「サイバー安全保障と能動的サイバー防御(ACD)」研究プロジェクトの開始と初回レポートの掲載
新たな段階に進む「能動的サイバー防御(ACD)」
東京海上ディーアール株式会社は、2025年4月から調査研究プロジェクトである「サイバー安全保障と能動的サイバー防御(ACD)」を開始し、このたび研究成果として初回のレポートを発行いたしました。詳細は調査研究プロジェクトの概要ページをご覧ください。
レポート概要
2025 年5月 16 日、サイバー対処能力強化法案及び同整備法案が通常国会で可決された。「国家安全保障戦略」(2022 年 12 月閣議決定)で掲げた「能動的サイバー防御(active cyberdefense: ACD)」態勢は制度的基盤が整備されたことにより、能力構築とオペレーションという次の段階に移行する。そこで本稿は ACD を構成する 3 つの措置の概要と能力構築・オペレーション段階で想定される論点を明示したい。
「サイバー安全保障と能動的サイバー防御(ACD)」研究プロジェクト概要
日本のサイバー安全保障戦略・政策は大きな転換点にあります。具体的には、「国家安全保障戦略」(2022年12月)で示された「能動的サイバー防御(active cyber defense: ACD)」を実現するための制度整備・能力構築が進展していることです。本研究プロジェクトは、日本を代表する専門家とともに、日本のサイバー安全保障の確保と能動的サイバー防御(ACD)の実現のために必要な研究および政策提言を行います。このページでは、その検討結果の一部を公開します。