国際協力NGOが外国人の多く暮らす新宿区で、地域交流の場を開設!~在住外国人との暮らしを「自分ごと」へ、お互いが頼れる地域づくりの促進~
9月の開設日時:2023年9月15日(金)15時~19時 ※毎月第一土曜日・第三金曜日に開設
在住外国人が多く居住する新宿区大久保で、国際協力NGOの新たな挑戦
シャプラニールは、1972年より南アジアで教育支援や児童労働の削減と予防への取り組みなど、貧困をなくす活動を行ってきました。2021年にはCOVID-19の感染拡大により「生活で困っている。助けて欲しい」とバングラデシやネパールの方を中心に在住外国人の方から多くの相談を受けたことをきかっけに、孤立や生活上の課題を抱える方への生活情報提供やフードパントリー(無料食糧配布)、交流イベントを通じ在住外国人と地域住民とのつながりの構築、助け合いのできる活動を開始。2年間の準備期間・調査を経て、2023年9月に多国籍の飲食店や日本語学校も多いことから在住外国人の比率も約11%(2022年11月時点)と高い東京都新宿区に、言語や出身などに関係なく地域の誰もが立ち寄れ交流できる「マザリナ」の開設をしました。
”自分ごと化 ”する共生社会の仕組みづくり
イベントの実施や調査から「地域の人との接点がない」「(社会の中で)疎外感がある」「日本語で話す機会がない」など地域での関係性が希薄であることを感じさせる声を在住外国人だけでなく、「外国人の方との接し方が分からない」と地域に住む方々からも多く聞きました。シャプラニールは、南アジアでの農村開発の経験から、当事者のみへの働きかけだけでなく地域の人々がご近所付き合いできるような関係性を構築することにより、その地域の多様な市民のひとり一人が助け支え合える地域社会はつくられると学びました。
そして海外で活動して約50年たった今、事務所を置く新宿区を拠点に自らも市民として地域のつながりを促進する多文化共生事業に着手し、その活動の一環として「マザリナ」の運営を開始。開設記念イベント(9/2)では、連携他団体から「交流スペースに地域の人が集まることを期待している」、留学生からは「おしゃべりが楽しい」「また遊びに来たい」とマザリナへの期待の声が寄せられました。
今後は、生活情報講座の実施や困りごと相談窓口を設け、地域の誰もが参加できる交流イベントを実施し、また関連他団体や行政、企業などとのさらなる連携により多文化共生が「自分ごと」化していくような取り組み、発信をしていきます。
多文化共生コミュニティスペース「マザリナ」概要
次回開催:2023年9月15日(金) 15時~19時
※毎月第一土曜日(13時30分~17時30分)・第三金曜日(15時~19時)に開設
会場:「Terrace Side 新大久保 604」東京都新宿区百人町1-17-6 成田ビル 604号室
アクセス:JR中央・総武線 大久保駅 徒歩1分
◆取材は随時受け付けています。お気軽にご連絡ください。
団体概要
支援が届きにくい「取り残された人々、課題」にアプローチ
“すべての人々がもつ豊かな可能性が開花する社会”を目指す国際協力NGO
1972年に創立された、特定の宗教、政治、企業、団体に属さない国際協力NGO。①子どもの今を支え、明日を守る ②災害に強い地域をつくる ③社会からの孤立を防ぐ ➃市民同士のつながりを促す、という4つの主な活動を通じて、バングラデシュやネパールといった南アジアと日本を中心とした社会や他の援助団体の支援から「取り残された人々」への支援や「取り残された課題」に取り組んでいます。
・団 体 名:認定NPO法人シャプラニール=市民による海外協力の会
・所 在 地:東京都新宿区西早稲田2-3-1 早稲田奉仕園内
・代 表 者:坂口和隆(代表理事)・創 立:1972年9月1日
・主な活動国:バングラデシュ、ネパール、日本
・主な活動内容:児童教育支援、児童労働の予防と削減、災害緊急救援・復興支援、在住外国人にかかわる取り組み、フェアトレード活動、開発教育および出版活動、スタディツアー等
・受 賞 歴:吉川英治文化賞(1985年)、毎日国際交流賞(1993年)、朝日社会福祉賞(2005年)、沖縄平和賞(2012年)、エクセレントNPO大賞(2014年)他多数
・職 員 数:日本:18名、バングラデシュ:13名、ネパール:6名
・公式サイト:https://www.shaplaneer.org/
・オンラインショップ「クラフトリンク」:https://craftlink.shop/
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