講演会『パリで発信!和歌山の魅力∞』5月18日開催 南紀熊野ジオパークを世界へ
また、当日には南紀熊野を体感できる椅子制作体験ツアー企画の発表もあります。同ツアーで制作できる椅子は、隈研吾建築都市設計事務所が特別にデザインを手がけたものです。本来は虫食い部分があるため廃棄対象になる和歌山県産のあかね材を使用し、その虫食い部分をデザインとして取り入れています。企画発表時に、実際の椅子も披露される予定です。
なお、当日の講演会の模様はパリ日本文化会館ホームページよりライブ配信を予定しています。
■ライブ配信:https://www.youtube.com/watch?v=QYvUYdTU2Vw
日時:2024年5月18日(土)20:55~23:00(予定日本時間)
■講演会概要
日時:2024年5月18日(土)14:00~16:00(現地時間)
会場:パリ日本文化会館小ホール
101 bis Quai Jacques Chirac, 75015 Paris, France
参加費:無料
参加登録:事前予約制
詳細:パリ日本文化会館ホームページ
https://www.mcjp.fr/ja/la-mcjp/actualites/le-geoparc-nanki-kumano-de-wakayama-ja
■プログラム:
●挨拶・プロモーション動画放映
国際交流基金パリ日本文化会館館長 鈴木仁氏
和歌山県地域振興部観光局長 今井善人氏
●基調講演『南紀熊野ジオパークの魅力』
建築家東京大学特別教授・名誉教授 隈研吾氏
●パネルディスカッション『南紀熊野の自然や歴史文化の活用』
建築家東京大学特別教授・名誉教授 隈研吾氏
環境省地球環境局デコ活応援隊隊長補佐 中村幸弘氏
スプラッシュトップ株式会社代表取締役 水野良昭
紀伊半島地域連携DMO事務局長 森重良太氏
■主催:和歌山県
■共催:パリ日本文化会館 隈研吾建築都市設計事務所
■協賛:スプラッシュトップ株式会社
■申込方法:事前予約制 パリ日本文化会館のサイトのこちらでご確認ください。
https://www.mcjp.fr/ja/la-mcjp/actualites/le-geoparc-nanki-kumano-de-wakayama-ja
『「南紀熊野ジオパーク」を世界へPR』
「南紀熊野ジオパーク」は、和歌山県南部9市町村と奈良県吉野郡十津川村を対象とするジオパークで、プレートの動きによって生み出された3つの大地で成り立っています。特徴的な地形や巨岩、奇岩など独特の景観と、温暖湿潤な気候がもたらす多種多様な動植物、そしてそこから生まれた熊野信仰や筏流しなど、数多くの優れた自然と文化が認められ、2014年には日本ジオパークに認定されました。https://nankikumanogeo.jp/
現在、ユネスコ世界ジオパークへの認定を目指していますが、それを実現するためには、「世界文化遺産の熊野古道やラムサール条約登録地である串本との相乗効果」を生み出す必要があり、また、それを全世界に向けて積極的に情報発信するという課題を乗り越えなければなりません。今回のパリ講演では、世界に向けて和歌山の魅力をPRします。
スプラッシュトップが主催し2024年3月6日~8日に和歌山で開催された『地域課題解決型ワーケーションプロジェクト』で「脱炭素等環境への配慮(デコ活)」、「デジタル技術の活用」の条件を踏まえつつ世界ジオパーク認定に向けた斬新なアイディアが参加者7名から発表されました。
*「デコ活」とは、二酸化炭素 (CO2)を減らす (DE)脱炭素 (Decarbonization)と、環境に良いエコ (Eco)を含む"デコ"と活動・生活を意味する"活"を組み合わせた新しい言葉です。政府は、2050年カーボンニュートラル及び2030年度削減目標の実現に向けて、新しい国民運動「デコ活」を推進しています。
和歌山県は県土の約8割を森林が占め、約650kmに及ぶ海岸線を有する、自然に恵まれた豊かな地です。この豊かな自然環境を保全・回復し、次の世代に継承する自然共生社会を実現すべく、2021年に「第5次和歌山県環境基本計画」が策定されました。その取り組みの一環として、南紀熊野ジオパークを活用し、地域の方々と協力してエコツーリズムやジオサイトへの誘客などを行い、地域の活性化を図っています。
出典:第5次和歌山県環境基本計画https://www.pref.wakayama.lg.jp/prefg/032000/envplan/index_d/fil/envplan5.pdf
スプラッシュトップは「場所にとらわれず、いつでも、どこでも働くことができる新しい働き方」を提案しており、多様で快適な働き方・暮らし方の後押しとして、ワーケーションを推進しています。リモートワークの一形態であるワーケーションは、働き方の多様性が進む企業やビジネスパーソンの間で関心が高まっています。働く環境を変えることでクリエイティブな発想が生まれやすくなり、充実した余暇を過ごし生活の質の向上につながるなど、仕事と生活の両面に好循環をもたらす新しいライフスタイルとして期待されています。地方自治体と協力してワーケーションを進めることで関係人口の拡大による地域経済活性化で課題解決に繋がるものと捉えています。またスプラッシュトップは「デコ活」の取り組みも積極的に進めています。
参照:https://ondankataisaku.env.go.jp/decokatsu/activity/288.html
スプラッシュトップと和歌山県は、2023年6月にも連携し「農業DX」をテーマに『地域課題解決型ワーケーションプロジェクト』を実施しています。このワーケーションプロジェクトでの提案をもとに、現在、課題解決に向けて実際にプロジェクトが進行中です。
スプラッシュトップ株式会社について
米国Splashtop社は、リモートアクセス、リモートサポートなどのソフトウェア「Splashtop」を開発する企業として2006年米国カリフォルニア州サンノゼのシリコンバレーで設立されました。リモートデスクトップ「Splashtop」は、タブレットやスマートフォン、コンピュータなどの様々なデバイスから遠隔のコンピュータに高速アクセスするソフトウェアで現在、国内法人35万人以上のユーザーが愛用しています。日本法人であるスプラッシュトップ株式会社は2012年に設立しました。
リモートデスクトップ「Splashtop」で企業や個人でのリモートワークやテレワークを推進し、新しい働き方改革の実現をサポートしています。現在、日本では株式会社カラー、株式会社村田製作所、東京大学、ニッセイアセットマネジメント株式会社など映像制作関係、金融関係、製造関係、建築関係、教育関係、医療関係 など幅広い業界で採用されています。
隈研吾建築都市設計事務所について
世界的建築家である隈研吾氏が代表を務めるデザイン・設計事務所です。国内外合わせて数百名におよぶ設計のプロフェッショナルが所属し、それぞれの才能によって世界に新たな潮流を生み出しています。
建築物の設計を中心に、室内装飾や食器・家具・小物などのデザイン等も幅広く手がけています。進行するプロジェクトは数百に及び、活動の場は40ヵ国以上に及びます。最近ではインテリアや商品開発の案件も増えており、新領域の開拓も進んでいます。和歌山県とは、2022年2月に「建築デザインの力による地方創生の実現に資する包括連携協力に関する協定」を締結、2022年11月には和歌山市に新オフィスを開設するための進出協定を締結し、地方創生への取組に尽力しています。
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