【カテゴリ:営業】BtoBオウンドメディア調査・ランキング。成果に繋がる運用法則を解説
株式会社Cone(本社:大阪府大阪市、代表取締役:佐藤 立樹)は、この度、営業関連サービスを提供する企業が運営する、オウンドメディアを徹底的に調査・分析を行い、独自の評価基準のもとランキングを作成いたしました。
その結果、成果を上げているオウンドメディアの「総記事数」「記事の更新頻度」「平均検索順位」「CTAの数」などに傾向があることが明らかになりました。
レポート全文
【カテゴリ:営業】BtoBオウンドメディア調査・ランキング。成果に繋がる運用法則を解説
国内で営業関連サービスを提供する企業が運営する74個のBtoBオウンドメディアを徹底的に調査・分析を行いました。
【調査概要】

調査対象 |
国内の営業関連サービスを提供する企業が運営するオウンドメディア74個 |
調査期間 |
2025年9月8日〜9月19日 |
評価方法 |
ステップ1:基本評価(一次評価) |
調査実施 |
記事作成代行サービス「c-blog」を運営する株式会社Cone |
調査の背景
多くの企業がオウンドメディアの重要性を認識する一方で、その運営には課題が沢山あります。
全研本社の調査によると、オウンドメディア運営を中止した企業の約65%が半年以内に更新を停止しており、当社調査でも、オウンドメディア経由の売上が会社の売上全体の10%未満にとどまっている企業が13.6%に上るなど、事業成果に繋がっていないケースが多く見られます。

本調査は、こうした課題を解決すべく、成功しているメディアの共通点を多角的に分析し、その知見を広く共有することを目的としています。
評価方法
本調査は、「成果に繋がるオウンドメディアには、再現性のある運用法則が存在する」という仮説に基づき実施されました。
特に、営業領域に特化したBtoBメディアを対象とすることで、ビジネス成果に直結する運用のヒントを抽出できると考え、国内の営業関連サービスを展開する企業のオウンドメディア74個を分析対象に、2段階に分けて評価を行いました。
ステップ1:基本評価
まずは、74個のオウンドメディアから10個に絞り込むために、以下情報をそれぞれ集めました。

この集めた指標の中から公平性を持たせるために、オウンドメディアの効率・成果・カバー度の3軸で一次評価を行いました。

効率(1P表示記事数 ÷ 全記事数) |
少ない記事数でも1ページ表示されている率が高ければ効率が良いと評価 |
成果(1~3位獲得数 × 1~3位平均TF) |
上位表示されている記事の強さを評価 |
カバー度(KW数 × 指名検索数) |
メディアがどれだけ幅広く、かつブランド認知に貢献しているかを評価 |
ステップ2:運用・記事面評価
次に、10個に絞ったオウンドメディアを運用面の要素を加味して以下の評価軸でベスト5を決定しました。

それぞれの評価軸は以下になります。

1記事あたりの平均CTA数 |
3つがベスト |
平均内部リンク数 |
44件以下の中で多い方がいい |
平均文字数 |
8,500文字がベスト |
月間平均記事作成数 |
多い方がいい |
CV獲得系記事割合 |
多い方がいい |
オウンドメディアを運用する目的には様々ありますが、今回の調査では、CV獲得系記事の割合が多いほど記事から売り上げが発生していると仮定し、全記事数に対してどのくらいあるのかで評価を行いました。
ランキング結果
最終的にランキング入りしたトップ10のオウンドメディアは以下の通りです。

ランキングトップ10やトップ5の詳細は以下の記事にて公開しております。
【カテゴリ:営業】BtoBオウンドメディア調査・ランキング。成果に繋がる運用法則を解説
本調査で得られたヒント
今回の調査から、ランキング入りしたオウンドメディアには以下の共通点があることが明らかになりました。
高い信頼性を土台として構築している
ランキング上位メディアの8割はドメインランク(DR)50以上あり、平均記事数は462記事と非常に多く、最低でも270記事以上を保有していることが判明しました。成果を出すには、まずサイト自体の信頼性を高めることが重要だということが分かりました。
質の高いコンテンツを公開し続けている
上位メディアは月平均5本以上の記事を更新し、継続的にコンテンツを拡充しています。特に、公開記事の50%以上が検索結果の1ページ目に表示されており、単なる記事数の増加ではなく、質の高い記事を上位表示させる戦略が成功に繋がっていると言えるでしょう。
お役立ち資料ダウンロードをCTAとして設置している
ランキングトップ10の1記事あたりの平均CTA数は3.4個ということが分かりました。CTAの数が多すぎると、ユーザーが混乱して離脱するリスクがあります。また、CTAの内容は、ただのサービス紹介ではなく、営業ノウハウやチェックリストなど実務に役立つお役立ち資料であることが共通点としてありました。このように、営業領域では「学びにつながる情報」を提供することで、読者の信頼を獲得しつつ、ダウンロード率や問い合わせ率につなげる設計が重要だということが分かりました。
本調査レポートの全文は以下の記事にて公開しております。
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代表取締役 佐藤立樹 コメント
BtoB企業にとってオウンドメディアは重要なマーケティング施策のひとつと考えられていますが、ちゃんと成果につながっている企業は少ないのが現状です。弊社Coneは独学スタートでオウンドメディアをはじめましたが、メディアを伸ばしていく中で参考にしたメディアは多々あります。今回の調査では営業関連サービスを提供している企業にとって、参考になるメディアを示すことで「やめずに成果を出すためのヒント」になればと思い調査を実施しました。佐藤(X:@rk310117)
記事作成代行「c-blog」について

弊社Coneが運営する記事作成代行サービス「c-blog」では、以下のようなサポートを行っています。
-
検索意図に沿った記事構成の設計
-
CTRを意識したCTA設置や導線設計
-
売上目標から逆算した戦略設計
「記事をどれくらい書けば成果につながるのか分からない」「CTRを改善する方法がわからない」という悩みを抱えている方に向けた相談会も実施していますので、お気軽にご相談下さい。
株式会社Coneについて
小さなチームで大きな仕事をする最高の会社を目指しているSmall up企業です。(※ 2025年8月時点、7名で累計1,300社超支援)
【会社概要】
・会社名:株式会社Cone
・代表者:佐藤立樹
・設立:2019年4月1日
・URL:https://coneinc.jp/
・事業内容:
└ 資料作成代行サービス「c-slide」の運営
└ 記事作成代行サービス「c-blog」の運営
└ BtoBサイト制作サービス「c-web」の運営
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