高額投資家ほど「下落は好機」。暗号資産の含み損で「即売る人」と「耐える人」を分ける境界線
暗号資産の含み損対応を1,226人に調査。初心者層の30%が「即売却」を選択

株式会社Clabo(本社:東京都港区、代表取締役:上野 育真)は、暗号資産投資経験者1,226名を対象に「含み損発生時における投資行動およびメンタルへの影響に関する実態調査」を実施しました。
調査の結果、含み損に直面した際、投資家がとる行動を最も左右するのは投資額の多寡ではなく、市場での「経験年数」と「メンタル管理」の有無である実態が判明しました。
投資経験半年未満の初心者層では、資産減少への焦燥感から「すぐに売却した(30.3%)」という狼狽売りや判断停止が目立つ一方、経験3年以上の中堅・ベテラン層では半数以上(約48%)が「様子を見て保有を続けた」と回答し、戦略的な静観を貫いている決定的な格差が浮き彫りになっています。
本レポートでは、売却派の実に72.5%が「強い不安やストレス」を抱えた状態で感情的に決済している裏付けや、投資額20万円を超える層ほど下落を仕込み好機と捉えて「追加購入(買い増し)」に動くアクティブな行動構造を詳しく解説しています。
ボラティリティの激しい暗号資産市場において、一時的な含み損に振り回されず、長期的に負けない投資家へとステップアップするための客観的データと防衛マインドを提示してまいります。
■ 調査内容
投資額が含み損時の投資判断に直結する傾向
20万円超の層は買い増しに積極的な姿勢

含み損が発生した際、投資額が20万円を超える層では「追加購入(買い増し)」を選択する割合が顕著に高まりました。
20万円から50万円未満を投資している層の約36%が買い増しを行っており、これは5万円未満の層と比較して約5倍近い数値です。
資産規模が大きくなるほど、価格下落を絶好の仕込み機会と捉える傾向が強まっています。
一方で、冷静に「保有を継続」している層も4割を超えており、一時的なボラティリティに一喜一憂しない姿勢がうかがえます。
この層はすでに一定の投資経験を積んでいる可能性が高く、自身のポートフォリオ管理に基づいた冷静な判断を下しているといえます。
含み損をリスクとしてのみ捉えず、将来的な利益のための戦略的ステップとして組み込んでいる投資家像が浮き彫りになりました。
特に注目すべきは、狼狽売りに繋がる「すぐに売却した」という回答が1割未満に留まっている点です。
一定以上の資金を投じている投資家は、損切りの必要性も理解しつつ、安易なパニック売りは避ける傾向にあります。
中額帯以上の投資家にとって、含み損は撤退の合図ではなく、戦略の見直しやポジション調整の局面であると解釈されています。
5万円未満は静観か即売却に分かれる二極化

投資額が5万円未満の少額投資家層においては、含み損に対する行動が極めて特徴的な二極化を示しています。
「様子を見て保有を続けた」と「特に何もしなかった」を合わせると約67%に達し、大多数が現状維持を選択しています。
これは少額ゆえに損失額も限定的であるため、放置しても生活に支障がないという心理的な余裕が背景にあると推察されます。
一方で、約18%の投資家は含み損が出た瞬間に「すぐに売却」を選択しており、これは全投資額帯の中で最も高い割合です。
少額から投資を始めた初心者が、想定外の下落に直面してパニックに陥り、資産を投げ出してしまう「狼狽売り」の構図が鮮明になりました。
冷静な静観か、あるいは感情的な即売却か、判断の軸が定まっていない不安定な投資行動が目立ちます。
また、積極的な打開策となる「買い増し」や「情報収集」を行う割合は1割に満たず、行動の選択肢が少ない点も特徴的です。
投資額が小さいほど、市場の変化に対して能動的に動くよりも、受動的に状況を見守るしかないという「思考停止」に近い状態に陥りやすいといえます。
少額投資家こそ、含み損局面でのマインドセットの構築が長期的な成果を分ける鍵となるでしょう。
100万円超の層半数以上が冷静に継続保有

投資額が100万円を超えるトップ層では、半数を超える53%以上が「様子を見て保有を続けた」と回答しました。
高額投資家にとっての含み損は日常的な事象であり、短期的な値動きに振り回されない盤石なメンタルと資金管理能力が裏付けられています。
多額の資金を動かすからこそ、一時の感情でポジションを崩すリスクを熟知している熟練の姿勢がデータから読み取れます。
さらに、約28%が「追加購入」に踏み切っており、攻めの姿勢を崩していない点も非常に強力なファクトです。
価格の下落を平均取得単価を下げる好機として戦略的に活用する、プロフェッショナルに近い投資行動が共通して見られます。
この層における「損切り(すぐに売却)」はわずか5%程度であり、明確な撤退基準がない限りは無闇に資産を手放さない規律の高さが示されました。
高額層の行動に共通しているのは、不安に駆られた「特に何もしなかった」が極めて少なく、戦略としての「継続保有」が明確である点です。
資金力があるからこその余裕もありますが、それ以上に過去の経験に基づいた確固たる投資哲学が行動を支配しているといえます。
資産を大きく増やす投資家は、含み損という厳しい局面においても自律した判断を下していることが、改めて数値として証明されました。
投資経験の蓄積が含み損への対応力を変える実態
半年未満の初心者は狼狽売りや判断停止が目立つ

暗号資産投資を始めて半年未満の初心者層では、含み損に直面した際の行動に焦燥感が色濃く反映されています。
「すぐに売却した」と回答した割合は約30%に達し、これは全経験年数の中で突出して高い数値となりました。
価格変動に慣れていない段階では、資産が減少していく恐怖から逃れるために、損失を確定させてしまう傾向が顕著です。
また、「特に何もしなかった」という受動的な対応も約17%存在し、判断基準を持たないがゆえの硬直状態が見受けられます。
戦略的な静観ではなく、どう動くべきか分からずに「思考停止」に陥っている初心者が少なくないことがデータから示唆されました。
本来、資産形成において重要なはずの追加購入や情報収集といった能動的なアクションは、わずか7%程度に留まっています。
この結果から、初心者が含み損を乗り越えるためには、単なる知識だけでなく精神的な耐性が必要であることが分かります。
一度の下落で市場から退場してしまう「狼狽売り」を防ぐには、事前のシミュレーションが欠かせません。
経験が浅いうちは、価格の上下に一喜一憂せず、まずは少額で市場の波に慣れることが長期的な生存率を高める鍵となります。
1年から3年の中堅層は冷静な継続保有を確立

投資経験が1年から3年に達する中堅層になると、含み損に対する行動は劇的な変化を遂げることが明らかになりました。
「すぐに売却した」と答えた割合はわずか7%弱まで激減し、初心者層と比較して約4.5倍もの差が開いています。
数年の市場経験を通じて、暗号資産特有のボラティリティを「織り込み済み」のものとして捉える余裕が生まれている証拠です。
特筆すべきは、約47%が「様子を見て保有を続けた」と答え、さらに約26%が「追加購入」を選択している点です。
この層は、下落局面を単なる損失ではなく、将来の反発に向けた準備期間として戦略的に活用し始めています。
自身が保有する銘柄のポテンシャルを信じ、目先の価格変動に惑わされない自律した投資判断が定着しているといえます。
中堅投資家にとって、含み損は撤退のサインではなく、むしろポートフォリオを強化するための重要なプロセスです。
「情報収集を強化」する割合も一定数存在し、根拠に基づいた意思決定を行おうとする姿勢が明確に表れています。
経験を積むことで、市場の恐怖に支配される側から、状況を客観的に俯瞰して動ける側へとステップアップしている実態が浮かび上がりました。
5年以上のベテラン層は戦略的な静観を貫く

投資経験5年を超えるベテラン層においては、含み損局面でも驚異的なまでの冷静さと規律が保たれています。
「様子を見て保有を続けた」と回答した割合は約48%に達し、全属性の中で最も高い安定感を示しました。
過去に何度も大規模な暴落や上昇を経験してきたからこそ、一時的な赤字に動じることのない不動のメンタルが形成されています。
また、「追加購入」を行う割合も約24%と高く、下落をチャンスに変える投資行動が完全にルーティン化されています。
一方で「すぐに売却」する層は6%台と極めて低く、安易な損切りを行わない熟練の投資哲学が数値に裏付けられました。
ベテラン投資家にとって、含み損の状態は「投資の一部」として完全に許容されていることがうかがえます。
興味深いのは、初心者に多かった「特に何もしなかった」が、ベテラン層では「戦略的な放置」へと昇華されている点です。
慌てて情報収集に走ることもなく、あらかじめ決めたルールに則って淡々と市場を見守る姿勢は、投資の最終形態ともいえます。
長く生き残る投資家ほど、感情を排した機械的な判断と、市場に対する深い信頼を併せ持っていることが改めて証明されました。
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メンタル状態と投資スタイルが行動に与える相関関係
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まとめ
上記内容を含め、アンケートの詳細なレポートは記事本文をご確認ください。
■ 調査概要
調査実施日:2026年2月24日
調査方法:インターネット調査
調査対象:国内在住の男女(暗号資産に投資している人、投資したことのある人)
有効回答数:1,226名
実施機関:株式会社Clabo
■ 調査設問項目
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現在、仮想通貨投資を行っていますか
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仮想通貨投資の経験年数を教えてください
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現在の仮想通貨への投資額を教えてください
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あなたの投資スタイルに最も近いものはどれですか
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含み損が出ているとき、あなたのメンタル状態に最も近いものはどれですか
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含み損時に取った行動として、最も近いものを教えてください
■ 暗号資産投資に関する免責事項
本レポートは情報提供を目的としており、いかなる投資勧誘や助言を構成するものではありません。暗号資産投資には高いリスクが存在し、投資判断は自己責任で行ってください。本レポートの内容の正確性、完全性、有用性について、いかなる保証も提供いたしません。投資に関する最終的な判断は、ご自身の判断で行い、必要に応じて専門家の助言を求めてください。
また、株式会社Claboではウォレットの復旧を始めとする、セキュリティ対策、保全手順、暗号資産に対する相談を承っております。
暗号資産に関わるお悩みがお有りの方はぜひ当社の初回無料相談窓口をご活用ください。
詐欺をはじめとするトラブルについてもご相談いただけますが、以下の公的・行政相談窓口のご活用もご検討ください。
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調査主体:株式会社Clabo
公式レポート:https://www.clabo-inc.co.jp/media/articles/crypto-unrealized-loss-action-survey
プレスリリース:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000039.000178703.html
Claboへのご相談(初回無料):https://www.clabo-inc.co.jp/contact
■ 会社概要
株式会社Clabo
所在地:〒106-0032 東京都港区六本木一丁目4番5号 アークヒルズサウスタワー16階
代表取締役:上野 育真
設立:2025年7月
X(旧Twitter):https://x.com/clabo_inc
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