新そばの香りと継がれる想いが小谷村を彩る ―「おたり新そば祭り」10月11日(土)開幕!

豪華賞品が当たる!新そばからスイーツまで、10店舗をめぐるスタンプラリー開催

小谷村

長野県・小谷村(読み:オタリムラ、所在地:長野県北安曇郡小谷村、村長 中村義明)で、2025年10月11日(土)から11月30日(日)まで「おたり新そば祭り」を開催します。村内の各店舗で香り高い新そばやそばスイーツを楽しめるほか、スタンプラリーでは抽選で豪華賞品をご用意。

今年は、地域で長年親しまれてきた「そばの花」が継業によってリニューアルオープンし、新たな味わいも加わりました。食文化を未来へとつなぐ人々の想いとともに、秋の小谷を満喫できるイベントです。

 「おたり新そば祭り」開催概要

小谷村の秋を代表する恒例行事「おたり新そば祭り」。

新そばの味わいを楽しむだけでなく、地元産そば粉を使ったメニューや期間限定のスイーツも堪能できます。さらに、店舗をめぐるスタンプラリーに参加すれば、宿泊補助券や特産品など豪華賞品が当たるチャンスも。ぜひ、この機会にご参加ください。

開催期間:2025年10月11日(土)〜11月30日(日)

内容:小谷村内の各店舗で新そばやそばスイーツを提供。スタンプを集めて抽選に参加可能。宿泊補助券やジェラート詰め合わせなど豪華賞品をご用意しています。

 参加店舗と提供内容

そば処 ふるさと

新そば提供期間:

新そばになり次第〜10月24日(金)11:00〜15:00

※不定休・売り切れ次第終了

そば特有の風味と香ばしい香りが濃密に詰まった新そばをお楽しみ下さい。

おたり名産館

新そば提供期間:

10月11日(土)〜11月3日(月・祝)11:00〜14:00

※火曜定休・売り切れ次第閉店

小谷村産のそば粉を使用。熊肉カレー・熊汁、蕎麦と丼物のセットもおすすめです。

旬香旬菜 ⭐︎雅⭐︎(栂池グランドロッヂ内)

新そば提供期間:

10月18日(土)〜11月3日(月・祝)12:00〜15:00

※10月24日(金)は休業

小谷産のそば粉100%の手打ち十割そばです。期間中、そば粉のチーズ焼きをサービスします。

そばの花(池の田グリーンスポーツ管理棟)

新そば提供期間:

10月24日(金)〜11月4日(火)11:00〜15:30(L.O.15:00)

8/9にリニューアルオープン。のどごしの良い九割そばと香り高い十割そばの二種類をご用意しています。新そば祭り中は先着で蕎麦茶をプレゼント!

サンテインおたり

新そば提供期間:

11月1日(土)〜11月3日(月・祝)11:30〜14:00(L.O.13:30)

期間中、そばメニューをご注文のお客様に小鉢一品サービス。さらにお一人様500円以上のお食事をされると温泉入浴が100円引き!

そば屋 蛍

新そば提供期間:

11月1日(土)〜11月30日(日)11:30〜16:30

※土日祝は11:00〜 ※11/5、11、18、19、25、26は休業

週末数量限定の十割そばと原木なめこの汁を提供。ハズレなしの「蛍限定くじ引き」も実施。

なっからはくのり新そば祭(白馬乗鞍GSロッヂ)

新そば提供期間:

11月3日(月・祝)10:30〜14:00

※売切れ次第終了

蕎麦御膳(かあさんの手作りお惣菜・おこわ付き)仕様でご提供します。

うまいもの屋 固徹

新そば提供期間:

11月15日(土)、16日(日)、22日(土)、23日(日)11:30〜15:00

頑固な店主が手ごねにこだわり打ったそばは腰があり美味です。だし巻き玉子・ごま豆腐・そばプリンなどセットメニューもご用意。

そばスイーツ提供店舗

※写真はイメージです

Cafe十三月

提供期間:

10月24日(金)〜11月3日(月・祝)11:00〜18:00

※火・水・木定休(L.O.ランチ15:30/カフェ17:30)

期間中、コーヒー1杯からスタンプを押下。新そば祭り限定の蕎麦スイーツをご用意。※ランチは南インドカレーのみ

オタリアンジェラート

提供期間:

10月下旬〜11月30日(日)11:00〜17:00

※11/5、11、18、19、25、26は休業

そば屋「蛍」が焙煎した新そばの実を使用した手作りジェラートを提供。豊かな風味を堪能できます。

 スタンプラリー概要と賞品紹介

期間中、そばやスイーツを注文するとスタンプを押印。スタンプ数に応じて抽選で豪華賞品が当たります。

1店舗:小谷漬け(1袋) 50名様

2店舗以上:オタリアンジェラート詰め合わせ(そば味6個)20名様

2店舗以上:小谷村宿泊補助券(1万円)20名様

ダブルチャンス:ORCA(27oz)小谷村オリジナルタンブラー 10名様

 味を継ぐ、その先へ。“そばの花”が紡ぐ出会いと新たな挑戦

約20年前にオープンし、季節限定のそば店として多くの人に親しまれてきた「そばの花」が今年、新たにリニューアルを迎えました。大阪から宮城、そして宮城から小谷村へと移住し、「そばの花」を継業することになった杉本裕明さん(以下、杉本さん)、そしてこれまで運営を担ってきたコルチナそば組合の相澤保さん(以下、相澤さん)に、継業の背景やこれからの思いを伺いました。

杉本裕明さん(左)相澤保さん(右)

― まず、「そばの花」を始められた経緯を教えてください。

相澤さん:「そばの花」のそば粉を生産するコルチナそば組合は、2001年に小谷村の土倉(ひじくら)集落の有志が集まって立ち上げました。当時、土倉は小谷村の中でも比較的まとまった水田地帯がありましたが、遊休荒廃農地が増え始めていました。そこで、十数枚の荒廃農地を再生し、そばを播いたのが始まりです。

土倉(ひじくら)集落のそば畑

「そばの花」は、農家のおじいちゃんおばあちゃんが孫に食べさせるような、素朴で温かい郷土料理とともに田舎風のそばを提供してきました。1年に3回、季節限定で営業し、こしょう漬けやそば羊羹を添えた田舎料理を楽しんでいただいていました。

― 長年続けてこられた中で、継業に至った経緯を教えてください。

相澤さん:20年近く営業を続けてきましたが、メンバーは若い人でも70代と高齢化が進み、続けていくことが難しくなっていました。さらに、2020年にはコロナ禍も重なり、営業を終了することも検討していたんです。そんな時に、杉本さんが「そばの花を手伝いたい」と言ってくれて、まさに渡りに船でした。

― 杉本さんは大阪ご出身とのことですが、なぜ「そばの花」を引き継ぐことになったのでしょうか?

杉本さん:私は元々大阪でそば店を営んでいましたが、コロナ禍で経営が難しくなり、一旦店を畳んで妻の地元である宮城県に戻りました。実は20年以上前から白馬に通っていて、白馬で働いた経験もあり、漠然と長野に住みたいという思いがあったんです。

そんな時、小谷村で空き家が賃貸に出ているのを知り、話を聞きに行ったところ、「そばの花」で担い手を探していると聞きました。これは運命だと感じましたね。住む家も見つかり、これまでの経験を活かせる仕事にも出会え、トントン拍子で話が進みました。

当時を振り返る杉本さん・相澤さん

― 「そばの花」を引き継ぐにあたって、不安はありませんでしたか?

杉本さん:一番不安だったのは、地域の方々に受け入れてもらえるかどうかでした。ただ、継業する前に1年半ほど手伝いとして関わらせていただいたおかげで、その不安は解消されました。地域のおじちゃん、おばちゃんが漬物などの郷土食の作り方を教えてくださったり、本当に温かく迎えてくださったんです。

― 相澤さんは、杉本さんが引き継ぐと聞いたとき、どんなお気持ちでしたか?

相澤さん:もちろん、これまで自分たちが守ってきたものを継いでいただけるのは嬉しかったです。ただ、ここは白馬のような観光地とは違って田舎ですし、「大丈夫だろうか」という気持ちも正直ありました。でも、杉本さんの「ここだからこそやる価値がある」という言葉に、希望を感じました。

杉本さん:ここは、大きな窓から北アルプスの山々を眺めながらそばを食べられて、こんな場所はなかなかありません。私はこの風景とともに味わうそばに価値を感じています。

季節限定のそばも人気

― 「そばの花」のメニューには、どんな特徴があるのでしょうか?

杉本さん:多くのそば店は「二八そば(そば粉8割・つなぎ2割)」ですが、私は「九割そば」を提供しています。十割は比較的切れやすくなってしまい、 二八は香りが落ちて、コシがありすぎる感じがします。私が大事にしているのは「喉ごし」で、ツルツルっと食べられるよう、つなぎを一割だけ入れることで、香りと喉ごしのバランスを取っています。

― 同じ土倉のそば粉を使ったそばですが、これまでのものと違いがありますか?

相澤さん:私たちが打ってきたそばは、まさに田舎の母ちゃんが孫に振る舞うような素朴で力強い味わいを感じてもらえるようなそばでした。杉本さんのそばは、繊細さを感じ、細部へのこだわりを大事にしているように感じます。同じそば粉を使っていても、また違った新しい味を楽しんでもらえるはずです。

― 「そばの花」を引き継いでから、嬉しかった出来事はありますか?

杉本さん:観光客の方が多いと思っていたのですが、地元の方々も変わらず来てくださったことがとても嬉しいです。お店が変わっても足を運んでくれることが、何よりの励みです。

8月にリニューアルした店内

―今後「そばの花」をどんな店にしていきたいですか?

杉本さん:子どもや犬連れでも気軽に立ち寄れる店にしていきたいです。コーヒーやカフェメニューの提供も構想にあり、そば羊羹やそば茶といったこれまでの良さは引き継ぎつつ、アップグレードしていきたいです。地域の方にも観光客の方にも、より愛される場所にしていければと思います。

地域の伝統を守りながらも新たな挑戦を続ける「そばの花」。

小谷村の自然と人の温かさに包まれた新そばの魅力とともに、今後の展開にも注目が集まります。

【問い合わせ先】

一般社団法人小谷村観光連盟

住所:〒399-9494 長野県北安曇郡小谷村中小谷丙131

電話:0261-82-2233

小谷村観光連盟 公式サイト:https://info-otari.jp/

小谷村観光連盟 公式Instagram:https://www.instagram.com/otari_nagano_japan/

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会社概要

長野県小谷村

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業種
官公庁・地方自治体
本社所在地
長野県北安曇郡小谷村大字中小谷丙131
電話番号
0261-82-2001
代表者名
中村義明
上場
未上場
資本金
-
設立
1958年04月