6割の学生が1本400円以上の高機能シャープペンを使用中!太さや濃さも使い分け<学生のシャープペンの使用実態調査>
(経済産業省の生産動態統計より作成)
1.約6割の学生が1本400円以上のシャープペンを使用しています。その多くは、芯が折れにくい、細い字が書ける、疲れにくい、などの機能付きシャープペンです。
ペンケースの中に何本も持っている学生が多くみられました。
▼持っているシャープペン
▼筆箱の中身(女子中学生)
2.約4人に1人が太さの違うシャープペンを複数本持ち、使い分けています。一般的な太さの0.5ミリの芯ではなく、0.3ミリや0.7ミリなどを使っている人が約3割います。
使い分けの例として、0.3ミリはスケジュール帳に細かく、0.5ミリは授業のノートや宿題、0.7ミリはマークシートを塗りつぶすのに、という人が多くいました。
▼シャープペン複数芯径所持
▼シャープペン芯径別所持
3. 細い0.3ミリ芯のシャープペンを使っているのは、主に高学年の女子です。
使っている理由は「小さい文字をつぶれずにキレイに書きたい」「罫線の間隔が狭いノートに、はみ出さないように書きたい」「0.5ミリのシャープペンで授業の内容を板書したノートの隅に、後で0.3ミリで小さくメモを書き加える」といったこだわりの使い方が多くみられました。その一方で、細い芯径のシャープペンを使わない理由として「芯が折れやすい」という意見が多数ありました。
▼0.3ミリ芯シャープペン所持率
4.太い0.7ミリ芯のシャープペンを使っているのは、主に小学生です。「大きなマス目のノートに書く」「鉛筆のように濃くハッキリ書きたい」という理由があります。
小学校ではシャープペンの使用を禁止しているところもありますが、塾や家では便利なシャープペンを使いたいという小学生が多いようです。
▼0.7ミリ芯シャープペン所持率
5. 3割以上の学生が、2B、Bなどの色が濃く、書いた感じがやわらかいシャープ芯を使っています。理由として「ノートの字を濃くハッキリ書きたい」「なめらかに書きたい」という意見がありました。
一方、濃い色のシャープ芯を使わない理由として、「濃い芯はやわらかくて折れやすい」という意見が多数ありました。
▼シャープ芯硬度別所持率
<調査概要>
サンプル数:3,000人
調査方法:ウェブアンケート(一部対象者に聞き取り調査)
調査時期:2015年8月
<まとめ>
調査結果から、学生が自分の好みや勉強方法に合わせて、様々な種類や機能のシャープペンを複数選んで使っていることが分かりました。シャープペンは、勉強の道具として非常に大事なものとの意識がうかがえます。
近年、筆記具メーカーは、そのような学生のこだわりに応えるように、より使いやすい機能を持たせたシャープペンを発売しています。ゼブラでも2014年11月に、どんなに力を入れても芯が折れない機構を持った、「デルガード」を発売。多くの学生から高い評価を受け、8カ月で300万本以上販売しています。
調査からも学生のニーズはまだ多く存在することから、シャープペンの商品開発競争や市場の活況は続くと思われます。
筆圧や書く角度に合わせて芯をガードするシャープペン『デルガード』
価格:¥450+税(税込¥486)
芯径:0.5mm
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