プラスアルファ・コンサルティングが「科学的人事研究会」を発足
これからの「働く」未来を良くしていくため 人材データの活用と分析による科学的人事の方法論の確立を目指す
<科学的人事研究会発足の背景と目的>
働き方改革や人材の多様性、コロナ禍によるニューノーマルなど、企業を取り巻く環境は日々変化しています。「ヒト、モノ、カネ」が経営資源と言われていた時代は久しく、海外では上場企業への人的資本の情報開示の義務化や、日本でも昨年経済産業省より発表された「人材版伊藤レポート」が話題になるなど、今や事業成長の鍵は「人」であり、「ヒト、モノ、カネ」から「ヒト、ヒト、ヒト」の時代へと変わってきています。
こうした中、経営の舵取りを支えるためには、人事は今までの人材の管理業務から、経営に貢献する人事戦略を担う側へと、新しい役割が求められています。いかに人材のパフォーマンスを高めるか、どう人材を育成し、未来の事業を描いていくのか。そのためには経験や勘ではなく、人材情報、人材データに基づくエビデンスをもとに、人事戦略の意思決定につなげていくことが重要となってきます。
人事部門は多くの人材情報、人事情報を持っています。昨今、人事のDX化(デジタルトランスフォーメーション)の流れもあり、こうした人材情報や人事情報の管理にHRテックを活用する企業も増えてきました。多くのタレントマネジメントシステムがそうであるように、人材情報を帳票から載せ替えすることや工数を削減することは効率化にはつながりますが、それだけでは人事戦略につなげる活用にはたどり着きません。我々は効率化のその先にある高度化を目指し、人材情報を様々な切り口からデータとして掛け合わせ、分析できることが要諦と考えています。
こうした背景から、座長に早稲田大学政治経済学術院大湾秀雄教授をお迎えし、人事研究の有識者ならびに人事先進企業の方々にお集まりいただき、最新の科学的人事戦略の動向についても着目しながら、人材データを人事戦略の意思決定に貢献させるにはどう活用していくべきか、人材データの活用と分析による知見を深め、科学的人事の方法論を確立するため、「科学的人事研究会」を発足いたしました。また、「人」が経営の鍵となる今、新たな人事の役割とあり方についても共に考えていきたいと思います。
<科学的人事の必要性とこれからの人事の新しい取り組み方について:科学的人事研究会 座長/早稲田大学政治経済学術院 大湾秀雄教授より>
人事データの活用に対する関心は高まっていますが、多くの人事担当者や経営者が、ダッシュボード上で様々なグラフを見るだけで満足してしまい、組織や人事制度の改善につなげていないのが多くの企業の現状ではないかと思います。科学的人事研究会では、戦略人事をどのように経営戦略に紐づけていくか、社員本位の施策立案のためにデータをどのように活用していけば良いか、といった本質的な議論を深めることで、人事にPDCAサイクルを導入し、経営課題の発掘と解決につなげていくことを目指しています。
<開催報告ならびに今後の活動予定>
第1回科学的人事研究会 (開催済み)
開催テーマ : これからの企業成長を支える人材戦略
1.コロナ禍で変わる人事の役割や人材戦略
2.テレワークの取組やテレワークで変わる人材マネジメント
3.人事のDX化はどうあるべきか?
<基調講演:慶應義塾大学 岩本隆特任教授>
「これからの企業成長を支える人材戦略
HRデータとテクノロジーを活用した世界標準のHRマネジメントへの転換へ」
<グループディスカッション>
1.人材戦略と事業戦略をつなぐための取り組み、課題
2.コロナ禍で従業員エンゲージメントやパーパスの重要性、人材戦略の再考
3.ISO 30414におけるデータの存在ならびに活用
<特別対談:慶應義塾大学 岩本隆特任教授×早稲田大学政治経済学術院 大湾秀雄教授>
「データの革新的な活用によって企業が新たな価値を生み出し、成長するための科学的人事とは」
※第1回科学的人事研究会の内容については、近日タレントパレットサイト内にて公開予定です。
掲載開始についてはタレントパレットサイトならびにタレントパレットFacebookにてお知らせいたします。
タレントパレットサイト:https://www.talent-palette.com/
タレントパレットFacebook:https://www.facebook.com/TalentPalette/
<今後の開催予定> ※テーマは変更となる可能性もあります。
第2回科学的人事研究会(6月開催予定)
開催テーマ : エンゲージメントサーベイの活用と可能性
第3回科学的人事研究会(7月開催予定)
開催テーマ : 人材育成、スキルの見える化
第4回科学的人事研究会(9月開催予定)
開催テーマ : 健康経営
<早稲田大学政治経済学術院 大湾秀雄教授について>
スタンフォード大学Ph.D.(Business)、ワシントン大学オーリン経営大学院助教授、青山学院大学国際マネジメント研究科教授、東京大学社会科学研究所教授を経て現職。データサイエンティストの育成に注力。早稲田大学組織経済実証研究所、所長。人事経済学・組織経済学の普及フィールド実験など企業とのコラボや、(独)経済産業研究所、ファカルティフェロー、経済産業省「事業再編研究会」「創造性研究会」、内閣府「組織変革懇談会」等の委員およびピープル・アナリティクス&HRテクノロジー協会理事、(株)東大エコノミックコンサルティング(UTEcon)アドバイザー。
<Talent Palette(タレントパレット)について>
「タレントパレット(https://www.talent-palette.com/)」は、人材戦略に必須となる採用から育成、配置、評価、抜擢・活躍までを一気通貫で行い、科学的根拠に基づいた戦略的人事を実現するサービスです。当社はこれまで累積3,000社超のマーケティング支援を行ってきた実績があり、そこで磨き上げたデータ活用技術のノウハウを活かしています。今までは管理するのみに留まっていた人材情報を分析し、そのデータを網羅的に活用することで経営層の意思決定を後押しします。具体的には人材基本情報、過去の経歴、スキルや能力、内面や適性、社員の希望や考え、日々のモチベーションからエンゲージメントまでのデータを一括で扱うことができます。これらのデータを分析することにより、複数軸での人材配置シミュレーションや離職危険者のピックアップ、採用ミスマッチ防止など、企業が抱える課題を人事ビッグデータ活用により解決します。
<株式会社プラスアルファ・コンサルティングについて>
株式会社プラスアルファ・コンサルティング(https://www.pa-consul.co.jp/)は『あらゆる情報から付加価値を生み出し続ける、見える化プラットフォーム企業』として、2006年の設立以来、顧客の声や顧客データ/購買データ、人事情報のようなビッグデータを「見える化」し気づきを与える力を持つ、「テキストマイニング」や「データマイニング」などの技術を核としたクラウドソリューション事業を行っています。様々な情報を「見える化」することで、お客様のビジネスに+α(プラスアルファ)の価値を創造するためのソフトウェアの開発・販売、コンサルティング、新規事業創出を行っています。
<プレスリリースに関するお問合せ>
株式会社プラスアルファ・コンサルティング
科学的人事研究会 事務局
担当:鈴木
TEL:03-6432-4018 / E-mail:tp_info@pa-consul.co.jp
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