パーキンソン病患者対象の調査で、73%の患者さんが、「現在服用しているお薬のひとつでも1日1回の服用になると助かる」と回答
2011年8月3日 日本/東京
日本ベーリンガーインゲルハイム株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役社長:ジェラード・マッケナ)は本日、パーキンソン病患者の服薬状況に関するアンケート調査の結果を発表しました。この調査から特筆すべきは、患者さんの73%が、「現在服用しているお薬のひとつでも1日1回の服用になれば助かる」と回答していることです。
調査は2010年8月1日~9月13日、約8,000名の全国パーキンソン病友の会会員を対象に郵送で実施され、調査期間中に3,046名から回答を得ました。
調査実施者のひとり、順天堂大学 医学部脳神経内科 教授 服部信孝 先生は、「パーキンソン病の患者さんでは、その治療のため、また合併する疾病の管理のためにも、多くの場合で複数の薬剤を服用しています。調査では、97%とほとんどの患者さんが、2種類以上の薬剤を服薬していると回答しています。服薬する薬の数や回数を少なくできることは、何より患者さんから望まれています。治療上で重要な、服薬アドヒアランス※を良好に維持するという点でも、少ない服薬回数で有用性を発揮する薬剤は有用であると考えられます」と解説しています。
(※服薬アドヒアランス:治療効果を十分に得るために、患者が治療の意義を理解した上で積極的に治療に参加し、定められた間隔で定められた用量の薬剤を服用すること)
服部先生は続けて、「このほど発売された、実績あるドパミン作動薬の1日1回投与の徐放錠などは、パーキンソン病治療の中で大きな役割を果たせるものと考えています。臨床に携わる医師として、このように治療に有益な選択肢の幅が広がっていくことを、大いに期待しています」と見解をまとめました。
パーキンソン病について
パーキンソン病は、高齢者においてアルツハイマー病に次いで2番目に多くみられる慢性神経変性疾患です。世界的な有病率は、65歳以上の約1~2%と推定されています。従来から、パーキンソン病には運動症状(振戦、固縮、動作緩慢、姿勢反射障害、すり足歩行、仮面様顔貌など)が認められていますが、抑うつ症状、疼痛、認知機能障害、睡眠障害などの非運動症状が先行する場合もあります。症状は患者によって異なり、加齢とともに悪化します。
ベーリンガーインゲルハイムについて
ベーリンガーインゲルハイムグループは、世界でトップ20の製薬企業のひとつです。ドイツのインゲルハイムを本拠とし、世界で145の関連会社と42,200人以上の社員が、事業を展開しています。1885年の設立以来、株式公開をしない企業形態の特色を生かしながら、臨床的価値の高いヒト用医薬品および動物薬の研究開発、製造、販売に注力してきました。
2010年度は126億ユーロの売上を示しました。革新的な医薬品を世に送り出すべく、医療用医薬品事業の売上の約24%相当額を研究開発に投資しました。
日本ではベーリンガーインゲルハイム ジャパン株式会社が持ち株会社として、その傘下にある完全子会社の日本ベーリンガーインゲルハイム株式会社(医療用医薬品)、エスエス製薬株式会社(一般用医薬品)、ベーリンガーインゲルハイム ベトメディカ ジャパン株式会社(動物用医薬品)、ベーリンガーインゲルハイム製薬株式会社(医薬品製造)の4つの事業会社を統括しています。日本のグループ全体で約3,000人の社員が、革新的な医薬品の研究、開発、製造、販売に従事しています。
日本ベーリンガーインゲルハイムは、呼吸器、循環器、中枢神経などの疾患領域で革新的な医療用医薬品を提供しています。また、グローバルな研究・開発の一翼を担う医薬研究所を神戸に擁しています。
詳細は下記をご参照ください。
www.boehringer-ingelheim.co.jp
日本ベーリンガーインゲルハイム株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役社長:ジェラード・マッケナ)は本日、パーキンソン病患者の服薬状況に関するアンケート調査の結果を発表しました。この調査から特筆すべきは、患者さんの73%が、「現在服用しているお薬のひとつでも1日1回の服用になれば助かる」と回答していることです。
調査は2010年8月1日~9月13日、約8,000名の全国パーキンソン病友の会会員を対象に郵送で実施され、調査期間中に3,046名から回答を得ました。
調査実施者のひとり、順天堂大学 医学部脳神経内科 教授 服部信孝 先生は、「パーキンソン病の患者さんでは、その治療のため、また合併する疾病の管理のためにも、多くの場合で複数の薬剤を服用しています。調査では、97%とほとんどの患者さんが、2種類以上の薬剤を服薬していると回答しています。服薬する薬の数や回数を少なくできることは、何より患者さんから望まれています。治療上で重要な、服薬アドヒアランス※を良好に維持するという点でも、少ない服薬回数で有用性を発揮する薬剤は有用であると考えられます」と解説しています。
(※服薬アドヒアランス:治療効果を十分に得るために、患者が治療の意義を理解した上で積極的に治療に参加し、定められた間隔で定められた用量の薬剤を服用すること)
服部先生は続けて、「このほど発売された、実績あるドパミン作動薬の1日1回投与の徐放錠などは、パーキンソン病治療の中で大きな役割を果たせるものと考えています。臨床に携わる医師として、このように治療に有益な選択肢の幅が広がっていくことを、大いに期待しています」と見解をまとめました。
パーキンソン病について
パーキンソン病は、高齢者においてアルツハイマー病に次いで2番目に多くみられる慢性神経変性疾患です。世界的な有病率は、65歳以上の約1~2%と推定されています。従来から、パーキンソン病には運動症状(振戦、固縮、動作緩慢、姿勢反射障害、すり足歩行、仮面様顔貌など)が認められていますが、抑うつ症状、疼痛、認知機能障害、睡眠障害などの非運動症状が先行する場合もあります。症状は患者によって異なり、加齢とともに悪化します。
ベーリンガーインゲルハイムについて
ベーリンガーインゲルハイムグループは、世界でトップ20の製薬企業のひとつです。ドイツのインゲルハイムを本拠とし、世界で145の関連会社と42,200人以上の社員が、事業を展開しています。1885年の設立以来、株式公開をしない企業形態の特色を生かしながら、臨床的価値の高いヒト用医薬品および動物薬の研究開発、製造、販売に注力してきました。
2010年度は126億ユーロの売上を示しました。革新的な医薬品を世に送り出すべく、医療用医薬品事業の売上の約24%相当額を研究開発に投資しました。
日本ではベーリンガーインゲルハイム ジャパン株式会社が持ち株会社として、その傘下にある完全子会社の日本ベーリンガーインゲルハイム株式会社(医療用医薬品)、エスエス製薬株式会社(一般用医薬品)、ベーリンガーインゲルハイム ベトメディカ ジャパン株式会社(動物用医薬品)、ベーリンガーインゲルハイム製薬株式会社(医薬品製造)の4つの事業会社を統括しています。日本のグループ全体で約3,000人の社員が、革新的な医薬品の研究、開発、製造、販売に従事しています。
日本ベーリンガーインゲルハイムは、呼吸器、循環器、中枢神経などの疾患領域で革新的な医療用医薬品を提供しています。また、グローバルな研究・開発の一翼を担う医薬研究所を神戸に擁しています。
詳細は下記をご参照ください。
www.boehringer-ingelheim.co.jp