Cloudera、サイバーセキュリティ月間にあわせ、AI時代に求められる「データ活用とセキュリティの両立」に関する見解を発表
あらゆる場所のデータにAIを提供する唯一の企業 Cloudera 株式会社(所在地:東京都中央区、社長執行役員 山賀裕二)はサイバーセキュリティ月間にあわせ、AI活用が本格化する時代に企業が直面する「データ活用とセキュリティの両立」という課題に対する考え方と実践的なアプローチを発表しました。本発表では、プライベートAIを企業のデータ戦略の中核に据え、データを企業環境内にとどめたまま安全に活用するためのガバナンスの在り方や、設計段階から安全性を組み込む「セキュア・バイ・デザイン」の重要性を提示しています。
2月1日から3月18日までのサイバーセキュリティ月間を迎える中、日本企業を取り巻くサイバー脅威は依然として高い水準で推移しています。Cisco Talosの調査によると、2025年上半期、日本国内で確認されたランサムウェア被害は68件にのぼり、前年同期の約48件から約1.4倍に増加しました。こうした攻撃は中堅・中小企業を含む幅広い組織が標的となっており、製造業などで特に被害が目立っています。こうした背景から、帝国データバンクの「サイバー攻撃に関する実態調査(2025年)」によると、企業の約32%が過去にサイバー攻撃を経験しているとの調査結果も出ており、攻撃の高度化とリスクの顕在化が進んでいます。
こうした脅威環境の変化に伴い、議論の焦点は、個人のパスワード管理といった基本的な対策から、人工知能(AI)のガバナンスに代表される「責任あるテクノロジー活用」といった、より広範なテーマへと大きく移行しています。日本を含むアジア太平洋地域の企業にとって、AIの進化スピードに規制が追いつこうとする中、その重要性はかつてないほど高まっています。AI活用の基盤となるのはデータであり、特に大量の消費者情報を保有する企業においては、自らを「データカンパニー」として運営することが、現代の組織に求められる前提条件となりつつあります。
この緊急性の背景にあるのは、変化が激しく不安定な脅威環境です。業務全体でAIの活用が進み、それに伴って消費者データの利用も拡大することで、サイバー脅威にさらされる攻撃対象領域は一層広がっています。IBMの「2025年 データ侵害のコストに関する調査」レポートによると、消費者データは世界全体およびアジア太平洋地域において最も頻繁に侵害されたデータ種別であり、小売業における全データ侵害の53%を占めています。こうしたサイバー脅威は、膨大な取引量と機微な個人情報を保有する小売業者や金融機関を集中的に狙っています。
さらに、消費者の意識はかつてないほど高まっています。Ciscoの「2026年データプライバシーベンチマーク調査」によれば、世界の企業の46%が、「自社のデータがAIの学習にどのように使用されているかについての明確なコミュニケーション」が、企業が信頼を回復するために最も効果的な方法であると認識しています。こうした状況の中で、企業には成長を支えるデータを責任をもって適切にガバナンスしつつ、競争優位性を生み出すイノベーションの限界を押し広げ続けることが求められています。そして多くの場合、この二つは相反するものではなく、むしろ両立するものです。
このような環境下では、一度のデータ侵害は単なる罰金の支払いにとどまらず、企業が長年かけて築き上げてきたブランド価値そのものを損なう結果につながります。これまで多くの企業は、脅威が顕在化してから警告を発する「番犬」のようなリアクティブ(事後対応型)のセキュリティ対策に依存してきました。しかし2026年現在、AIモデルはオンプレミスのデータセンター、クラウド、エッジといった複数の環境をまたいで、継続的にデータを取得・生成しています。問題が表面化するのを待ってから対応するという姿勢は、もはや許されない状況にあります。
こうした背景から、現代のエンタープライズにおける重要な枠組みとして「プライベートAI」が台頭しています。プライベートAIは、モデルへの入力および出力が企業環境の外に一切出ることのない仕組みを実現し、データを計算環境へ移動させて危険にさらすのではなく、「計算能力(コンピュート)をデータが存在する場所に持っていく」アプローチを採ります。
この考え方により、企業のリーダーたちは「イノベーションのためにデータを活用するか、コンプライアンスのためにデータを封じ込めるか」という二者択一を迫られる「データプライバシーのジレンマ」という誤った思い込みを解消することができます。
しかし、プライベートAIを有効に機能させるためには、完全な可視性が不可欠です。ガートナーのメタデータ管理に関するレポートによると、かつて約60%の企業が、自社の重要データがどこに存在しているのかを把握できていないと認めていました。見えないものをガバナンスすることはできません。この課題に対処するため、先進的な企業では現在、データの発生源、変換の過程、そして誰がアクセスしたのかを正確に追跡できる、エンドツーエンドのデータリネージを提供する統合データプラットフォームを活用しています。
生成AIエージェントが業務フローに不可欠な存在となる中で、それらに投入されるデータについても厳密に見直す必要があります。AIの高度化・最適化にとって最も価値の高いデータ—カスタマーサポートの対応記録や取引履歴—は、往々にして最も機微性の高いデータでもあります。
最終的に、セキュリティはコスト要因ではなく価値創出のドライバーであり、組織にとってミッションクリティカルな要素です。2026年に向けて、成功を収める企業とは、AIが「プライベートであり、適切にガバナンスされ、設計段階から安全(セキュア・バイ・デザイン)である」ことを前提としたプロアクティブなガードレールを実装できる企業だと言えるでしょう。
Cloudera について
Clouderaは、あらゆる場所に存在するデータにAIを提供する唯一のデータ&AIプラットフォーム企業として、大手企業から高い信頼を得ています。実績あるオープンソース基盤を活用し、パブリッククラウド、データセンター、エッジを統合する一貫したクラウド体験を提供します。ビッグデータのパイオニアとして、Clouderaは企業があらゆる形態のデータを100%活用し、AIを適用するとともに制御できるよう支援します。これにより、統合されたセキュリティとガバナンス、そしてリアルタイムの予測的インサイトを提供します。世界中のあらゆる業界の大手組織が、意思決定の高度化、収益性の向上、脅威への対策、そして人命の保護のために、Clouderaを活用しています。
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