【国内初*】「節水」によるカーボンクレジット創出プロジェクト始動
〜水を守る活動を新たな環境価値へ。水消費マネージメントをEARTHSTORYでグローバル展開〜

株式会社Linkhola(代表取締役:野村 恭子、以下「Linkhola」)と、節水を通じた環境保全に取り組む株式会社アースアンドウォーター(代表取締役:山中 正美、以下「アースアンドウォーター」)は、Linkholaが運営するボランタリークレジットプラットフォーム「EARTHSTORY」において、国内初*となる「節水」を軸としたカーボンクレジットの方法論開発、およびクレジット化に向けたプロジェクトを開始したことをお知らせいたします。 *Linkhola調べ
■本プロジェクトの重要性と社会的意義
1.国内初*、「節水」をカーボンクレジットとして定義
これまでカーボンクレジットの対象は、省エネ、再生可能エネルギーや森林保護が主流でしたが、本プロジェクトは日常的な「節水」というアクションをGHG(温室効果ガス)削減量として定量化し、クレジット化する国内初*の試みです。これにより大企業のみならず中小企業や自治体が取り組める環境貢献の選択肢を大きく広げます。
2.「水」の循環を守ることは「エネルギー」を守ること
水はピュアな循環の象徴ですが、その供給や処理にはかなりのエネルギーが間接的に消費されています。加えて、給湯など加温時には直接燃料等を使うことになります。家庭部門の場合、給湯(お風呂と厨房)にともなうCO2は13%、上下水道は2%と全体に占めるCO2排出が15%を占めます。オフィス・病院・ホテルなどの業務部門でも10%程度を占めるなど、このように節水に取り組むことで、水資源の保全とCO2削減が同時に貢献ができます。
Linkholaとアースアンドウォーターは、上水供給・下水処理・水の加温を節約する効果を計算(見える化)し、カーボンクレジットとして定量評価して、クレジット売買できる方法論の開発、具体的プロジェクト活動の普及を開始します。
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水供給/処理インフラ負荷の低減: 上下水道の供給・浄化プロセスには多大な電力が必要であり、節水は公共インフラのエネルギー消費を直接的に、水のユーザーからみると間接的に削減します。一般には下水処理過程では、GHGの一種のメタンも排出されるのですが、メタンは処理する有機分に比例すると考えられます。節水装置は、少ない水で同じ量の汚れを落とすため、このメタンの削減効果はクレジットにカウントされません。
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「節湯(せつゆ)」による直接削減: 温水使用量を減らす「節湯」は、ボイラーの燃料消費(Scope 1)や電力消費(Scope 2)をダイレクトに抑制し、極めて高い排出削減効果を発揮します。ただ、たとえば浴槽のお湯は節湯の対象とならず、シャワーからのお湯を対象とするなど、適切に節水効果のある範囲を特定して算定することが必要となります。
重要なことは、単に節水装置を設置するだけでなく、アースアンドウォーターでは顧客と積み上げてきた「水消費マネージメント」の仕組みが機能することで、削減量の定量化が可能となり、適切なクレジット化の算定根拠・オペレーションを図ります。さらに、削減効果の定量化を行うことが、節水アクション強化に繋がっていくことを目指しています。

3.ASEAN諸国など、グローバル市場への高い転用可能性
節水活動によるクレジット化の取組は、人口爆発と産業、都市の発展が著しく、水需要が増大するASEAN諸国において、本プロジェクトのスキームは極めて有効であり、拡張性が高い取組です。日本発の高度な節水技術と、「水消費マネージメント」プラクティスを含む、信頼性の高い算定方法論をセットで展開することで、世界規模での水資源保全と脱炭素化を同時に推進していきます。

■科学的根拠に基づく方法論:松尾直樹博士との連携
本プロジェクトでは、ゼロベースで節水プロジェクトのクレジット化、方法論開発ではなく、ベースとなるアースアンドウォーターの取組とCO2削減証書発行の取組を応用することでスピードアップを図ります。具体的には、カーボンクレジットおよびGHG削減算定評価に造詣の深い松尾直樹博士(株式会社PEARカーボンオフセット・イニシアティブ代表、IGESシニアフェロー、理学博士)が開発した「節水および節湯に関するGHG削減効果方法論」を、EARTHSTORYクレジット制度で適用できるように同方法論を準用、実装化します。
EARTHSTORY方法論として、松尾氏の理論に基づく「第1号クレジット」を創出することで、透明性と信頼性の高い「環境価値の見える化」を実現します。2026年3月のクレジット発行を目途に、方法論化と第1号案件の申請・審査の手続きを進めていきます。

■ プロジェクト主体と応援者からのメッセージ

株式会社アースアンドウォーター 代表取締役 山中 正美
「当社は、これまで持続可能な節水(サステナブル節水システムASUWO)に取り組んでまいりました。今回のボランタリークレジット化は、節水の成果を環境価値として具現化し、企業や個人がその価値を活用できる新たな仕組みです。これにより社会全体の脱炭素推進や持続可能な未来に直結する新たな時代の創出に貢献していきたいと考えています。」

株式会社PEARカーボンオフセット・イニシアティブ 代表取締役 松尾 直樹(IGESシニアフェロー、理学博士)
「節水は、供給・処理にかかる電力を減らすだけでなく、加温のためのエネルギーを直接削減する強力な手段です。水消費マネージメント・プラクティスとともに、長年温めてきたこの科学的方法論が、EARTHSTORYというプラットフォームを通じて社会実装され、第一号クレジットとして世に送り出されることを大変喜ばしく思います。」

株式会社Linkhola 代表取締役 野村 恭子(環境学博士、技術士(環境))
「この節水のクレジット化の相談を2025年夏に最初に伺ったとき、まさに水を大切にする日本から提唱すべき新規クレジット種類であると確信しました。『水』の節約が『空気(GHG)』の浄化に繋がる――この美しい相関関係をEARTHSTORYを通じて可視化できるプロジェクトに取り組めることを誇りに思います。本プロジェクトは、日本が世界に誇れる環境貢献のスタンダードになると確信しています。アースアンドウォーターと共に、持続可能な社会の実現を加速させます。」
■ EARTHSTORYボランタリークレジット制度について
Linkholaは、民間主導の「ボランタリークレジット制度」の制度オーナーとして、申請、審査、発行までをワンストップで提供する「EARTHSTORY」を運営しています。最大の強みは、超速「最短3か月」でクレジット発行できる、革新的なクレジット制度、運営体です。国内外でボランタリーカーボンクレジットを創出でき、販売することができ、新たな収益を得ることのできる脱炭素ビジネスを支援します。
本プロジェクトやその他EARTHSTORYでのクレジット創出、販売、購入等にご関心のある事業者様は下記よりお問い合わせください。

【リリースに関する問い合わせ先】
株式会社アースアンドウォーター TEL: 0120-741-506
https://e-water.co.jp/contact.html
株式会社Linkhola 事業開発部 TEL:03-6821-1822
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