「鉄絵銅彩 神谷紀雄陶展 春風陶花」

陶芸界の第一線で活躍し、千葉の地に陶芸の文化を築いた神谷紀雄の大規模な個展開催!

千葉県

千葉市を拠点に活動をする神谷紀雄は、酸化鉄の文様と銅彩の焼成による彩色表現を行う「鉄絵銅彩」の技法で、身近にある植物を題材にした、彩り豊かな陶芸作品を創出します。神谷は益子焼窯元の家に生まれ、多摩美術大学で彫刻を学んだ後、人間国宝・田村耕一氏に師事し、日本伝統工芸展を中心に出品を重ねて、陶芸の道を進みます。千葉市に窯を築き、益子の土も使いながら、素材や技法にこだわった作陶を続けて、県内最大の公募展・千葉県美術展覧会(県展)にも毎年作品を発表し、現在では展覧会を運営する千葉県美術会の会長を務めるほか、県内の工芸作家を集めた伝統工芸陶葉会を主宰するなど、県内の美術活動の振興にも精力的に携わり、令和7年12月には、文化庁長官表彰を授彰しました。

本展覧会では、鉄絵銅彩を手掛ける以前の初期作品から、これまでの作陶歴を代表する作品に加え、未発表の新作を展示し、約80点の作品で、その展開を多角的にたどります。

併せて、神谷が会長を務める千葉県立美術館が主催する千葉県美術展覧会の歴史やそれを彩る作家たちに注目したコレクション展を同時開催します。そこでは、千葉県ゆかりの洋画家・中山忠彦の新収蔵作品を初お披露目いたします。

見どころ① 千葉県ゆかりの陶芸家・神谷紀雄の公立美術館初個展です。

 初期から現在までの作品を網羅し、未発表の最新作約20点を含む陶芸作品約80点を展示いたします。

見どころ② 陶芸家・神谷の魅力に多角的に迫ります。

「鉄絵銅彩」の技法を追求する神谷の、その技法の紹介、モチーフとする植物の秘密、公共空間の作品など、神谷の魅力に多角的に迫ります。制作風景も撮り下ろし、制作する姿、場の魅力も紹介します。

見どころ③ 「字を書くように 絵を描く」

本展の題字「春風陶花」も本展のために作家自らが書き下ろしたもの。「字を書くように絵を描く」と神谷が語るように、ほのぼのとした温かみのある作品と共に、絵付けの巧みな筆の運びを存分に堪能いただきます。

《鉄絵銅彩秋海棠文大鉢》 2022年 緑ヶ丘美術館蔵 撮影:久保佳正

1 開催概要

会期 令和8年1月27日(火)~4月5日(日)

開館時間 午前9時~午後4時30分(入場は午後4時まで)

会場 県立美術館(千葉市中央区中央港1-10-1)

入場料 一般500円  高校・大学生250円

    ※中学生以下・65歳以上・障害者手帳等をお持ちの方とその介護者1人無料

休館日 月曜日(ただし、2月23日は開館し、翌日休館)

主催 千葉県立美術館

協力 緑ヶ丘美術館

後援 朝日新聞千葉総局、産経新聞社千葉総局、株式会社ジェイコム千葉、千葉テレビ放送株式会社、株式会社千葉日報社、東京新聞千葉支局、日本経済新聞社千葉支局、株式会社ベイエフエム、毎日新聞社千葉支局、 読売新聞千葉支局

2 作家プロフィール

昭和15(1940)年栃木県益子町窯元四代目として生まれる。

昭和38(1963)年に多摩美術大学彫刻科を卒業。

翌年、千葉市東寺山に窯を築く。

同年、重要無形文化財保持者(人間国宝)の田村耕一氏に師事。

昭和43(1968)年から日本伝統工芸展に入選を続け、千葉県美術展覧会(県展)にも毎年出品。

平成20(2008)年には「鉄絵銅彩」の技法を追求し、千葉県指定無形文化財保持者となる。

日本工芸会正会員、千葉県美術会会長、陶葉会代表。

神谷紀雄 撮影:高橋マナミ

3 展示構成

1章 「鉄絵銅彩」前夜 ―益子に生まれて

神谷が「鉄絵銅彩」を手掛ける以前の、初期作品を展示します。初期は、登窯による糠白釉や黒釉など、益子焼風の作品を手掛けました。試行錯誤の中に、その後の神谷を特徴づける温かみの追求が始まっていることが見出せます。

《糠白釉壺》 1970年代 32×32×31㎝、作家蔵
《線文壺》 1970年代 35.5×35.5×39㎝、作家蔵

2章 唯一無二の技法へ「鉄絵銅彩」

「鉄絵銅彩」の、鉄絵とは、酸化鉄によって文様を表現する技法、銅彩は還元炎焼成で発色する銅の性質を利用して彩色する技法です。「字を書くように絵を描く」をモットーに、ほのぼのとした温かみのある作風を確立していきます。

《鉄絵銅彩椿文大鉢》 1985年頃 51×51×10.5cm、千葉市美術館蔵
《鉄絵銅彩葡萄文鉢》 2013年 45.1×45.7×13.5㎝、国立工芸館蔵

3章 生活の中で

神谷は、1980-1990年代、公共空間に展示する陶壁を手掛けています。「人をもてなす陶芸」という視点は、初期から一貫しています。若葉区役所、千葉県庁中庁舎ロビーの作品をはじめとする作品を紹介し、神谷の作品と環境について考えます。

若葉区役所陶壁(全景) 1980年代 撮影:高橋マナミ
若葉区役所陶壁(拡大) 1980年代 撮影:高橋マナミ
千葉県庁中庁舎ロビー(全景) 1990年代 撮影:高橋マナミ
千葉県庁中庁舎ロビー(拡大) 1990年代 撮影:高橋マナミ

4章 この道60年

「千葉市の郊外に居を構えて 登窯を築いて60年 ほのぼのとあったかい焼物を創りたいと これからも 力まず、焦らず、留まらずで 作陶に励みたい」

本展に寄せられた言葉とともに、未発表の最新作約20点を展示します。

《鉄絵銅彩秋海棠文壺》2025年 34×34×41㎝、作家蔵 撮影:中野建太
《鉄絵銅彩梅文壺》2025年 31×31×37㎝、作家蔵 撮影:中野建太
《鉄絵銅彩葡萄文鉢》2025年 49×49×17㎝、作家蔵 撮影:中野建太
《鉄絵銅彩椿文鉢》2025年 38.3×51.2×11㎝、作家蔵 撮影:中野建太

5章 千葉 東寺山町

神谷が千葉市の東寺山に工房を構えたのは1964年。以来60余年。時が流れても、神谷の工房は変わらず豊かな自然に囲まれ、作品が生み出される原動力となっています。自然を感じ、場や環境をつくり、日々の暮らしを豊かにしていく神谷の作品を、関連資料と共に紹介します。

神谷自邸 撮影:高橋マナミ
  神谷自邸 撮影:高橋マナミ

4 展覧会関連イベント

■オープニングセレモニー

オープニングを記念し、神谷と担当学芸員による展覧会解説を行います。

 ◎日時:1月27日(火)午前11時~

     ①オープニングセレモニー 午前11時~

     ②展覧会解説       午前11時15分~

     ③展覧会自由観覧     午前11時45分~

 ◎場所:県立美術館 講堂、第1・2・3・8展示室

 ◎申込方法:事前申込不要、講堂前にて当日受付(午前10時30分より受付開始)

 ◎参加費:無料 ※自由観覧にご参加の場合、要入場券

 <取材申込>

   取材を希望される方は、1月25日(日)午後5時までに申込みをお願いします。

     県立美術館 普及課 電話:043-242-8311

              メール:event-art@mz.pref.chiba.lg.jp

■講演会「伝統工芸と千葉の工芸」 

 ◎講師:神谷紀雄(陶芸家)  

 ◎日時:1月31日(土)午後2時~午後3時

 ◎場所:千葉県立美術館講堂  

 ◎定員:180名

 ◎申込方法:参加費無料(展覧会入場料は別途)。

        申込専用フォームで受付。

        定員に達し次第受付終了。

        ※詳細はこちら

■講演会「陶芸界の現在地-伝統と創造-」

 ◎講師:十四代今泉今右衛門(陶芸家) 

 ◎日時:2月7日(土)午後2時~午後3時

 ◎場所:千葉県立美術館講堂  

 ◎定員:180名

 ◎申込方法:参加費無料(展覧会入場料は別途)。

        申込専用フォームで受付。

定員に達し次第受付終了。

         ※詳細はこちら

※十四代今泉今右衛門(陶芸家)

昭和37(1962)年有田町生まれ。江戸時代からの歴史を誇る窯元に生まれ、「色鍋島」の伝統を 継承しながら独自の技法を開拓して工芸界に革新をもたらす。平成26(2014)年に日本史上最年少で重要無形文化財「色絵磁器」の保持者(人間国宝)に認定された。

■担当学芸員によるギャラリートーク

 ◎2月14日(土)、3月14日(土)、3月28日(土) 各回午後2時~

 ◎事前申込不要、要入場券

  ご参加の方は、開始時間に第1展示室入口にお集りください。

         ※詳細はこちら

■ワークショップー鉄絵銅彩の技法で小皿に絵付けをしよう

鉄と銅をうまく組み合わせて小皿に絵付けをし、鉄絵銅彩の技法を体験しながら自分だけのオリジ

ナルの小皿の作品を制作するワークショップです。

 ◎講師:神谷祥子(陶芸家)

 ◎日時:2月28日(土)

     ① 午前10時~正午 ②午後2時~午後4時

 ◎会場:千葉県立美術館第2アトリエ

 ◎定員:各回14名

 ◎対象:一般(子どもから大人までどなたでもご参加いただけます。)

 ◎参加費:1,000円(保険代を含む)

 ◎申込方法:事前申込、先着順。本文に必要事項を

       ご入力の上、メールにてお申し込みください。

      (1月27日から受付開始。)

 ◎申込先:event-art@mz.pref.chiba.lg.jp

    件名:神谷紀雄陶展ワークショップ

    本文:1、参加者全員のお名前 

       2、ご年代及び参加人数(例:10代1名、30代2名)

       3、代表者の連絡先電話番号 

       4、希望時間(①か②) 

       5、その他(連絡事項など)

 ◎その他:焼成後、完成した作品の受け取り不可の方は、別途郵送料がかかります。

         ※詳細はこちら

鉄絵銅彩の技法で小皿に絵付けをしよう(作品例)

■常設ワークショップー鉄絵銅彩ってなあに?2つの色でコースターをデザインしよう

赤っぽい色鉛筆と茶色っぽい色鉛筆の2つの色を使って、自分だけのオリジナルのコースターをデザインしよう!作ったコースターは持ち帰って、おうちで使ってみても、飾ってみてもいいですよ。

  「なぜ2つの色しかないのかな?」
    その不思議から始まる鉄絵銅彩という技法の秘密…!
    ぜひ皆様ご参加いただき、ワークショップをきっかけに鉄絵銅彩について知り、

    「鉄絵銅彩   神谷紀雄陶展 春風陶花」の展覧会をお楽しみください。

また、常設ワークショップには自由にお取りいただける「ジュニアガイド」を設置。
子どもから大人まで、展覧会をより楽しむことができる一枚となっております。

 ◎開館日は毎日開催。

 ◎参加費:無料

         ※詳細はこちら

5 図録の販売

本展覧会の図録はミュージアムショップにてお買い求めいただけます。

ぜひ皆さまお手に取ってご覧ください。
価格:2,000円

図録仮画像 

同時開催

コレクション関連展示 県展史の人々 千葉県立美術館のはじまり物語

神谷が現在会長を務める千葉県美術会は、昭和24(1949)年の発足以来、県内最大の公募展である千葉県美術展覧会(県展)を毎年開催し、70年以上の長きにわたり、千葉県の文化振興に寄与してきました。

本展示では、県展の歴史に着目し、当館のコレクションから県展史を彩る作家による珠玉の作品を、日本画、洋画、彫刻、工芸、書道の各ジャンルごとに展示するとともに、千葉県美術会の思いを受けて開館した千葉県立美術館の「はじまり」の物語もご紹介します。

東山魁夷 《春雪》 1973年、千葉県立美術館蔵
椿貞雄 《黒壺に椿一輪》 1948年、千葉県立美術館蔵

 

新収蔵 中山忠彦の洋画2点を初お披露目!

千葉県ゆかりの洋画家 故・中山忠彦(令和6(2024)年9月24日逝去)の洋画2点を御遺族から寄贈いただきました。中山は、千葉県美術会顧問を務め、千葉県内の芸術振興にも多大な貢献を果たしました。

中山忠彦(なかやまただひこ)  昭和10(1935)年~令和6(2024)年

福岡県小倉市(現・北九州市)に生まれ、昭和41(1966)年に千葉県市川市に転居して以降、同地で活躍を続けた現代洋画壇を代表する画家。日本芸術院会員に選出されたほか、日展理事長・顧問、白日会会長、千葉県美術会顧問を歴任しました。平成30年度には当館で個展「中山忠彦―永遠の美を求めて―」を開催しました。

中山忠彦 《花装》 1986年、千葉県立美術館蔵
中山忠彦 《繍衣立像》 2011年、千葉県立美術館蔵

会期中の特別イベント

千葉交響楽団ウインターコンサート

開催中の「神谷紀雄陶展」に合わせ、演目をご用意しました。春を告げる、弦楽四重奏の音色をどうぞお楽しみください。

 ◎日時:2月11日(水・祝) 午後1時30分~  

 ◎会場:千葉県立美術館 講堂  

 ◎定員:180人

 ◎申込方法:当日受付、先着順(午前9時から、総合受付前で整理券をお配りします。) 

 ◎参加費:無料

         ※詳細はこちら

交通案内

●電車・モノレール

JR京葉線または千葉都市モノレール「千葉みなと」駅下車徒歩約10分

●自動車

東京方面から 東関東自動車道「湾岸習志野」I.C.

成田方面から 京葉道路「穴川」I.C.

東金方面から 千葉東金道路「千葉東」I.C.

館山方面から 京葉道路「松ヶ丘」I.C.からそれぞれ約20分

※駐車場無料(78台うち2台障害者用)

取材のお申し込み・お問い合わせ

千葉県立美術館 広報担当

〒260-0024 千葉県千葉市中央区中央港1-10-1

E-MAIL:event-art@mz.pref.chiba.lg.jp

TEL:043-242-8311

公式WEBサイト https://www.chiba-muse.or.jp/ART/


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