東日本大震災復興支援企画・電子書籍オリジナル写真集「美しい東北」Ⅰ・Ⅱをリリース
着実に復興の息吹は聞こえてくる一方で、失われた美しい風景は未だ取り戻せずにいます。
PHP研究所では、かねてより電子書籍の世界でも、東北復興の活力につなげられる作品を世に送り出したいと強く願っておりました。そこで、この度、電子書籍オリジナル写真集『美しい東北Ⅰ』『美しい東北Ⅱ』をKindleストア(Amazon.co.jp)でリリースすることになりました。
【主な内容】
『美しい東北Ⅰ 昭和の三陸――八戸から牡鹿半島』
昭和の三陸地方をファインダーに収めた貴重な記録です。2011年の震災で失われてしまった懐かしい光景が展開されています。宮古港の水揚げの賑わいの様子をとらえたものなどもあり、往時を偲ぶとともに復興の明日への思いが胸に強く迫る作品です。
『美しい東北Ⅱ 思い出の風景――女川から福島まで』
宮城県と撮影者の妻の出身地でもある福島県の海岸地方をファインダーに収めた貴重な記録です。撮影時期は昭和年代後半から平成初頭におよびます。鉄道写真家としても名高い安田氏の、貴重な鉄道写真も数点収められています。
撮影は写真家の安田就視氏。安田氏はこれまでに東北を幾度となく旅し、長年にわたってその魅力を撮り続けてきました。その美しい風景とそこに生きる人々の姿を収めた本作品は、安田氏の渾身のライフワークといえるものです。
本作品は、すでにアプリ型電子書籍として、朝日メディアインターナショナル株式会社より販売されていましたが、この度のリリースは、epub、xmdfのファイル形式となります。これにより、Kindleストアをはじめとする多くの電子書店販売サイトでの取り扱いが可能となり、幅広い読者層への普及が見込まれます。
東日本大震災から2年。本作品が、東北の魅力の再確認と復興への活力に資することとなれば幸いです。
【撮影者プロフィール】
安田就視(やすだ・なるみ)
1931年生まれ。写真家。日本美術会会員。志木市美術協会会員。
香川県生まれ。日本画家の父につき、日本画、漫画を習う。高松市で漆器の蒔絵を描き、彫刻を習う。
のど自慢の優勝で芸能界に入り、歌手として主に西日本を巡業。その後、カメラマンに転身し、蒸気機関車の写真を集大成した写真展をきっかけに、プロの写真家としての道を歩む。
消えゆく昭和の鉄道、SL、私鉄など全線のオールカラー撮影、四季の風景、風俗、日本の祭り、学参物、伝統工芸など、大判カメラでの撮影など、多数の貴重な記録を作品として生み出し続けている。
主な写真集に『日本の蒸気機関車』(東京新聞出版局)、『特別急行列車の旅』(毎日新聞社)、『Beautiful Japan 日本の名勝風景写真集』(チャールズ・イー・タトル出版社)、『関東写真の旅』『中部写真の旅』(人文社)他多数。「名所江戸百景 今昔」展(於:上野松坂屋)、「東海道五十三次今昔」展(NHK主催)などの展覧会も行った。
【作品概要】
◆タイトル 美しい東北Ⅰ/美しい東北Ⅱ
◆撮影者 安田就視
◆編者 朝日メディアインターナショナル株式会社
◆価格 本体429円(税別)
◆リリース日 2013年3月3日以降、順次
◆発行元 株式会社PHP研究所
【販売サイト】
★Kindleストア
『美しい東北Ⅰ 昭和の三陸――八戸から牡鹿半島』
→ http://www.amazon.co.jp/ebook/dp/B00BNBCMQ0/
『美しい東北Ⅱ 思い出の風景――女川から福島まで』
→ http://www.amazon.co.jp/ebook/dp/B00BNBCMKQ/
★下記販売サイトでも近日発売されます。随時取扱サイトは増える予定です。
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