君がエンジンになれ!生徒に最大100万円の応援金を支援するオーディション
まるで高校生版「マネーの虎」!? 福工大城東高校「JETENGINEプログラム」 最終審査会を実施
無限の夢を燃料にして「突き抜ける人」を目指す。「子供のころから愛していた水生昆虫を保護する環境調査をしたい」「コンピューターが大好き。体の不自由な人でも遊べる新型クレーンゲームを作りたい」…など今年度も様々な本気の夢を持つ生徒たちが、夢の具現化を目指してオーディションにぶつかります。高校の学習枠を超えた、斬新な取り組みです。下記日程で最終審査会を行いますので、メディアの皆さまにも取材にお越しいただけましたら幸いです。よろしくお願いいたします。
日時:2023年3月11日(月) 14:00~17:30 |
・開会式 ・グループ①~⑥のプレゼンテーション、審査員からの質疑&応答 ・休憩(審査結果集計) ・閉会式(結果発表) |
※審査はプレゼン10分 質疑応答15分 |
夢を叶えるために。歯車じゃない、君がエンジンになれ! ガチンコ勝負のオーディション
受験や部活以外でも、何かに本気で取り組むことが真の主体性を育て、人生の糧になる。そうした経験をする生徒を応援したい!という思いから生まれたこの企画。生徒たちは自ら事業企画書や予算書を作り、学内外に企画のメンターを探し、夢を形にする努力を重ねてきました。最終審査はその集大成。これまでの1次審査、2次審査を勝ち上がった6チームがガチンコ勝負でプレゼンに臨みます。
審査員(城東高校の教員などを中心に10名)も真剣に生徒の夢を見極め、学校の予算を投資する社会的な価値があるのか?実現可能性を高める強い情熱を持っているか?目的や手段は明確か?など鋭い質問を飛ばします。
最大100万円を勝ち取れ。「マネーの虎」形式で資金配分
10人の審査員はそれぞれ1人10万円を投資金としています。各チームはあらかじめ事業の目標金額を設定し、プレゼンの結果、目標金額を超える投資があったチームは全て採用。逆に投資金額が目標に至らなかったチームは不採用となり、資金は回収されます。大きな夢で高い目標金額を設定するか?金額を抑えて確実に目標達成を目指すか。各チームの戦略も大きなポイントになります。
夢に挑む6チームのチャレンジャー達。実現なるか!?
企画名 | 企画の概要 |
水生昆虫やばいぜ | 小さい頃から愛していた昆虫を守りたい。水生昆虫の生息環境調査を行って、近年の環境の変化を分析する。また、希少昆虫を捕獲して繁殖に挑戦。研究結果を「環境フェスティバル」で発表したい。 |
SAS(睡眠時無呼吸症候群)の患者を減らそう | SAS(睡眠時無呼吸症候群)と高校生の成績関係について調査したい。全校生徒にアンケートを実施して、希望者に簡易検査も実施。その後適切な治療につなげる活動を企画。研究結果は日本睡眠学会で発表も。 |
体の不自由な人でも自由に遊べる オンラインのクレーンゲームを作る | 体の不自由な人でも操作できる、フットスイッチやレバー、目線追跡システムを使用してインターネット経由で現実の景品をつかむオンラインクレーンゲームを作る。身障者向けの家電操作システムの開発に経験をつなげたい。 |
世界の子ども達にランドセルを送ろう | 学校に行くことができないバングラデシュの子供たちにランドセルと物資を届けて、1人でも多くの子供たちが学校に行けるよう支援する。学生支援団体を立ち上げ、寄付してくれる人を募集する。 |
Connect from Fukushima 福島からつなぐ プロジェクト | 福島原発ALPS処理水の海洋放出に伴う風評被害の対策、復興支援事業に参加したい。城東高校の文化祭で福島、処理水に関する資料展示。また福島県産の海産物が使用されている海鮮せんべいの販売を行う。
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貧困打破への道〜 Changing Disparity 〜 | 東アフリカ・ルワンダの現地の日常生活を体験し、現地の人の話を聞く。そこで自分が見つけた教育や経済に関する発見を発信し、現地の経済格差是正につなげたい。将来は青年海外協力隊への参加なども希望。 |
「突き抜ける人」になれ。プログラムの先輩たちの実績
城東高校の「JETENGINEプログラム」は昨年度から始まり、今期が2期目になります。昨年度もこのオーディションを勝ち抜いた生徒たちが様々な形で自分の夢を叶えました。その一例を紹介します。
■成層圏に漂う微粒子を回収。「S-AREAプロジェクト」 支援実績50万円
昨年度50万円を獲得した成層圏微粒子回収プロジェクト「S-AREA」(エスエリア)は2人の生徒が自ら設計・製造に取り組んだ分析装置を成層圏(高度30km)まで気球で飛ばし、成層圏の微粒子を回収して成層圏と地上の微粒子に違いがあるかを調べたり、成層圏でドライフルーツを作り、味や栄養素を調べました。2人はプロジェクトで得た資金で大学生や高専生に混じって「えひめ南予気球甲子園」に出場。成層圏から分析装置を回収することに成功し、研究成果の論文づくりに挑んでいます。
■「上下左右」に動くエレベーターを開発したい 支援実績12万円
12万円を獲得したプロジェクトは将来発明家を目指したい生徒が企画した、上下だけではなく「上下左右」に動くエレベーターを作るというもの。設計から開発まで自らが行い、得た費用でフレームやモーターなどの材料を購入して実際に動く45センチ四方のエレベーターの模型を制作。日刊工業新聞社が主催する「九州ロボットコンテスト2023モノづくりフェア杯」で発明のコンセプトやロボット製作の緻密さなどが評価され、見事優勝しました。
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