~心の中にいる妹。母のおなかに宿った新しい命~ 野間児童文芸賞受賞作家・戸森しるこが描く中1少女の心模様『ココロノナカノノノ』9月15日(金)発売!
~児童文学総合誌「飛ぶ教室」の連載小説、待望の単行本化!~
主人公の寧音(ねね)は中学一年生。生まれる前に双子の妹・野乃(のの)を亡くした経験を持つ女の子です。寧音の心の中には今も野乃がいて、ときどき話しかけたり、拠り所にしたりするなど、特別な存在として思い続けています。そんなある日、母のおなかに新しい命が宿ったことを知って――。野間児童文芸賞受賞作家・戸森しるこが贈る、母の妊娠と家族、中一少女の心模様を描いた中学生向けのリアリズム小説です。
本書の概要
■「ココロノナカノノノ」4つの特徴
●妊娠出産、命を学ぶ
母の妊娠月齢とともに物語が進んでいきます。
知識として学ぶだけでなく、命を考えることにも繋がります。
●イマジナリーフレンド
心の中にいる架空のキャラクター、イマジナリーフレンドを扱った物語です。
●中学生のリアルな描写
中一少女のクラスメイトの関わり、会話、距離感がリアルな描写で描かれています。昨今ファンタジー作品を描くことの多かった戸森さんの、久しぶりのリアリズム小説。
●物語はハッピーエンド
主人公・寧音の双子の妹である野乃の喪失を描きながらも、最後はハッピーエンドへ。読み終えたなら幸福感に包まれることでしょう。
<書籍概要>
タイトル:ココロノナカノノノ
著 者:戸森しるこ (著)、カシワイ (絵)
定 価:1,320円(税込)
仕 様:188mm×128mm / 160ページ
発 行:光村図書出版
発 売 日:2023年9月15日
I S B N:978-4-8138-0570-0
U R L:https://www.mitsumura-tosho.co.jp/shoseki/tobunohon/book-th011
著者プロフィール
著:戸森しるこ(ともり・しるこ)
1984年埼玉県生まれ。児童文学作家。
『ぼくたちのリアル』で講談社児童文学新人賞、児童文芸新人賞、
産経児童出版文化賞フジテレビ賞受賞。『ゆかいな床井くん』で野間児童文芸賞受賞。
絵:カシワイ
神奈川県生まれ。イラストレーター、漫画家。
著書に『107号室通信』(リイド社)『光と窓』(リイド社)『ひとりの夜にあなたと話したい10のこと』(大和書房)『風街のふたり』(双葉社)がある。文芸や児童書などを中心に装画も多数手がけている。
編集者からのコメント
『ココロノナカノノノ』は、母の妊娠の月齢とともに進み、主人公・寧音(ねね)の中の亡き双子の妹・野乃(のの)の存在が次第に変容していくことが、読みどころのひとつです。一方で、中学生どうしの細やかな遣り取りにも注目です。人が集まれば軋轢はあるもの。物語では仲間どうしの気遣いや取り引きにより、学校生活がどうにか営まれている様子がうかがえます。戸森さんは、この軋轢をどう緩和方向に描いているか。繊細な描写とともに味わっていただけたらと思います。 (編集部・新宅)
『ココロノナカノノノ』刊行記念対談 HPにて公開中
一年半にわたり児童文学総合誌の「飛ぶ教室」で連載された、「ココロノナカノノノ」の単行本刊行を記念して、作家・河合二湖さんとの対談の一部を掲載しています。
「妊娠」・「イマジナリーフレンド」をテーマに、執筆したきっかけや作品を書き終えた感想
など戸森しるこさんの作品への思いを知ることができます!
https://www.mitsumura-tosho.co.jp/webmaga/shoseki/nono/01
作家:河合二湖(かわい・にこ)
1977年、山口県生まれ。『バターサンドの夜、人魚の町で』で、
講談社児童文学新人賞を受賞、同作(『バターサンドの夜』と改題)でデビュー。
会社概要
[商 号] 光村図書出版株式会社 Mitsumura Tosho Publishing Co.,Ltd
[代表者] 代表取締役社長 吉田直樹
[創 立] 1949(昭和24)年2月26日
[資本金] 3,000万円
[年 商] 82億6,481万円(2022年10月期)
[従業員数] 229名(2023年4月現在)
[所在地] 東京都品川区上大崎 2-19-9
[TEL] 03-3493-2111(代表)
[URL] https://www.mitsumura-tosho.co.jp/
[事業内容] 小・中・高等学校用の検定教科書ならびに付帯する出版物の編集・発行/一般書籍・教育書等の編集・発行 学習用ソフトウェアの企画・制作
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