ADEKA、環境対応型樹脂添加剤「アデカシクロエイド® FP-600I」がソニーのテレビ『BRAVIA 9 II』の一部モデルに採用
株式会社ADEKA(代表取締役社長兼社長執行役員: 城詰秀尊、本社:東京都荒川区、以下ADEKA)が開発した環境対応型樹脂添加剤「アデカシクロエイド® FP-600I」が、ソニー株式会社(以下「ソニー」)が2026年5月28日に発表したRGB Mini LEDバックライト搭載 4K液晶テレビ『BRAVIA 9 II』の一部モデル(※1)に採用されましたのでお知らせいたします。

今回採用されたADEKA製品は、バイオマス原料をマスバランス方式(※2)で導入した環境対応型の縮合リン酸エステル系難燃剤です。ソニーと三菱商事株式会社、ADEKA等5つの国・地域14社で共同構築した、リニューアブルプラスチックを製造するグローバルサプライチェーンで使用されています。既存の難燃剤(アデカスタブ FP-600シリーズ)が有する高い難燃性能と熱安定性に加えて、ハロゲンを含まないため燃焼時の有害ガス発生量が少ないといった安全性を維持しつつ、ISCC Plus認証(※3)を取得した製造拠点で、原料のバイオマス化を実現しました。
ADEKAは、今回採用された「アデカシクロエイド® FP-600I」を機能性と環境性能を兼ね備えた新しい難燃剤としてグローバルで提案し、ノートパソコン、OA機器などの家電筐体やエレクトロニクス分野における社会価値の向上を目指します。さらに、「アデカシクロエイド®」シリーズは、マテリアルリサイクル用途向けの製品ラインアップも取り揃えており、サプライチェーン全体のみなさまとともに、プラスチックの資源循環に貢献してまいります。
※1 リニューアブルプラスチックは、『BRAVIA 9 II』の115V型を除く全モデルの一部内部部品に採用しています。また、65V型では背面カバーにも採用しています。
※2 バイオマス原料の割合を認証済の手法で最終製品に割り当てることで、お客様が使用原料のバイオマス化を選択できる方法。
※3 ISCC (International Sustainability and Carbon Certification)による国際持続可能性カーボン認証。当該製品はADEKAグループの艾迪科精細化工 (常熟)有限公司で認証取得。
補足1:環境対応型樹脂添加剤「アデカシクロエイド®」シリーズについて
プラスチックごみによる環境汚染が地球規模で社会問題となっています。樹脂業界においては、リサイクル技術やバイオプラスチックの開発など、環境負荷低減を目指す取り組みも進歩しましたが、循環型社会の実現に向けてさらなる機能性向上が求められています。ADEKAは、環境対応型プラスチックに従来のプラスチックと同等もしくはそれ以上の機能を付与することで、環境負荷低減と人々の豊かなくらしを同時に実現する「アデカシクロエイド®(英名:ADK CYCLOAID」)ブランドを展開しています。
補足2:プラスチックと添加剤について
プラスチックは生産性が高く、軽く・錆びない素材として有用ですが、熱や光により劣化しやすく 燃えやすい弱点があり、耐久性や機能性を付与する役割を担うのが樹脂添加剤です。塩ビやポリプロ ピレン、ポリエチレン、ABSなどの様々な種類のプラスチックに対して、核剤/透明化剤、可塑剤、難燃剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤…といった添加剤が求められる効果に応じて用いられています。
補足3:ADEKA 樹脂添加剤事業について
1954 年に塩ビ用可塑剤「アデカサイザー」を販売開始して以降、人体に悪影響を及ぼさない可塑剤や、クルマの軽量化に貢献する高性能核剤、燃え広がらず有害物質の発生も抑える難燃剤等、プラスチックの耐久性・機能性・環境性能をプラスする樹脂添加剤を提供してきました。長年培った技術力と幅広い製品ラインアップが当社の強みであり、お客様の求めるニーズに最適な処方の提案や細やかなテクニカルサポートにより、現在、世界の業界シェアは2位を誇ります。
補足4:ADEKAグループについて
ADEKAグループは化学品・食品・ライフサイエンスをコアビジネスに、幅広い市場で価値ある素財を提供するグローバル企業です。『Add Goodness』(すべてのものは、今より良くできる)をコーポレートスローガンに、1917年の創立以来、人々のくらしを支える製品の提供を通じて、持続可能な社会の実現を目指しています。例えば、高度ICT社会をリードする半導体材料、クルマの軽量化で環境負荷低減に資する樹脂添加剤、おいしさ持続で食品ロス削減に貢献する業務用マーガリンなど、見えないところで豊かなくらしに貢献しています。
トップシェア製品を数多く持ち、先端半導体メモリ向け高誘電材料「アデカオルセラ」シリーズは、半導体の高機能化に欠かせない製品で、当社は世界トップシェア(※)を誇ります。
※富士経済「2025年 半導体材料市場の現状と将来展望」High-k材料キャパシタ用メーカーシェア2024年度実績。
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