台強で業界トップクラスを誇ります。フルフィルメント事業においては、相模原と常総にLaaSセンターを開設し、最新の自動化ロボットを活用したフルフィルメントサービスを従量課金制で提供しています。
会社名 :株式会社ギークプラス
所在地 :東京都渋谷区恵比寿4丁目20番3号恵比寿ガーデンプレイスタワー26F
代表者 :代表取締役CEO 加藤大和
事業内容 :自動搬送ロボット(EVE)の販売・導入・保守サービス、
物流関連のシステムソリューション提供
ウェブサイト:https://www.geekplus.jp/?lan=JP
<サービス導入に関するお問い合わせ先>
電話番号:03-5422-1422
メールアドレス:info@geekplus.jp
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