化粧品容器メーカーの石堂硝子株式会社が、 2014年ベストコスメの容器動向を発表
化粧品容器開発のプロ目線で、2014年ベストコスメの動向を探った。
1年を締めくくる恒例行事となっているのが、女性誌や美容誌のベストコスメ特集。
はたして2014年を象徴するのはどのようなコスメで、どんな容器が特徴なのか。
はたして2014年を象徴するのはどのようなコスメで、どんな容器が特徴なのか。
~2014年ベストコスメの容器動向を探る~
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1. 攻めのカラーリング
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根強い美白志向、エイジングケア志向を受けて、スキンケア化粧品の容器も長く、
「白」全盛の時代が続いている。
化粧水や乳液などは、「白」を基調とした容器が多数派を占めるなか、2014年に、
「赤」一色の容器のブランドがヒットを記録した。女性誌や美容ジャーナリストたちからも
こぞって賞賛された訪販化粧品メーカーPのブランドBの乳液やクレンジングクリームだ。
このブランドBは、心理ストレスと肌の美しさとの相関関係に着目した「バイオアクティブ理論」
を掲げ、2009年にクリームを発売して以降、着々とアイテムを増やし、2014年にはついに
レッドシリーズとして完成形に達した。
クレンジングから洗顔料、化粧水、乳液、美容液、クリームまで、容器はすべて赤。
赤いボトルには透明の赤いキャップを用いて、インパクトがある。
このブランドのコンセプトは「すべての女性には、美しくなる本能がある」。
赤い容器はこのコンセプトに説得力をもたせているといったら大げさだろうか。
ブランドBの乳液やクレンジングクリームが数多くのメディアでベストコスメに選出されたのは、
理論に基づいた商品設計が支持されたからだが、この赤一色の容器の影響も見逃せない。
斬新な商品設計の化粧品には、攻めのカラーリングを施した容器がふさわしいことを示唆する事例だ。
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2. オイル容器がゴージャスに
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美肌を追求する先進的女性たちがこぞって愛用している美容オイル。その容器にも変化が見られた。
高価格帯のプレステージクラスのオイルが増えるにつれ、容器もゴージャスに変身している。
その顕著な例が、フランスの高級ブランドSのオイル。
発売前から話題を集めていた同ブランド初のエイジングケアオイルは、配合しているワイルドローズに合わせ、
ワイルドローズ色のガラスのボディにスポイト式のキャップの組み合わせ。一見、美容液のような装いだ。
透明のボトルを用いて、中のオイルの色をクリアに見せる容器が多かった美容オイルの市場では明らかに
異質な存在であり、インパクトと高級感がある。
国内化粧品会社AのブランドIから発売されたオイルも、今年高く評価された一品。
カテゴリーとしては美容オイルに入るが、実際はオイル層とウォーター層の二層構造。
シェイクして使う美容液タイプのオイルだ。容器は、このブランドのモチーフである蔦の模様が
刻まれたガラスの容器に、幾重にもカッティングを施したシルバーのキャップの組み合わせ。
高まるゴージャス感に、多くの女性を魅了したことだろう。
美容オイルがブームとなって数年経ち、ここにきて、定着の域に入ると同時に、高価格帯の商品も増えている。
2015年もプレステージクラスの高級オイルの活躍が期待できそうだ。
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3. コスメ化するヘアケアエッセンス
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主にシャンプーやコンディショナー、トリートメントで構成されていたヘアケア市場。
最近は、エッセンスというカテゴリーが台頭し、勢いを増している。
2014年は、国内の大手化粧品会社SのコスメブランドBから発売されたスカルプエッセンスや、
同じS社のヘアケア専用ブランドHから投入されたエッセンスが、たくさんのメディアで
ベストコスメに選出された。
これらに共通するのは、「まるで化粧品」のような容器を採用していること。
シャンプーやコンディショナーには、ヘアケア製品特有の標準的な形があるが、評価の高い
ヘアケアエッセンスはそうした業界の常識には縛られていない。
ブランドBのスカルプマッサージ用エッセンスは、ピンクに加飾した透明のボディに
ゴールドのキャップを合わせ、まるでフレグランスのような装いだ。
ヘアケア専用ブランドHのエッセンスは、髪質によって3タイプ揃っており、乳液や美容液を
思わせる容器を採用している。傷んだ髪用は、淡いオレンジのボディにシルバーのキャップを、
カラーヘア用にはメタリックローズのボディに同色のキャップを、
くせ毛用にはメタリックブルーのボディに同色のキャップを合わせ、
ボディはいずれも美しいグラデーションが施されている。
ヘアケアエッセンスと知らされないでこの容器を見たら、ほとんどの人がフェイス用の化粧品と
見紛うのではないか。それほどヘアケアとしては斬新な容器といえそうだ。
女性にとってヘアケアとはボディケアやフェイスケアの延長線上にあり、しかも、髪だけでなく
頭皮までのケアがごくごく一般的になっている。
ヘアケア製品の容器のコスメ化は2015年にはさらに進む可能性が高い。
弊社では、こうした容器動向を踏まえて、上質感・高級感とともに、
確かな効果を実感させるさまざまなサイズの容器を幅広く扱っております。
ますますカテゴリーが細分化され、需要が高まると予測されるヘアケア市場や美容オイル市場で、
独自の個性を主張できる弊社の容器にご期待ください。
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E-mail: igweb@ishido-glass.co.jp
また、実物を東京支店にてぜひ手にとってご覧下さい。
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東京支店:〒150-0002 東京都渋谷区渋谷2-14-18 あいおい損保渋谷ビル6階
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