応用技術とSUGIKOが共同開発、内部足場機能をAutodesk Revitアドイン「BooT.one」に追加、複雑な内部足場のBIMモデル化を手軽に実現
12月開催JAPAN BUILD TOKYO 建設DX展の両社ブースにて先行デモを公開

応用技術株式会社(本社:大阪市北区、代表取締役社長:船橋 俊郎、以下応用技術)は、仮設機材レンタル事業を行う株式会社杉孝(本社:神奈川県横浜市 代表取締役社長:杉山 亮、以下SUGIKO)と共同で、Autodesk Revit用アドインツール「BooT.one」に内部足場機能を開発し、2026年3月にリリースすることをお知らせします。
本機能は、階段上部など、外部足場と比較して困難な設置場所、また計画が複雑になりやすい内部足場の特性に対応するため、年間100件を超える現場に足場BIMを提供するSUGIKOが長年培った足場計画のノウハウをシステムに凝縮しました。これにより、建設現場における仮設計画のBIMモデル利活用を大きく加速させます。
また、本機能の具体的なデモンストレーションを、12月に東京ビッグサイトにて開催される「第10回 JAPAN BUILD TOKYO」の第5回建設DX展において、両社のブースにて先行公開いたします。

建設業界では、工事着手前にBIMモデルを現場に提供する流れが浸透しており、仮設計画においてもBIMモデル利活用のニーズが高まっています。しかし、屋内で障害物の多い場所に配置する内部足場は、細かな部材の組み合わせが必要なため、複雑化・難易度が増していました。
応用技術が提供するBooT.oneは、これまでも仮設関連の機能として外部足場に対応していましたが、内部足場の複雑な要求をすべて満足するには至っていませんでした。ゼネコンからの内部足場を含めたBIMを利用した足場計画について依頼が増加していることを背景に、足場BIMサービスのパイオニアであるSUGIKOと共同開発を行うこととなりました。
本機能は、足場BIMにおける豊富な実績とノウハウを有するSUGIKOが提供する次世代足場「アルバトロス」に対応した内部足場をシステム化しており、2026年3月にリリースを予定しています。
今後も現場の多様なニーズに対応するため、支保工への対応など追加機能の実装も見据えています。両社にて施工現場におけるBIMの普及を目指し、課題解決に向けた連携を強化してまいります。
BooT.one 内部足場機能の特長

自動配置にも対応した豊富な機能
Autodesk Revit操作に不慣れな担当者でも部分的に使えるように設計されており、仮設計画づくりにおけるBIMモデルの利活用を促進します。
● 支柱自動配置:指定した位置に、設定した条件に合わせ、支柱を自動配置できる
● 部材配置:配置した支柱に対し、足場の各部材を自由に配置できる
● 単管配置:自由度が高く、便宜的に配置されることの多い単管について、指定した箇所に簡易的に配置し、接触する支柱には、自動的にクランプを配置する
● 壁つなぎ配置:状況に応じて設置位置が異なる壁つなぎを簡易的に設置でき、
支柱だけではなく、支柱と支柱の間にも配置ができる
● ステージ自動配置:配置された足場に対し、各種設定条件に応じて、ステージを自動配置できる。配置状況に応じて、ステージ手摺、異なる配置方向での設置、隙間埋め板の配置も行う
● 足場自動配置:あらかじめ設定した領域に対し、一気に足場を配置する
直感的に操作できるUI
複雑な内部足場を簡単に作成できるUIを提供します。必要な部材をドラッグ&ドロップで直感的に配置でき、よく使う配置パターンを保存して再利用でき、作業効率を向上させます。

参考:部材配置機能の操作動画
BooT.oneについて
BooT.oneは、Revitの操作性を向上させるアドインツールです。Autodesk Revitの標準機能では、複数の操作やコマンド入力が必要な作業を、BooT.oneではワンコマンドで実行できます。直感的な操作性と分かりやすいインターフェースで、Autodesk Revitの初心者から上級者まで、幅広いユーザーにご利用いただいております。
BooT.oneサービス詳細:https://tobim.apptec.co.jp/solution/bootone/
建設DX展について
BooT.oneの内部足場機能のデモンストレーションを両社のブースにて先行公開いたします。
・展示会名:第10回 JAPAN BUILD TOKYO-建築・土木・不動産の先端技術展-
・会期:2025年12月10日(水)~12日(金)10:00-17:00
・会場:東京ビッグサイト
・主催:RX Japan株式会社
・応用技術ブース:第5回建設DX展 南展示棟1階 小間番号40-22
・SUGIKOブース:第5回建設DX展 南展示棟4階 小間番号47-18
・展示会詳細:https://www.japan-build.jp/tokyo/ja-jp.html
応用技術株式会社について
応用技術は1984年の会社設立以来、ものづくり支援やBIM/CIM、GISを活用した「ソリューションサービス事業」と防災・環境分野を対象とした「エンジニアリングサービス事業」を両輪に、お客様の課題を価値に変えるイノベーションカンパニーとして成長しています。BIM分野においては、BIMソフト「BooT.one」の開発・販売をはじめ、BIM導入コンサルティング、トレーニングなど、BIMの導入から活用までを総合的に支援しています。
応用技術株式会社:https://www.apptec.co.jp/
株式会社杉孝について
SUGIKOは1953年の創業以来、建設現場・プラント・橋梁等の現場に仮設機材を提供し続けてきました。お客様のニーズに向き合い、ご評価いただける仮設機材(ハード)と、安全や効率のための安全コンサルティングやデジタル技術等のサービス(ソフト)の両方に注力しています。BIMにおいては、足場BIMの提供のみならず、現場でのBIM活用を推進するための「BIM施工支援サービス」を実施し、お客様からご好評いただいています。
本件に関するお問い合わせ先
応用技術株式会社 マーケティング戦略部
ogi_public_relations@apptec.co.jp
株式会社杉孝 技術営業部
gizyutu@sugiko.co.jp
サービスに関するお問い合わせ先
応用技術株式会社 マーケティング戦略部
ogi_public_relations@apptec.co.jp
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