第19回日本臨床毛髪学会 学術集会においてアフタヌーンセミナーを共催
~抗酸化成分「フラーレン」の毛髪成長に対する有用性を発表~
株式会社アデランス(本社:東京都新宿区、代表取締役会長兼社長 根本 信男)は、2014年11月23日(日)~24日(月)、岡山コンベンションセンター(岡山市)において開催された第19回日本臨床毛髪学会 学術集会で、アデランスがスポンサーシップをとるアフタヌーンセミナー「フラーレンが拓く皮膚と毛髪の新しいナノ医学治療」を共催しました。
同セミナーは23日(日)に行われ、アデランスの寄附に基づく講座である大阪大学大学院医学系研究科皮膚・毛髪再生医学の乾准教授が登壇し、フラーレンの毛髪成長に及ぼす影響についての講演を行いました。また、世界的な毛髪皮膚医学の権威であり、当社のメディカルアドバイザーでもある、別府ガーデンヒルクリニック くらた医院 院長の倉田先生がセミナーの座長を務めました。
また会期中には、アデランスが共同研究を進める東京大学のグループが、一般演題として共同研究テーマである「スカルプケアサイエンス」に関わる講演を、4演題にわたって実施しました。
日本臨床毛髪学会は国内外の毛髪・皮膚分野の医師や研究者が一堂に会して研究成果を発表する、日本において最高峰の毛髪関連医学会です。今年第19回を迎える今回は、「毛髪医療のトピックス」をテーマに岡山県岡山市で開催され、アデランスが本学会に共催するのは4年連続となります。
また、今回は海外からの発表者が5名登壇するなど、ますます国際色豊かな学会となり、海外からの注目度も高まってきていることが感じられます。
アデランスはトータルヘアソリューションにおけるリーディング企業の使命として、経営理念の一つである「最高の商品」の開発および毛髪関連業界の発展を目指し、機能性人工毛髪や医療向ウィッグの研究開発、育毛・ヘアスカルプケア関連研究、抗がん剤脱毛抑制研究など、産学連携にて毛髪関連の研究を積極的に取り組んでおります。
その産学共同研究の成果を国内外の学会を通じて発信し、また、世界の研究者に研究成果を発表いただくことは、毛髪界の更なる進展となり、ひいては多くの方の髪の悩みの解消に寄与し、当社のCSR(企業の社会的責任)であると考えております。
■フラーレンとは
フラーレンはダイヤモンドやグラファイトと同じ炭素の同素体(同一元素だけで構成される分子)で直径は0.7ナノメートル(ナノメートルは1メートルの10億分の1)といった非常に小さい、サッカーボールのようなユニークな形をしています。
特徴は優れた抗酸化力で、フラーレンの周りを取り巻く電子がフリーラジカル・活性酸素と反応することで抗酸化力を発揮します。そのため、他の抗酸化素材とは異なり、強力な抗酸化力が長時間持続する機能を持っています。
フラーレンの存在を発見した3名の科学者が、その功績を認められてノーベル化学賞を受賞しています。
■アフタヌーンセミナー 講演概要
座長
別府ガーデンヒルクリニック くらた医院
院長 倉田 荘太郎
アフタヌーンセミナー演題:フラーレンが拓く皮膚と毛髪の新しいナノ医学治療
大阪大学大学院医学系研究科 皮膚・毛髪再生医学寄付講座
准教授 乾 重樹
フラーレンは炭素60個からなるサッカーボール上の分子構造を持つ物質であり、グラファイト、ダイヤモンドに次ぐ第3の炭素同素体といわれる。ラジカルスカベンジャーとして強力な抗酸化作用を有し、種々の生物学的活性が期待できる。われわれはフラーレンが毛成長等にどのような影響を与えるか調べるため、ヒト男性頭皮にフラーレン配合トニックを塗布し、その効果を単盲検臨床試験にて検討した。その結果、コントロールトニック塗布部位に対してフラーレントニック塗布部位では24週後に毛成長速度が有意に16%増加することがわかった。フラーレンは活性酸素種から細胞を保護する作用があることから、フラーレンの毛胞内のいずれかの細胞への保護作用を介していたことが推測される。さらにざ瘡や顔の目立つ毛穴に対する効果とその作用期所についても調べたので、あわせて紹介したい。
■一般演題 講演概要
「スキンブロッティング法によるマウス背部皮膚の毛胞タンパク質の検出」
東京大学大学院医学系研究科 老年看護学/創傷看護学分野
特任講師 峰松 健夫
「Acyl homoserine lactone により活性化される表皮角化細胞内シグナル伝達経路の探索」
東京大学大学院医学系研究科 老年看護学/創傷看護学分野
特任助教 池田 真一
「発毛促進作用を発揮するアシル化ホモセリンラクトンの投与方法の検討」
東京大学大学院医学系研究科 老年看護学/創傷看護学分野
客員研究員 西島 良美
「ob/obマウスにおける毛周期の同定」
東京大学大学院医学系研究科 老年看護学/創傷看護学分野
研究員 田崎 なつみ
<セミナー概要>
セミナー名称 :第19回日本臨床毛髪学会
会期 :2014年11月23日(日)~11月24日(月)
会場 :岡山コンベンションセンター(岡山市)
※アデランス共催のアフタヌーンセミナーは、11月23日(日)に開催しました。
また会期中には、アデランスが共同研究を進める東京大学のグループが、一般演題として共同研究テーマである「スカルプケアサイエンス」に関わる講演を、4演題にわたって実施しました。
日本臨床毛髪学会は国内外の毛髪・皮膚分野の医師や研究者が一堂に会して研究成果を発表する、日本において最高峰の毛髪関連医学会です。今年第19回を迎える今回は、「毛髪医療のトピックス」をテーマに岡山県岡山市で開催され、アデランスが本学会に共催するのは4年連続となります。
また、今回は海外からの発表者が5名登壇するなど、ますます国際色豊かな学会となり、海外からの注目度も高まってきていることが感じられます。
アデランスはトータルヘアソリューションにおけるリーディング企業の使命として、経営理念の一つである「最高の商品」の開発および毛髪関連業界の発展を目指し、機能性人工毛髪や医療向ウィッグの研究開発、育毛・ヘアスカルプケア関連研究、抗がん剤脱毛抑制研究など、産学連携にて毛髪関連の研究を積極的に取り組んでおります。
その産学共同研究の成果を国内外の学会を通じて発信し、また、世界の研究者に研究成果を発表いただくことは、毛髪界の更なる進展となり、ひいては多くの方の髪の悩みの解消に寄与し、当社のCSR(企業の社会的責任)であると考えております。
■フラーレンとは
フラーレンはダイヤモンドやグラファイトと同じ炭素の同素体(同一元素だけで構成される分子)で直径は0.7ナノメートル(ナノメートルは1メートルの10億分の1)といった非常に小さい、サッカーボールのようなユニークな形をしています。
特徴は優れた抗酸化力で、フラーレンの周りを取り巻く電子がフリーラジカル・活性酸素と反応することで抗酸化力を発揮します。そのため、他の抗酸化素材とは異なり、強力な抗酸化力が長時間持続する機能を持っています。
フラーレンの存在を発見した3名の科学者が、その功績を認められてノーベル化学賞を受賞しています。
■アフタヌーンセミナー 講演概要
座長
別府ガーデンヒルクリニック くらた医院
院長 倉田 荘太郎
アフタヌーンセミナー演題:フラーレンが拓く皮膚と毛髪の新しいナノ医学治療
大阪大学大学院医学系研究科 皮膚・毛髪再生医学寄付講座
准教授 乾 重樹
フラーレンは炭素60個からなるサッカーボール上の分子構造を持つ物質であり、グラファイト、ダイヤモンドに次ぐ第3の炭素同素体といわれる。ラジカルスカベンジャーとして強力な抗酸化作用を有し、種々の生物学的活性が期待できる。われわれはフラーレンが毛成長等にどのような影響を与えるか調べるため、ヒト男性頭皮にフラーレン配合トニックを塗布し、その効果を単盲検臨床試験にて検討した。その結果、コントロールトニック塗布部位に対してフラーレントニック塗布部位では24週後に毛成長速度が有意に16%増加することがわかった。フラーレンは活性酸素種から細胞を保護する作用があることから、フラーレンの毛胞内のいずれかの細胞への保護作用を介していたことが推測される。さらにざ瘡や顔の目立つ毛穴に対する効果とその作用期所についても調べたので、あわせて紹介したい。
■一般演題 講演概要
「スキンブロッティング法によるマウス背部皮膚の毛胞タンパク質の検出」
東京大学大学院医学系研究科 老年看護学/創傷看護学分野
特任講師 峰松 健夫
「Acyl homoserine lactone により活性化される表皮角化細胞内シグナル伝達経路の探索」
東京大学大学院医学系研究科 老年看護学/創傷看護学分野
特任助教 池田 真一
「発毛促進作用を発揮するアシル化ホモセリンラクトンの投与方法の検討」
東京大学大学院医学系研究科 老年看護学/創傷看護学分野
客員研究員 西島 良美
「ob/obマウスにおける毛周期の同定」
東京大学大学院医学系研究科 老年看護学/創傷看護学分野
研究員 田崎 なつみ
<セミナー概要>
セミナー名称 :第19回日本臨床毛髪学会
会期 :2014年11月23日(日)~11月24日(月)
会場 :岡山コンベンションセンター(岡山市)
※アデランス共催のアフタヌーンセミナーは、11月23日(日)に開催しました。
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