2020という、特別というより特殊な1年に、選ばれたコピー。「TCC賞展2020」開催中
東京コピーライターズクラブ(会長:谷山雅計/以下、TCC)は、1月23日(土)まで、アドミュージアム東京において、日本最高峰の広告コピーの賞「TCC賞」受賞作を一堂に集め「TCC賞展2020」を開催している。来年1月にはトップクリエイターによるオンラインイベントも開催予定。
1962(昭和37)年からスタートしたTCC賞は、現役の最前線にいるコピーライター、CMプランナーが広告コピーに着目して選ぶ、他に類をみない広告賞。本年度は総勢98名の審査委員が応募総数6,233点の中から選出した広告コピーを展示。
本年度のグランプリは古川雅之氏(電通関西支社・電通)が大日本除虫菊/ゴキブリがうごかなくなるスプレー・コンバットのラジオCM「G作家の小部屋」篇、最高新人賞は松井一紘氏(ティー・ワイ・オー)がブックオフコーポレーション/企業広告のTVCM「心を読める心くん」篇他で受賞。その他、TCC賞14作品群、審査委員長賞2作品と新人賞19名の受賞作品を一堂に集め、それら全てに受賞者本⼈による解説を添えて展示。受賞者による解説は各キャプションにあるQRコードからスマホ・タブレットで読み取ることができる。
<TCCグランプリ 古川雅之氏(電通関西支社)>
大日本除虫菊「ゴキブリがうごかなくなるスプレー/コンバット」ラジオCM
アートディレクションは色部義昭氏(日本デザインセンター)によるもの。「ソーシャルディスタンス」が声高に叫ばれ、 人と人との距離を取えらざるをえなくなった 2020 年。そんな状況でも優れた広告の中にあるヒント・刺激・示唆など、有形無形のアイデアが「集まる」イメージが展覧会のキービジュアルにも込められている。
■開催にあたって
いつもとは違う環境・条件となりましたが、恒例のTCC賞展。じっくりとご覧いただければ、幸いです。ここでご紹介する広告の数々は、2020年2月までの1年間に発表されたものからの選りすぐり。ということは、ほぼコロナ以前の社会状況でこしらえられた表現が、いまこの時のあなたの目にどう映りどう伝わるかは、われわれ制作者にとってもきわめて興味深い事柄です。広告の面白さは、驚きは、感動は、モノ売りは、これからの時代どんな方向に進んでいくんだろうか。この展覧会をきっかけに、いっしょに考えてみませんか。
■「TCC賞展2020」開催概要
主催: 公益財団法人吉田秀雄記念事業財団アドミュージアム東京/東京コピーライターズクラブ
会期: 2020年11月21日(土)~2021年1月23日(土)
会場: アドミュージアム東京 企画展示室 〒105-7090東京都港区東新橋1-8-2カレッタ汐留
開館時間: 火~土曜 12:00~16:00 ※日時指定予約制(50名/時間)
休館日: 日曜、月曜(ほか不定休あり) 入場料: 無料
■ご来館にあたってのお願い
アドミュージアム東京は、新型コロナウイルス感染拡大防止策の一つとして、11月13日(金)よりすべての入館者を対象とする日時指定予約制を導入しています。予約はアドミュージアム東京のWEBサイトからお申込みください。※予約枠に空きがある場合は、当日会場にて入館のお申し込みも可能。
→https://www.admt.jp/about/reopen/
■展示連動企画・イベント
1.「トークイベント」
受賞者等によるオンライントークイベントを後日、開催予定。詳細は、TCC公式サイトにて発表。
2.「コピーライターの本棚」
ADMT併設の広告図書館では、受賞者の愛読書を展⽰したコーナーが登場。受賞者が⽇頃読んでいる本、おすすめしたい本を、本⼈のコメントとともにご紹介している。
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