従業員の62%が「情報検索」に非効率を実感。「Copilot Studio エージェント構築ガイド」の無料配布を10月29日より開始

〜社内問合せを自動化する「ナレッジ検索ボット」の全手順を完全図解〜

ユースフル株式会社

2025年11月11日 06時00分

ユースフル株式会社（本社：東京都千代田区、代表取締役：大垣凛太郎）は、Microsoft Copilot Studio（以下、Copilot Studio）による「社内ナレッジ検索ボット」の構築手順を完全図解した「Copilot Studio エージェント構築ガイド」の無料配布を、10月29日より開始したことを発表します。本ガイドは、DX推進担当者や情報システム部門、バックオフィス部門の方々向けに、プログラミング不要で自社専用のAIエージェントを作成するスキルを提供します。

背景：AI活用の次なる壁「社内ナレッジの分散」

多くの企業でCopilotの利用が浸透する一方で、「社内規定やマニュアルがSharePointやフォルダに分散し、必要な情報が見つからない」、「人事や総務への定型的な問い合わせ対応に工数がかかり続けている」といった、社内ナレッジの非効率な活用という新たな壁に直面しています。

実際に、Microsoft社が発表した「Work Trend Index 2023」によると、従業員の62%が「情報検索に多くの時間を費やしすぎている」と感じています。この従業員が情報を「探す」工数と、見つからない場合に発生する「問い合わせに対応・回答する」というバックオフィス部門の工数、その両方が、組織全体の生産性を低下させる一因となっています。

こうした背景の中、自社ナレッジを学習させた専用AIエージェントを構築できる「Copilot Studio」への期待が高まっていますが、多くのユーザーは「どう使えばいいか分からない」というイメージを持てずにいます。ユースフルでは、このCopilot活用の障壁を取り除き、AIを「使う」から「育てる」フェーズへと進めることを目的に、本ガイドを制作しました。

Copilot Studioとは？

Copilot Studioは、Microsoftが提供するローコード／ノーコードのAIエージェント（チャットボット）作成ツールです。

その最大の特徴は、Microsoft 365との高い親和性にあります。Power Automateとの連携はもちろん、SharePointやExcelといった社内の既存資産をナレッジ（知識ベース）としてAIに接続させやすい構成になっています。

このため、プログラミング経験のない非エンジニアの担当者でも、「業務でよくある問い合わせ対応ボット」や「社内マニュアル検索エージェント」といった、社員が自ら回答を見つけられる環境をスムーズに構築・展開することが可能です。

内容：無料配布「Copilot Studio エージェント構築ガイド」詳細

この度、無料配布を開始した「Copilot Studio エージェント構築ガイド」は、Copilot Studioを活用し、プログラミングを一切行わずに「社内ナレッジ検索ボット」を構築する全プロセスを、図解で分かりやすく解説しています。

本ガイドを参照することで、皆様も自社で同じ「社内ナレッジ検索ボット」を構築・実践いただけます。

【動画で解説する実践ステップ】

1.ナレッジベースの設計（SharePoint）： まず土台となるSharePointリストに社内FAQナレッジを登録。後々の不具合を防ぐため、リスト名や列名を「半角英数」で作成する実務テクニックも紹介。

2.Copilot Studioでのエージェント作成： Copilot Studioを開き、エージェントの名前、アイコン、AIへの指示（プロンプト）を設定する基本操作を解説します。

3.ナレッジの接続： 作成したSharePointリストをナレッジとしてAIに接続。Web検索をオフにし、社内情報のみを参照するよう設定します。

4.推奨プロンプトの設定： ユーザーが使いやすいよう、「有給休暇の申請方法は？」といった“よくある質問”をボタンとしてあらかじめ配置する手法を紹介します。

5.テストと公開： 作成したボットをテスト実行し、意図通りに回答するかを確認。問題がなければ組織内に公開（共有）し、利用を開始します。

資料を無料ダウンロードする

視聴効果：AIを“育てる”スキルを習得し、「探す時間」をゼロへ

「多くの企業が、社内に情報が点在することで“探す時間”にコストを費やし、同時にバックオフィス部門は“定型的な問い合わせへの対応時間”にコストを費やしています。本ガイドで紹介するCopilot Studioのテクニックは、その両方の壁をプログラミング不要で解消する『AI活用の民主化』の次の一歩です。自社専用のAIボットを自らの手で構築し、“AIを育てる”という感動体験が、皆様の組織変革のきっかけとなることを期待しています。」

— ユースフル株式会社代表取締役大垣凛太郎

今後の展望：研修とコンテンツ開発でAIによる「実務変革」を社会実装へ

今後もユースフルは、「明日の働き方が変わる感動体験（実務変革）」をコンセプトに、AIによる業務改善を社会全体に浸透させるための取り組みを加速します。YouTubeでの無料コンテンツ配信を継続するだけでなく、企業のニーズに合わせた法人研修プログラムや、個人のスキルアップを支援する学習者向けコンテンツの開発にも注力してまいります。Copilot Studio活用をはじめ、Microsoft 365と生成AIを組み合わせた多様な学びの機会を提供することで、すべてのビジネスパーソンがAIの恩恵を受けられる社会の実現を目指します。