【調査リリース】「システム導入で点検記録の時間短縮」経営層の85%が効果を実感、保全現場の評価は33%にとどまる。現場とのギャップが明らかに。
~全国の製造業・建設業・鉄鋼業の設備保全担当者500名を対象とした調査結果を公表~
八千代エンジニヤリング株式会社(本店:東京都台東区、代表取締役社長執行役員:高橋 努)のグループ会社である八千代ソリューションズ株式会社(本店:東京都台東区、代表取締役社長:水野 高志、以下「八千代ソリューションズ」)はこの度、全国の製造業・建設業・鉄鋼業の設備保全担当者500名を対象に、「設備保全システムの利用状況に関する調査」を実施しました。本調査は、保全現場における課題に対応するためのDX(デジタルトランスフォーメーション)の現状と課題を把握することを目的としています。
<調査概要>
調査対象:全国の製造業・建設業・鉄鋼業の設備保全担当者(20歳~79歳までの男女)
調査方法:インターネットリサーチ
調査期間:2024年5月23日(木)~5月28日(火)
回答者:500名
調査委託先:株式会社ネオマーケティング
ダウンロードリンク:
<調査結果のサマリー>
-
保全業務において、半数以上が「故障・修理に時間がかかる」、「保全業務の属人化」に課題。
-
保全業務管理システム導入者の6割以上が「紙資料に書き写すことなく、保全記録をまとめることができる」と実感。
-
経営層の86%がシステムによって「現場での点検記録の時間を短縮できる」と効果を実感している一方、担当者層では33%にとどまる。
<調査結果>
■保全業務において、半数以上が「故障・修理に時間がかかる」、「保全業務の属人化」に課題
「設備保全業務の課題」について聞いてみると、「故障・修理に時間がかかる」と感じている人は全体の52.4%で最も多いことが分かりました。次いで「保全業務が属人化しており、引継ぎが困難」と感じる人が50.2%、「保全業務における改善サイクルをもっと早めたい」と回答した人が47.8%に達しました。これらの課題は、コスト削減や人手不足に対する意識を上回る結果となりました。
■保全業務管理システム導入者の6割以上が「紙資料に書き写すことなく、保全記録をまとめることができる」と実感
設備保全管理システムを利用していると回答した方(n=248)を対象に、「メインで利用中のシステムの特徴」について聞いてみると「紙資料に書き写すことなく、保全記録をまとめることができる」と感じている人は全体の60.5%で最多となり、次いで「点検などのスケジュール管理がしやすくなる」が59.7%、「バラバラの記録を1ヵ所にまとめることができる」が58.1%であることが分かりました。システムの導入によって保全記録を一元管理することで、予防保全や予知保全に必要なデータを蓄積できるほか、保全業務の属人化や引継ぎにおける課題解決に貢献する効果が考えられます。
■経営層の86%がシステムによって「現場での点検記録の時間を短縮できる」と効果を実感している一方、担当者層では33%にとどまる。
利用中のシステムの特徴について、経営層の86%が「現場での点検記録の時間を短縮できる」と実感している一方、担当者層ではその割合がわずか33%にとどまりました。経営層と現場担当者ではシステム導入で実感している効果に認識差があり、必ずしも現場の効率化に貢献しているとは限らないと考えられます。
<考察>
今回の調査結果から、設備保全業務における主要な課題として、「故障・修理に時間がかかること」や「保全業務の属人化」が広く認識されていることが明らかになりました。これらの課題がコストや残業時間の削減よりも高く認識されており、保全業務の効率化と継続的な改善における大きな阻害要因となっていると考えられます。
また、保全業務管理システムの導入により、多くの企業が紙資料の手間を削減し、保全記録の一元管理を実現していることも分かりました。これらは業務の効率化にとどまらず、予知保全や予防保全のデータ活用を促進し、設備のダウンタイム削減やメンテナンスコストの最適化に貢献する効果が期待できます。
一方、役職別の調査結果からは、システム導入のメリットにおいて、経営者層と現場担当者層の間に大きな認識差があることが判明しました。経営者層は、システム導入が点検記録の時間削減に貢献していると感じる一方で、現場担当者層はそのメリットを十分に実感できていない状況が見受けられます。
本調査の結果、現場のニーズに適した機能や充実したサポート体制を備えたツールの選定が重要であり、現場の意見を反映することが鍵となることが明らかになりました。弊社代表締役社長の水野は、『経営層と現場の双方が納得できるシステムを導入することで、そのシステムを効果的に運用し、導入価値を最大化できます。また、現場で蓄積されるデータが企業にとって極めて重要な資産であり、経営者が当初よりそのデータを分析・活用することを念頭においてシステム選定することが望ましく、そうすることで、新たな価値を産み出し、経営判断の確実性を高めることができると確信しています。』と述べています。
※調査の詳細は以下よりダウンロードいただけます。
ダウンロードリンク:https://mentena.biz/result/
>クラウド設備保全システム「MENTENA(メンテナ)」
八千代ソリューションズ株式会社
八千代ソリューションズ株式会社は、親会社である八千代エンジニヤリング株式会社が60年以上培ってきた知識や経験を活用し、持続可能な地域社会の形成と企業の長期的な成長を実現するために設立された民間向け事業会社です。弊社はお客さまの一番のパートナーとしてDXを展開し、実践するソリューションを開発し、データを資産とみなしたサービスとして提供します。また、お客さまの期待を超えるサービスを目指して継続的にその品質を磨き続けることで、お客さまの意思決定の質や生産性の向上に貢献します。その第一弾の取り組みとして、クラウド設備保全システム「MENTENA(メンテナ)」を親会社から包括承継し、主たるサービスとして展開します。
会社名:八千代ソリューションズ株式会社
所在地:東京都台東区浅草橋5-20-8
代表者:代表取締役社長 水野 高志
Webサイト:https://yachiyo-sol.com/
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。
すべての画像
- 種類
- 調査レポート
- ビジネスカテゴリ
- システム・Webサイト・アプリ開発アプリケーション・セキュリティ
- 関連リンク
- https://mentena.biz/
- ダウンロード