レイヤードがMDV、メディパル、FVPと資本提携
かかりつけ医機能を強化する医療DX、そして医療データ利活用を加速
株式会社レイヤード(旧:メディアコンテンツファクトリー、本社:福岡市博多区、代表取締役社長:毛塚牧人、以下レイヤード)は、メディカル・データ・ビジョン株式会社(東京都千代田区、代表取締役社長:岩崎博之、以下MDV)と資本業務提携および、株式会社メディパルホールディングス(東京都中央区、代表取締役社長:渡辺秀一、以下メディパル)、株式会社ふくおかフィナンシャルグループ(福岡市中央区、取締役社長:五島久、以下FFG)傘下のベンチャーキャピタルである株式会社FFGベンチャービジネスパートナーズ(福岡市中央区、代表取締役社長:吉田泰彦、以下FVP)と資本提携(メディパル、FVP両社が運営する各ファンドを通じた出資です。)したことをお知らせいたします。本資本提携により、かかりつけ医機能を強化する医療DX、そして医療データの利活用を推進してまいります。
- レイヤードの事業背景
25期目を迎えた2022年7月1日、弊社が目指す方向性をより一層明確にするため、会社名を株式会社レイヤードに改めました。
レイヤードは、医療者と生活者の重なる領域である「医療インターフェイス」において医療DXを支援することで、コロナ禍を経てより一層重要性が増している「かかりつけ医」機能の強化を推進してまいります。医療者にとって持続可能な医療提供体制のもと、生活者が納得して医療を受けられる社会を目指します。
- 資本提携の背景
医療費を抑制するためには、病気になった後の「治療(Cure)」が中心だった医療の軸足を「ケア(Care)」の領域に移行していく必要があります。ケアは、高コストの入院や手術を減らすための重症化予防、そして終末期における在宅医療の担い手となる医療提供体制です。このケアの領域は、病院ではなく、診療所・クリニックのかかりつけ医が中心的な役割を果たします。そのため、かかりつけ医機能の強化が喫緊の課題となっています。しかし、かかりつけ医が患者一人ひとりに寄り添い、ケアにシフトしていくためには、業務効率化や医療連携、患者とのコミュニケーション機会を増やす仕組みづくりが必要不可欠です。
また、かかりつけ医がより効率的にパーソナルな医療を提供するためには、医療データの利活用が重要となっていきます。
このような社会を実現していくために、レイヤードは、かかりつけ医を推進する複数プロダクトを展開し、医療DXを支援しています。特に、1,200施設以上の医科診療所や地方自治体、医師会で採用されているWEB問診「Symview」では、月間100万件近い問診データを収集しています。2022年7月には医療版CRMとなるPRM(慢性疾患患者管理)「Kakarite」をリリースし、かかりつけ医がもつ医療データの一元管理や、患者とのコミュニケーションを促進できるよう開発・導入を進めています。
今回のメディパル、およびFVPとの資本提携を通じて、まずはレイヤードのプロダクトのクリニックでの導入を今以上に加速させる予定です。また、MDVとの資本業務提携により、MDVが顧客とするDPC対象病院へレイヤードのWEB問診を展開するとともに、レイヤードが保有する医療データについて、MDVのデータ利活用のノウハウを活用しながらビジネス化を目指します。
また、FFGとヘルスケア×Fintechの領域で新たなビジネスの創出を目指します。
今後、レイヤードは各社との連携を深め、事業拡大・成長を加速させてまいります。
- 提携先企業からのコメント
当社が目指すのは「医療を選択できる社会」の実現です。医療に参加しやすい環境を整備するために、患者に診療データを返すPHR(パーソナルヘルスレコード)「カルテコ」を開発、提供しています。
WEB問診は患者の医療参加へのファーストステップです。問診で収集した患者データと、当社がこれまで蓄積してきた病院由来のデータを連携させて利活用することで、新たな価値を創出できると信じています。
データ連携による病院DX(デジタルトランスフォーメーション)で業務フローを改善して「働き方改革」が進展すれば医療従事者のメリットになるでしょう。今回の提携では医療提供側のメリットにとどまらず、病に苦しむ患者が必要、かつ適切な医療にいち早くたどり着けるような仕組みも協議していきます。
■株式会社メディパルホールディングス 代表取締役社長 渡辺秀一
このたび、当社のコーポレートベンチャーキャピタルファンド MEDIPAL Innovation投資事業有限責任組合を通じて、レイヤードへ出資できたことを大変うれしく思います。
当社は2027年3月期までの中期ビジョンにおいて、「デジタルを活用したビジネス基盤の強化」を成長戦略の一つに掲げています。当社がレイヤードのDX製品・サービスの社会実装を支援し、お互いの機能を活用してクリニックにおけるDXを強力に推進するとともに、デジタルプラットフォームの構築を加速させ、クリニックの業務効率化と利便性向上に貢献していきます。
■株式会社FFGベンチャービジネスパートナーズ 代表取締役社長 吉田泰彦
この度、FFGベンチャービジネスパートナーズから出資させていただきました。
高齢化が進む日本において、医療機関が果たす役割はますます大きくなっています。加えて医療業界はデジタル化への対応、かかりつけ医の推進など、様々な課題を抱えています。
こうした環境のなか、レイヤード社はWeb問診サービス「Symview」をはじめ、患者様と医療機関をつなぐサービスを複数展開しています。また、今後期待される医療データ活用の領域においても新たな挑戦を開始しています。
「医療をもっと、わかりやすく。」のミッションに向けて同社の更なる成長を期待するとともに、課題解決に向けて一緒に挑戦できることを嬉しく思っています。
- 株式会社レイヤード 代表取締役社長 毛塚牧人
コロナ禍を経て社会が医療に求める役割も急激に変化しつつあります。そのような医療のパラダイムシフトに対応し、当社がさらに貢献していくためにも、この度、事業アライアンスの強化を目的とした資金調達および業務提携を行うこととしました。市況環境が悪い中、私たちのこれまでの実績や今後の可能性を信じて投資を決定してくださった株主の3社には感謝申し上げるとともに、お寄せいただく期待に必ずお応えしたいと決意を新たにしております。
新型コロナは日本の医療に大きな影を落としました。私たちはこのタイミングで医療DXでかかりつけ医を支援することで、医療者と生活者が同じ目線で共に歩む「共創の関係」をつくれる社会を目指して、事業を推進していきたいと考えています。これからのレイヤードにご期待ください。
- レイヤード採用情報
「医療をもっと、わかりやすく」するために、あたりまえを疑い、新しい価値観を見つけること。そして、医療者と生活者がよりよい関係性をつくれるよう、私たちと一緒に泥くさく仕事をしてくれるメンバーを募集しています。詳しくは下記をご確認ください。
レイヤード採用情報:https://layered.inc/recruit
- 提携先会社概要
代表者:代表取締役社長 岩崎博之
設立年:2003年
事業内容:
1. 医療情報統合システムの開発、製作、販売、保守業務
2. 各種医療データの分析、調査、コンサルティング業務
3. 医療機関向け経営コンサルティング業務
4. 各種医療データの運用及び提供サービス業務
5. ポータルサイトの企画、設計、開発、運営
本社所在地:東京都千代田区神田美土代町7番地 住友不動産神田ビル10階
URL:https://www.mdv.co.jp/
株式会社メディパルホールディングス
代表者:代表取締役社長 渡辺秀一
設立年:1923年
事業内容:
持株会社として「医療用医薬品等卸売事業」、「化粧品・日用品、一般用医薬品卸売事業」 ならびに「動物用医薬品・食品加工原材料等卸売事業」などを行う関係会社の株式を所有する事による当該関係会社の経営活動の管理・支援およびメディパルグループにおける事業開発等
本社所在地:東京都中央区八重洲二丁目7番15号
URL:https://www.medipal.co.jp/
株式会社FFGベンチャービジネスパートナーズ
代表者:代表取締役社長 吉田泰彦
設立年:2017年
事業内容:
九州最大規模となる総額約220億円のベンチャーキャピタルの運営
本社所在地:福岡市中央区天神二丁目13番1号
URL:http://www.ffg-venture.co.jp/
- 株式会社レイヤード
代表者:毛塚牧人
設立年:1998年7月
事業:クラウドサービス事業・プロフェッショナルサービス事業・メディア事業
拠点:
本社 福岡市博多区博多駅中央街8-27 第16岡部ビル5F
東京 東京都港区芝公園2-2-22 芝公園ビル7F
⼤阪 ⼤阪市淀川区⻄中島4-11-21 新⼤阪コパービル6F 603
名古屋 名古屋市中村区名駅3丁目28-12 大名古屋ビルヂング11階
URL: https://layered.inc
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