ヘーベルハウス 2階建て邸宅専用の新躯体を開発
新躯体商品「RATIUS|RD(ラティウス アールディー)」を発売開始
旭化成ホームズ株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:川畑 文俊)は、40坪~60坪程度の2階建て邸宅を想定した新躯体「重鉄制震・デュアルテックラーメン構造」を開発しましたのでお知らせします。合わせて新躯体によるコンセプトモデルとして、創業50周年記念商品「HEBEL HAUS RATIUS|RD(ラティウス アールディー)」を4月28日より販売開始することをお知らせします。
- 新躯体「重鉄制震・デュアルテックラーメン構造」概要
強靭な柱と梁で構成される重鉄制震・システムラーメン構造と、地震エネルギーを効果的に減衰することができるハイパワード制震ALC構造という2つのテクノロジーを組み合わせることで、2階建ての邸宅において、重鉄制震・システムラーメン構造の特長であるダイナミックな居住空間を実現。特に2階部分は、柱と梁のみで構成されるため、大空間を確保することができます。
Ⅱ.異なる構造体の融合を可能にした2つの技術
重鉄制震・システムラーメン構造に対して、過去13万棟を超える供給実績を持つ制震デバイスを組み込むにあたって、制震デバイスによる地震動減衰力を最大限発揮することができる独自の接合部材「アダプティブジョイント」を開発。さらに、柱と基礎とを接合する独自の柱脚部「フレキシブルジョイント」の採用と併せて、地震動エネルギーの大半を1階に設置した制震デバイスで吸収することが可能となり、基礎にかかる負担を軽減します。基礎については配筋を補強しつつ、これまで最も施工実績が多い2階建て用の基礎仕様をベースにできるため、既存の施工体制で対応ができ、今後の受注増にも無理なく対応できます。新躯体の開発にあたっては、水平振動台を用いた過酷な条件での実験を実施し、その性能も確認しています。
- コンセプトモデル第一弾「HEBEL HAUS RATIUS|RD(ラティウス アールディー)」概要
ヘーベルハウスの新躯体が持つ特徴を最大限生かした堅牢で優雅なフォルムを表現。重厚感のあるヘーベルで構成された立方体の塊を削り出し、深い庇による水平ラインやキャンティ(せり出し)架構によって、機能美と重鉄らしいダイナミックな造形を表現。さらに削り出した部分にはベランダや庇、ポーチなどの機能を持たせ、外部からの視線や日差しをコントロールしつつ、半外部空間から大開口で連続するのびやかで豊かな内部空間を創出します。
Ⅱ.重鉄制震・システムラーメン構造で提案してきた多彩な生活空間「THE LIVING」を強化し、新商品へ導入
■THE LIVING を構成する3要素
①spacious:
新躯体が生み出すゆとりある室内空間と、折り上げ天井「ハイルーフユニット」、そして「ダウンフロアユニット」を織り交ぜ、何気ない日々を豊かな時間で満たす邸宅らしい多彩な空間を実現します。
②connect:
ビスタウィンドウなどの大型開口を連続して配置できるほか、キャンティ架構を活用した約2.7Mの深庇、空に向かって広い視界を広げつつ視線を遮るスカイウォールを配置することで、室内と室外の日差しや視線をコントロールしてつなげます。それと同時に今回新たに「防災安全合わせガラス」を導入することで、レジリエンス性を強化しています。
③material:
最高級外壁塗装「レイヤードデコ」を導入し、その新色として花崗岩の自然美を表現する「グレイッシュストーン」を採用。また、2021年より仕様展開しているヘリンボーン床材や、高級感あふれるプレミアムキッチンカウンターを提案し、本物・自然志向のお客様への提案を強化しています。
Ⅲ.付加価値を求める邸宅志向の顧客要望に応える多彩なアイテム
利便性向上を意識する顧客に向けた、屋内の一部を鍵付きの置き配スペースにした「スマートクローク」、健康配慮に気を遣う顧客向けに抗ウィルス仕様やタッチ水栓、エシカル意識の高い顧客向けの各種創エネ・蓄エネ設備などを幅広くラインナップしています。
- 構造:重鉄制震・デュアルテックラーメン構造
- 販売地域:関東、東海、関西、山陽の一部、九州北部
- 発売日:2022年4月28日
- 販売目標:年間500棟
- URL(4月27日公開予定):https://www.asahi-kasei.co.jp/hebel/lineup/ratius-rd/index.html/
■開発の背景
50周年を迎える当社では、創業以来LONGLIFEな住まい、頑強な構造体による安心安全な住まいを一貫して提供して参りました。半世紀に及ぶ強さの追及と、その強さがもたらす豊かな空間・上質な時間の価値を改めて見つめ直し、「いのち、くらし、人生」を支えるLONGLIFEというコンセプトのより一層の実現に向け、新商品の開発に至りました。背景として、昨今の在宅ワークなどによる働く環境や労働観の変化が有り、それは一方で家時間や家族との在り方、そして家に求めるものそのものの変化にもつながっています。そして従来に比べ、より広く、質の高い理想の暮らしを求める層が増えていると考えられ、当社はこのような社会背景の変化に対する提案の一環として、2階建ての大型邸宅専用のハイエンドプロダクトとして位置付けた、重鉄・システムラーメン構造の「RAUM FREX(ラウムフレックス)」を上市※することで、50坪を超える戸建専用の大型邸宅の受注を順調に伸ばしてきました。今回は、更に今後需要が期待出来る、40坪~60坪の2階建て邸宅の拡販を目指して、同市場の建物に最適にマッチする構造躯体を開発、変わりゆくライフスタイルに応え続け、住まいの普遍的な価値を叶えるべく、50周年の叡智を結集しました。150㎜角の鉄骨柱をベースとすることで、ダイナミックな居住空間を実現。新躯体のコンセプトモデルとして発売する創業50周年記念商品「HEBEL HAUS RATIUS|RD(ラティウス アールディー)」は、新躯体の強みを最大限活かしたダイナミックな空間を実現したほか、新色の外壁色「グレイッシュストーン」や、新採用の「防災安全合わせガラス」、そして利便性を向上する最新の設備とこだわりのインテリアを合わせて、高級感あふれるたたずまいを実現しています。
当社は人びとの「いのち・くらし・人生」全般を支えるLONGLIFEな商品・サービスの提供を追求することで、長く、愛され続ける企業を目指しております。ニューノーマルによるくらしの変化に合わせた今回の新商品を提案することで、より一層、世の中に必要とされる企業を目指してまいります。
※ 関連リリース:https://www.asahi-kasei.co.jp/j-koho/press/20201002-02/index/
以上
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