ファーウェイ、FusionServerシリーズとサービス指向のインフラストラクチャを発表
イノベーションにより簡便で効率的なコンピューティングを実現
ファーウェイのITプロダクトラインのサーバー事業部門ジェネラル・マネージャーである邱隆(チュウ・ロン)はHCC2014において、未来指向のサービス指向インフラストラクチャ(Service-Driven Infrastructure、以下SDI)を初公開し、同社の最新実績をサーバー市場のパートナー企業に向けて紹介しました。
邱は次のように述べています。「ファーウェイは2014年第2四半期のサーバー出荷台数で世界第4位、中国では第2位になりました※1。ファーウェイ製サーバーの優れた性能と画期的な運用がグローバル市場で認められた結果、シェア拡大に繋がったものと考えています。2013年第3四半期以来、ファーウェイはグローバルでのサーバー出荷台数において4四半期連続で第4位を維持しています※2」
お客様中心の継続的イノベーションに基づき開発された未来指向のSDI
邱は次のように続けます。「ファーウェイのサーバー市場における着実な成長は当社の存在感が安定して高まっていることを示すと同時に、当社が機敏で効率的かつ使いやすさを考慮したコンピューティング・サービスを提供し、お客様のニーズに応えようと尽力していることが評価されたものです。当社が目標とするコンピューティング・サービスを提供するためには、コンピューティング、ストレージ、ネットワーク・アーキテクチャを分離し、あらゆるリソースを共有リソース・プールに統合して、リソースをオンデマンドで構成できるようにしていく必要があります」
サービス導入の際には通常、インフラストラクチャに対する特定の要件(SLAやQoSなど)が示され、インフラストラクチャはアプリケーション・ポリシーに基づいてリソースを動的に割り当てています。このプロセスはお客様には見えません。この機能を導入するためにファーウェイは、従来の「ソフトウェア+標準サーバー」インフラストラクチャとは異なるクラウド・データセンター向けのSDIを開発しました。SDIはソフトウェア定義によるストレージ(Software-Defined Storage、SDS)、SDN、ソフトウェア・モジュール、ハードウェア・モジュールで構成されています。
サーバー、ストレージ、ネットワーク・リソースはこれまで、CPUにより制御されてきました。しかしSDIモードでは、SDIに対応したハードウェアがストレージとネットワーク・リソースを一元的に制御しており、ユーザー指向のコンピューティング・サービスを提供するサーバーが統合リソース・プールに追加され、最終的にデータセンターのインフラストラクチャが形成されます。SDIにより、安定性と信頼性を備えた高性能のインフラストラクチャ・レイヤがお客様のアプリケーションから論理的に分離され、このレイヤはソフトウェア定義によりアプリケーション・システムに先駆けて実行されます。
オープンなコンバージドITインフラストラクチャFusionServer
ファーウェイはオープンでコンバージェントかつ革新的なクラウド・データセンター向けITインフラストラクチャを構築するというミッションのもと、HCC2014においてFusionServerシリーズを発表しました。このソリューションは高いパフォーマンス、信頼性、省エネルギー、機敏なコンピューティングを実現するもので、今回の発表はファーウェイのサーバー市場でのポジショニングと戦略を体現しています。クラウド時代を迎える中、ファーウェイは今後もこうしたコンバージド・プラットフォームを提供するとともに、深い専門性と豊富な経験を生かして、お客様のビジネスの発展を支援していきます。
あらゆるサービスに適用可能な汎用アーキテクチャのX6800サーバー
HCC 2014ではさらに、クラウド・データセンター向けでは最高レベルのインフラストラクチャとなるX6800サーバーも発表しました。
X6800は高い拡張性と信頼性を備え、省エネルギー、省スペースで効果的な運用保守と円滑なプラットフォームの切り替えを可能にするデータセンター向けサーバーで、ROI(Return On Investment:投資利益率)を最大化し、TCO(Total Cost of Ownership:総所有コスト)を最小限に抑えます。X6800サーバーのアーキテクチャは特にSDS、ビッグデータ、SDIなどのアプリケーション向けに最適化されており、あらゆるサービスに適用できるとともに、変化し続けるサービス需要に対応します。
HCC2014でX6800データセンター向けサーバーを展示
HCC2014ではこのほかに、Intel® Xeon™E5-2600 v3プロセッサーを採用したFusionServer V3サーバー・シリーズも発表されました。
● ミッション・クリティカルな法人向けサービスに適したRH1288 V3、RH2285 V3、RH2288 V3ラック・サーバー
● E9000コンバージド・インフラストラクチャ・ブレード・サーバー対応のCH121 V3、CH220 V3、CH222 V3、CH242 V3サーバー・ノード
FusionServer V3シリーズは、作業負荷削減のために最適化されたファーウェイのオープンでコンバージェントなサーバー・ソリューションの豊富なラインナップの1つで、スケールアウト、スケールアップ、コンバージド・インフラストラクチャ、I/Oアクセラレーションなど多岐にわたる応用を実現します。
ULLtraDIMM SSDによる超低レイテンシ・ソリューション
HCC2014ではまた、SanDiskが開発した超低レイテンシのULLtraDIMM SSDも展示しました。ファーウェイは高性能のデータベースや仮想化を実現するため、レイテンシがより低く、より広帯域の高速化ソリューションを提供していくことに注力しています。今後は、ULLtraDIMM SSDと、大容量で高い処理能力を備えたファーウェイのRH8100 V3またはRH5885H V3サーバーを組み合わせた優れたキャッシュ・ソリューションを提供していきます。超低レイテンシ・ソリューションを利用することで、OLTP(Online Transaction Processing:オンライン・トランザクション処理)およびOLAP(Online Analytical Processing:オンライン分析処理)における仮想化やデータベースのキャッシュ性能が向上することになります。
※1 出典: ガートナー「Quarterly Statistics: Servers, Worldwide, Q2, 2014 Update (August 26, 2014)」
※2 出典: ガートナー「Quarterly Statistics: x86 Servers, All Countries, Q3, 2013 Update (November 4, 2013)
【ファーウェイについて】
ファーウェイ(中国語表記:華為技術、英語表記:Huawei)は、世界有数のICTソリューション・プロバイダーです。お客様志向のイノベーションとお客様との強い信頼関係により、通信ネットワーク、端末、クラウド分野におけるエンド・ツー・エンドの競争優位性を確立しています。ファーウェイは通信事業者、企業、消費者の皆様へ最大の価値を提供すべく献身しており、競争力の高いソリューションおよびサービスを170か国以上で提供し、世界人口の三分の一にもおよぶ人々のICTソリューション・ニーズに応えています。
日本法人(ファーウェイ・ジャパン)は2005年に設立され、日本市場のニーズに応えるべく幅広い製品ならびにサービスを提供しています。詳しくは、当社ウェブサイト:www.huawei.com/jp/、フェイスブック:www.facebook.com/HUAWEI.JAPAN、ツイッター:twitter.com/HUAWEI_Japan_PR、LINE:‘ファーウェイ’で検索、YouTube:http://www.youtube.com/user/HuaweiDeviceJPをご覧ください。
■報道関係者様の問い合わせ先
ファーウェイ・ジャパン(華為技術日本株式会社)
広報担当 江島
TEL: 03-6266-8065
Email: yuka.ejima@huawei.com
■製品・ソリューションに関する問い合わせ先
ファーウェイ・ジャパン(華為技術日本株式会社)
法人事業本部
Email: enterprise.jp@huawei.com