東海地方で初※、ローカル5GオープンラボにおいてSub6とミリ波のNR-DC運用を開始!
NAGOYA LOCAL5G LABは、2022年7月にスターキャットがなごのキャンパス(愛知県名古屋市)に構築したローカル5G等の先端無線技術を体験できる実証施設です。
国内でも導入事例の少ないNR-DCを導入することで、従来のSub6帯のみを利用したローカル5Gよりも超高速かつ安定した通信が実現可能となります。
なお、NAGOYA LOCAL5G LABは気軽に体験できる施設として、広く開放しております。ご興味がある企業様はお気軽にお問合せください。
※ 東海地方における「NR-DCに対応した商用免許のローカル5G設備」として/2023年3月現在当社調べ
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今回運用開始となるNR-DCの特徴
NR-DC(New Radio-Dual Connectivity)では、ローカル5Gに割り当てられているSub6とミリ波の両方の周波数を同時に使うことにより、通信速度の大幅な向上が可能となります。またミリ波を使う場合、4Gも組み合わせたNSA(Non Stand Alone)という構成が多く採用されていましたが、NR-DCは5Gのみを使うSA(Stand Alone)構成となるため、5Gの低遅延や多接続などの特徴を最大限活かすことが可能となります。ミリ波は、高速大容量伝送で多接続に向いているという利点がある一方、直進性が高く障害物に弱いという弱点がありましたが、同時にSub6も用いることで、ミリ波の弱点を補うことができます。
国内でも珍しいSub6、ミリ波の両方が使える設備を整えることで、高速大容量が必要な実証実験への活用が期待されます。具体的には、8KやAR/VRなどの高画質な映像伝送や、IoT機器など多接続が必要な実験のニーズに答えることが可能となります。
2023年3月10日(金)時点で、実測で下り速度最大3.1Gbpsとなっております。
◆Sub6:ローカル5Gにおいて、4.6~4.9GHzの周波数帯域を指します。ミリ波と比較して通信速度は劣りますが、障害物に強いという特徴を持ちます。
◆ミリ波:ローカル5Gにおいて、28.2GHz~29.1GHzの周波数帯域を指します。Sub6と比較して、障害物に弱いものの通信速度が速い特徴を持ちます。
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経緯と概要
NAGOYA LOCAL5G LABは2021年より、当社が名古屋市のフィールド活用型社会実証支援事業である「Hatch Meets(ハッチミーツ)」に参加し、なごのキャンパスと連携してスタートした『なごのキャンパス先端無線実証プロジェクト』の一環となります。
本施設はサムスン電子のローカル5G基地局設備を採用し、京セラコミュニケーションシステム株式会社、株式会社三技協(本社:神奈川県横浜市都筑区、代表取締役社長:仙石泰一)の支援を受けて構築いたしました。
本発表にあたって、京セラコミュニケーションシステム株式会社 河之口 達也様、サムスン電子ジャパン株式会社 岩男 恵様、株式会社三技協 仙石 泰一様よりエンドースメントを頂戴しております。※順不同
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京セラコミュニケーションシステムは、ローカル5Gシステムの構築パートナーとして、スターキャット・ケーブルネットワーク株式会社様のNAGOYA LOCAL5G LABでの実証実験をご支援できますことを大変嬉しく思っております。
今回のNR-DC機能追加により、従来よりも高速大容量かつ安定した伝送となり、活用の幅がさらに広がることを期待しています。
ローカル5Gが社会課題の解決とビジネス変革に貢献できるよう、弊社もパートナーの皆様と取り組んでまいります。
京セラコミュニケーションシステム株式会社 取締役 ICT事業本部 副本部長 河之口 達也 氏
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NAGOYA LOCAL 5G LABで披露するNR-DC技術は、Sub6とミリ波帯域両方を活用して各周波数の長所を最大化させるテクノロジーです。
また、サムスン電子はスターキャット様との持続的な協力を通して、ローカル5G拡張の可能性を追求し、ローカル5Gがより活性化するようサポートしていきます。
サムスン電子ジャパン株式会社 岩男 恵 氏
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三技協は、スターキャット・ケーブルネットワーク株式会社NAGOYA LOCAL5G LABの開設にあたり、先端無線技術構築・運用パートナーとしてローカル5GSub6とミリ波のNR-DC環境を構築出来ましたこと心より感謝致します。
今後も今までにない新たなユースケースに応じた構築、運用を通じて、パートナー企業の皆様とともにローカル5G等高速大容量の次世代無線技術が地域社会の発展に貢献できる様取り組んでまいります。
株式会社三技協 代表取締役社長 仙石 泰一 氏
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※エンドースメントは順不同です。
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なごのキャンパス先端無線実証プロジェクト
◆ローカル5G等の先端無線技術の構築
・なごのキャンパス内に先端無線施設(ローカル5G、Wi-Fiなど)を運用しております。
◆なごのキャンパス関係者との連携
・なごのキャンパスの法人プログラム会員、入居者と連携して、構築した先端無線技術を活用した新たな産業の創出を目指して連携しております。
◆先端無線技術の体験施設の運用
・多くの企業・個人の方に先端無線技術を気軽に体験できる施設として、広く開放しております(同業他社の方々も歓迎いたします)。
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フィールド活用型社会実証支援「Hatch Meets」
名古屋市では、社会実証を支援する事業「Hatch Technology Nagoya」を実施しています。その中のフィールド活用型社会実証支援「Hatch Meets」は、名古屋市及び民間施設等を社会実証の場(フィールド)として活用するため、場の提供と課題の整理・解決するネットワークコミュニティとして産学官で立ち上げたものです。
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なごのキャンパス
100年を超える歴史を持つ旧那古野小学校跡地が、「ひらく、まぜる、うまれる 次の100年を育てる学校」をコンセプトとするインキュベーション施設として2019年秋に生まれ変わりました。コワーキングスペース・シェアオフィス・プライベートオフィス・体育館やグラウンドをはじめとするレンタルスペースの機能を有する施設です。
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スターキャット・ケーブルネットワーク株式会社
名古屋市を中心に、約55万世帯のお客様に通信サービス、放送サービスを提供するとともに、映画事業として配給・宣伝に加え、映画館運営(伏見ミリオン座・センチュリーシネマ)や屋外上映を展開しています。特に通信サービスでは、光ファイバーによる超高速インターネットをはじめ、専用線やダークファイバ―など、個人から法人のお客様まで、多彩なサービスを展開しています。
「RBB SPEED AWARD」においては、固定回線の部CATV部門(東海)およびWi-Fi速度の部(スマートフォンによるWi-Fi接続)CATV部門(東海)の2部門で、3年連続最優秀賞を受賞しました。
【会社概要】
■社名:スターキャット・ケーブルネットワーク株式会社
■URL:https://www.starcat.co.jp/
■本社所在地:愛知県名古屋市中川区高畑4-133
■代表取締役社長:松下 寿昭
■資本金:26億8,500万円
■サービス提供エリア:名古屋市(守山区・緑区をのぞく)、北名古屋市、岩倉市、江南市、清須市の一部(西枇杷島町・春日)、豊山町
■主な業務内容:通信事業/放送事業/映画事業
■事業内容:
1990年10月から名古屋市中区にて放送サービスを開始し、その後、通信サービス、映画興行も展開してまいりました。特に通信サービスでは、光ファイバーによる超高速インターネットをはじめ、光同軸ハイブリットネットワークを利用したものなど、多彩なサービスを展開しています。「RBB SPEED AWARD」においては、固定回線の部CATV部門(東海)およびWi-Fi速度の部(スマートフォンによるWi-Fi接続)CATV部門(東海)の2部門で、3年連続最優秀賞を受賞しました。
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