介護をしている人でも、介護の悩みの相談先を知っている人は60%にとどまる

「適切な相談先がわからない」「相談していいか迷う」が悩み相談のハードルに

株式会社LIFULL

事業を通して社会課題解決に取り組む株式会社 LIFULLのグループ会社で、業界最大級の老人ホームポータルサイト「LIFULL 介護」を運営する、株式会社 LIFULL senior(代表取締役:泉 雅人) は、介護の悩みの相談先についてのアンケート調査を行いました。

サマリー

・介護をしている人で、”介護の悩みを相談できる知人や専門家を知っている”と答えた人は60%にとどまる。

・介護をしていない人で”介護の悩みを相談できる知人や専門家を知っている”と答えた人は33%と少数。

・介護の相談先を知っている人が最も悩みを相談するのは「ケアマネジャー」で54%。次に「家族」で49%。

・介護の相談先を知らない人が最も相談先としたいのは「公的機関の専門職」で39%。

・「適切な相談先がわからない」「相談していいか迷う」が30%を超えており、相談のハードルに


介護をしている人で、”介護の悩みを相談できる知人や専門家を知っている”と答えた人は60%にとどまる

介護は、介護される側の状態や介護する側の事情が変化していくため、その都度異なる課題が現れます。持続的な介護には適切な相談先を知っておくことが不可欠です。LIFULL 介護ではオウンドメディア「tayorini」の来訪者に介護の悩みの相談先を知っているか、また誰に悩みを相談するかアンケートを行いました。

介護の悩みを相談する先を知っているかをたずねたところ、全体では「はい」と「いいえ」の回答が拮抗しており、いいえが53%と少し多い結果になりました。

次に、介護をしている人/していない人で「介護の悩みを相談する先を知っているか」を集計、比較したところ、それぞれの「はい」と「いいえ」の比率が大きく異なりました。


介護をしていない人で”介護の悩みを相談できる知人や専門家を知っている”と答えた人は33%と少数

介護をしている人で、悩みの相談先を知っている人は60%にとどまり、約40%は悩みの相談先を知らないことがわかりました。

また、介護をしていない人ではさらにその約半分の33%しか相談先を知らないという結果になりました。


介護の相談先を知っている人が最も悩みを相談するのは「ケアマネジャー」で54%。次に「家族」で49%

介護の悩みの相談先を知っていると回答した方に、実際にどこに相談するかをたずねたところ、「ケアマネジャー」が最も多く54%という結果でした。次いで多いのは「家族・親族」(49%)、次に「地域包括支援センター」(37%)と続きます。

ケアマネジャー(※)は介護サービス提供者と利用者の調整を行うため、介護される方の心身や生活の状況を普段から把握しています。そのため、介護家族からみてさまざまな相談がしやすいと考えられます。

地域の高齢者の相談や支援を一手に担う「地域包括支援センター」を、相談先として挙げた人は37%にとどまりました。

※ケアマネジャーとは

介護保険サービスを受ける際に必要なケアプランを作成し、利用者と介護サービス提供者の中間に入って調整を行う専門職です。利用者や家族からの相談に対応し、解決策を提示することも役割の一つです。

ケアマネジャーの役割とは

https://kaigo.homes.co.jp/manual/homecare/relationship_carestaff/caremanager_role/


介護の相談先を知らない人が最も相談先としたいのは「公的機関の専門職」で39%

次に、介護の悩みの相談先を知らないと回答した人に、どのような相談先に相談したいかをたずねたところ、最も多かった回答は「公的機関の専門職」(39%)でした。次に「専門的な知識を持った家族、親族、知人」(28%)、次いで「病院、医師、看護師」(27%)で、専門知識を持った方に相談したい傾向がみられました。

また、「悩みを相談しない」と回答した人も16%と1割を超えていました。


「適切な相談先がわからない」「相談していいか迷う」が30%を超えており、相談のハードルに

最後に、悩みを相談する際に気になるところを伺ったところ、最も回答率が高かったのは「どの相談先が適切かわからない」で35%でした。また、「こんなことで相談していいか迷う」も34%と回答率が高く、大きくこの2つが介護の悩みを相談する上でのハードルになっていることがわかりました。


LIFULL 介護「tayorini」編集部のコメント

地域包括支援センターで働く方など、介護の相談を受け付けている専門職の方に取材をしていると「もっと早めに相談してもらえれば…というご相談が多い」との話をしばしば耳にします。

しかし今回のアンケート調査では、介護をしている方でさえ家族や専門家などの相談先を持っている、知っている方は6割にとどまることがわかりました。また、悩みに対して適切な相談先がわからない、相談していいか迷うという方も多く、介護の悩みの相談先についての情報がまだまだ不足していることを実感しました。

相談先を知らなかった方の中では、公的な機関の専門職への相談を希望する声が最も多く、近しいご家族でも介護の相談がしづらい場合が考えられます。やはり地域包括支援センターやケアマネジャー、民間の相談窓口などの、「介護の頼れる相談先」についてより多くの情報発信が必要です。LIFULL 介護や「tayorini」でも、引き続き介護の相談先の情報や、よくある相談事例、解決方法などの情報を発信していきたいと思います。

また、LIFULL 介護では「入居相談室」と呼ばれる、専門スタッフによる老人ホームの相談窓口があります。老人ホームを検討するかどうか迷っている段階からご相談にお応えしますので、ぜひお気軽にお電話ください。


LIFULL 介護入居相談室

https://kaigo.homes.co.jp/info/soudanshitsu/


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▼アンケート調査概要

調査期間:2023年8月23日〜9月1日

調査主体:自社調査

調査対象:調査期間内にLIFULL 介護が運営するオウンドメディア「tayorini」に来訪したユーザー

有効回答数:670

調査手法:webアンケート


 「LIFULL 介護」(ライフルかいご)について

有料老人ホームや高齢者向け賃貸などの情報を掲載したポータルサイトと電話相談窓口で、高齢者の住まい探しをお手伝いするサービスです。

ウェブサイト:https://kaigo.homes.co.jp/

YouTube:https://www.youtube.com/c/lifullkaigo/featured


株式会社LIFULL senior について

「老後の不安をゼロにする」をビジョンに掲げ、ヒトとテクノロジーの力で、超高齢社会の課題を解決する様々な事業を展開しています。主な事業として、老人ホーム検索サービス「LIFULL 介護」、遺品整理業者検索サービス「みんなの遺品整理」、介護施設向け買い物代行業務支援サービス「買い物コネクト」があり、今後も高齢者や関わる人々が抱える不安や課題に向き合って事業を拡大していきます。


株式会社LIFULL senior 概要

会社名:株式会社LIFULL senior(ライフル シニア)

所在地:東京都千代田区麹町1−4−4

代表取締役:泉 雅人

設立:2015年7月1日

事業内容:

老人ホーム検索サイト『LIFULL 介護』の運営

https://kaigo.homes.co.jp/

遺品整理業者検索サイト『みんなの遺品整理』の運営

https://m-ihinseiri.jp/

介護施設向け買い物代行支援サービス『買い物コネクト』の運営

https://lp.kaimonoc.jp/

介護当事者一歩手前の世代に向け、介護や老後に関する最新情報や体験談を発信するウェブメディア『tayorini』(たよりに)の運営

https://kaigo.homes.co.jp/tayorini/

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会社概要

株式会社LIFULL

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URL
https://lifull.com/
業種
サービス業
本社所在地
東京都千代田区麹町1-4-4
電話番号
03-6774-1600
代表者名
伊東祐司
上場
東証プライム
資本金
97億1600万円
設立
1997年03月