『令和5年度新エネ大賞』の新エネルギー財団会長賞を受賞しました
-山の恵み(林地残材)から余熱利用(きくらげ)まで 地産地消の木質バイオマス発電-
当社グループ傘下の株式会社花巻バイオマスエナジー(岩手県花巻市、以下「花巻BE」)、花巻バイオチップ株式会社(同、以下「花巻BC」)、株式会社タケエイ林業(東京都港区、以下「タケエイ林業」)は、一般財団法人新エネルギー財団(以下「新エネルギー財団」)が主催する『令和5年度「新エネ大賞※」の地域共生部門』において「新エネルギー財団会長賞」を受賞しました。
1.本取り組みの概要
花巻BE、花巻BC、タケエイ林業は岩手県花巻市を拠点として、保有する森林の植林、間伐、未利用材の調達から、木質バイオマス発電用のチップ製造・供給、そして発電までの一貫体制を実現しています。また、発電した電力は、隣接する工業団地内の工場や花巻市内の小中学校等に供給することで、エネルギーの地産地消を促進し、発電所の余熱を利用して栽培したきくらげは地元の学校給食等に提供をしています。さらに、地元森林組合と協同で森林経営計画を策定し、伐採跡地には再造林を行うことで、林業の再生・活性化に寄与するとともに、限りある森林資源を次世代につなぐ役割を担っています。
2.受賞のポイント
地元の協力のもと、伐採から再造林、バイオマス発電燃料供給までの一貫体制で木質バイオマス発電を行い、森林の再生に寄与し、多くの雇用を創出して地域の経済活性化に貢献している点や、発電所の余熱を利用して栽培したきくらげを地元の学校給食等に提供する取り組みが評価されました。
当社グループは今後も、木質バイオマス発電事業と山林経営による再生可能エネルギーの地産地消を促進することにより、高度循環型社会並びに脱炭素社会へ貢献してまいります。
※新エネ大賞:新エネルギー財団では、平成8年度より新エネルギー等の導入の促進を図ることを目的として、新エネルギー等に係る機器の開発、設備等の導入、普及啓発、分散型エネルギーの活用及び地域に根ざした導入の取組みを広く公募し、厳正な審査の上、優秀な事例を表彰する「新エネ大賞」を実施しています。
参照:新エネルギー財団ホームページ(https://www.nef.or.jp/award/)
以上
すべての画像