Monotype、2026年のPantoneカラー・オブ・ザ・イヤーにタイポグラフィー表現を提供

Monotype®はPantoneカラー・オブ・ザ・イヤー2026『PANTONE 11-4201 Cloud Dancer』に、書体「Jansen Arabique™」を選定しました。

Monotype株式会社


書体デザインとテクノロジーのグローバルリーダーであるMonotype Imaging Inc.(本社:米国マサチューセッツ州ウーバン、CEO:ナイナン・チャッコ(Ninan Chacko)、以下Monotype)は、2026年のPantoneカラー・オブ・ザ・イヤー「PANTONE 11-4201 Cloud Dancer」に合わせた初のタイポグラフィー表現として書体「Jensen Arabique」を選定いたしました。

書体「Jensen Arabique」と選定背景について

本書体の選定は、Monotype シニア・エグゼクティブ・クリエイティブ・タイプ・ディレクターである Charles Nixが行いました。「Jensen Arabique」は、独立系タイプデザイナーであるJason Castleが1990年代にデザインとデジタル化を行った書体で、デザイナーのGustav Jensenが1933年に制作した稀少なアルファベットサンプルブックに基づいています。

Charles Nixは、タイポグラフィーの経験、文化的な参照点、手書きの文字のスケッチ、そしてMonotypeの検索・発見ツール(WhatTheFontおよび新たに登場したMonotype AI検索ツールなど)も使いながら候補を絞り込み、最終的に「Jensen Arabique」を選びました。


「PANTONE 11-4201 Cloud Dancer」は、シンプルさや休息への願望を象徴する色であり、その穏やかな特徴は「Jensen Arabique」の上品で読みやすいフォルムと理想的に調和します。手作りのような質感を持つこの書体は、静けさや落ち着きを表現しつつ、現代的なデザインの美しさを引き立てます。

Jensen Arabique

書体と色の組み合わせ

書体と色の組み合わせは、デザインにおいて欠かせない要素であり、すべてのデザイナーがクリエイティブな決定をする際の中心的な役割を果たします。Monotypeの「2025 Fonts, Feels, & Reels」調査では、Z世代の79%、ミレニアル世代の78%が、SNSで魅力的な投稿を作るためにフォント選びが重要だと感じていることがわかりました。

12月4日にニューヨークで開催された、2026年の「Pantoneカラー・オブ・ザ・イヤー」の発表イベントの会場では、書体「Jensen Arabique」を使ったネオンアートが展示され、色と文字の組み合わせによってダイナミックで没入感のある体験が表現されました。

このタイポグラフィ表現は、色と文字が持つ深い関係を際立たせ、Charles Nixが「創造的な共感覚」と呼ぶ、新しい感覚を生み出します。MonotypeとPantoneのパートナーシップは、感情や個性、文化的意義を高めるデザインの可能性を示すものです。また、この取り組みは、クリエイティブなプロフェッショナルたちが求める、高品質かつAIを活用したフォント選択ツールのニーズにも応えるものであり、デザインにおける発見や実験、視覚的な統一性をサポートします。

クリエイターたちからのコメント

「Jensen Arabiqueが、今の時代に見事に響いていることを知り、とても感慨深いです」とCastleTypeの創設者、Jason Castleは述べています。「このフォントを初めて制作した時、その形が優美で心を穏やかにするものだと感じました。フォントデザインの特性として、いつ、どこでそのデザインが共鳴するかを予測するのは難しいものですが、このフォントが現代の文脈の中で新しい意味を見出している様子を見ることができ、とても興奮しています。」

「共感覚とは、一つの感覚が別の感覚を引き起こすことです。デザイナーやクリエイティブな人々は、『文化的共感覚者』と言えます。彼らは直感や経験、そしてツールを活用しながら、毎日色と文字を組み合わせて感情や意味を表現しています」とCharles Nixは語ります。

「今年は初めて、『Pantoneカラー・オブ・ザ・イヤー』にインスパイアされたタイポグラフィ表現を提案し、Jensen Arabiqueを今年の選定色であるPANTONE 11-4201 Cloud Dancerと組み合わせました。デザインとは、慎重なキュレーションのプロセスです。色は文字を必要とし、文字は色を必要とします。豊富なクリエイティブ要素が溢れる中で理想的な組み合わせを見つけることは、絶えず進化し続けるアートです。そしてそのプロセスは、AIを含む革新的な検索ツールや発見ツールによってさらに進化しています。」

製品に関するお問い合わせ

今回ご紹介した「Jensen Arabique」は、25万以上のフォントライブラリを持つフォントサービス Monotype Fontsよりご使用いただけます。ご興味がございましたら、サポートまでお問合せください。企業の幅広いニーズに対応するプランをご用意しています。

・Monotype Fontsサービスサイト:https://www.monotypefonts.com/ja

・コンタクトフォームからのお問合せこちら

・メールからのお問い合わせ:ContactMTJ@monotype.com

【本プレスリリースに関するお問い合わせ】
Monotype 株式会社
03-5786-0656
Contactmtj@monotype.com
担当:夏目

Monotypeについて

Monotypeは、人々が日常生活で使用する書体とテクノロジーを通じて、ブランドの魅力を高めます。私たちは、世界中の4,500を超える才能あるデザイナーやファウンダリからの25万以上のフォントライブラリを提供しています。Monotypeは、大きなグローバルブランドと個々のクリエイターと共に働き、美しいブランド体験をデザインするために役立つ幅広いソリューションを提供します。
詳細情報はMonotypeのWebサイトでご覧いただけます。

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業種
情報通信
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代表者名
佐藤 文宣
上場
未上場
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-
設立
1993年08月