【2020年4月意識調査】新型コロナウイルス感染症の対応評価。緊急事態宣言「遅かった」マスク配布「支持しない」の声がもっとも多い

選挙ドットコムを運営するイチニ株式会社（港区：代表取締役：高畑卓）では、4月11日(土)、4月12日(日)に株式会社JX通信社（千代田区 代表取締役：米重克洋）と共同実施した電話調査と、Gunosyリサーチを利用したインターネット調査の独自の意識調査を全国の有権者を対象として実施し、それぞれ992件、1,000件の有効回答を得ました。調査結果を分析し、最近の有権者の政治意識を探りました。

1. 新型コロナウイルス感染症に関する緊急事態宣言の時期

2. 安倍政権の新型コロナウイルス感染症への対応について

3. マスクの配布について

4. 新型コロナウイルス感染症の情報収集源について

新型コロナウイルス感染症に関する緊急事態宣言の時期について 

 8日に効力が発生した新型コロナウイルス感染症に関する緊急事態宣言の時期について聞いたところ、電話調査・ネット調査ともに最も多かったのは「遅かったと思う」との回答で、電話が74.5％・ネットが79.5％となり、8割近くの回答者が緊急事態宣言の時期は遅かったと判断しています。
 
 また、緊急事態宣言の発出時期が「適切なタイミングだったと思う」は電話で10.7%、ネットで7.6％、「どちらとも言えない、分からない」が電話で12.7%、ネットで11.7％、「まだ早かったと思う」が電話で2.1％、ネットで1.2％という結果になっています。
   安倍政権の新型コロナウイルス感染症への対応について 

 安倍政権の新型コロナウイルス感染症への対応についての評価を聞いたところ、最も多かったのは「全く評価しない」との回答で電話が33.7％、ネットが35.3％でした。「どちらかと言えば評価しない」は電話で24.6％、ネットで29.9％となり、電話・ネットともに6割前後が安倍政権の対応を評価しない、としています。
 
 一方、安倍政権の対応を「高く評価する」という回答は電話で6.7％、ネットで2.8％、「どちらかと言えば評価する」は電話で26.2％、ネットで11.9％となり、評価するとの回答には電話とネットの回答に大きな差が見られます。また、「どちらとも言えない、分からない」は電話で8.9％、ネットで20.1％でした。
 
 マスクの配布について 

 4月1日に発表された「全世帯に布マスクを2枚配布する」ことへの支持・不支持を聞いたところ、最も多かったのは電話調査・ネット調査ともに「全く支持しない」でそれぞれ56.0％、58.2％でした。「あまり支持しない」との回答は電話で18.4％、ネットで20.6％となっており、マスク配布策を支持しないと回答者は全体の8割近い結果となりました。
 なお、全世帯への布マスク2枚の配布を「強く支持する」との回答は電話で5.6％、ネットで1.7％、「ある程度支持する」は電話で11.6％、ネットで8.0％、「どちらとも言えない、分からない」は電話で8.3％、ネットで11.5％でした。マスク配布を支持する回答がネット調査よりも電話調査で多い点は特徴といえます。
 
 新型コロナウイルス感染症の情報収集源について 

 新型コロナウイルス感染症に関する情報を一番多く得ている手段を聞いたところ、電話調査・ネット調査ともに最も多かったのは「テレビ」という回答で、電話調査が60.4％、ネット調査が46.7％でした。次いで多かった回答の「ネット記事・ニュースアプリ」は電話で24.8％、ネットで40.2％でした。
 
 選挙ドットコムでは毎月定例でインターネットと電話の両方で意識調査をおこなうことで、これまでの「電話調査だけ」では見抜けない有権者の声を集める事ができています。今後も定例調査を行ってまいります。
 
 ■会社概要
 イチニ株式会社
 運営Webサイト：選挙ドットコム：https://go2senkyo.com/
 東京都港区北青山3-3-7第一青山ビル3F
 代表取締役：高畑卓
 
 ■調査概要
 ・電話調査
 株式会社JX通信社（千代田区：代表取締役 米重克洋）との共同実施による調査。992件を取得。電話調査は無作為に電話番号を発生させるRDD方式をオートコールで4月11日・12日に実施
 
 ・インターネット調査
 1000件を取得。スマートフォンアプリ（Gunosy）のダウンロードユーザーを対象にしたアンケートツールにより4月11日・12日に実施
 
 ・回答者
 全国の18歳以上の有権者