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株式会社エバーセンス
会社概要

育休を取得したパパの52.4%が「不安だった」と回答!キャリアの断絶、復職時の不安など、従来のママの課題がパパにも。

新制度"男性版産休"を「取得したい/取得してほしい」人は74.1%!

株式会社エバーセンス

妊娠から出産、育児期のママやそのご家族に寄り添うサービスを多数展開しているninaruシリーズの運営会社、株式会社エバーセンス(本社:東京都中央区、代表取締役社長:牧野哲也)は、「男性育休に関するアンケート」を実施いたしました。

■背景
2021年6月3日、「改正育児・介護休業法」が成立しました。改正点の中でも大きな話題となっているのが、"男性版産休"とも言われる「出生時育児休業」の新設です。現行の育休とは別に、生後8週間以内に最大4週間の育休が取得でき、2回まで分割することも可能。申請時期も、従来の1ヶ月前から2週間前までに変更され、取得しやすくなりました。
政府は、2025年までに男性の育休取得率30%を目標に掲げていますが、2019年時点ではわずか7.48%(※)にとどまっており、今回の改正でどこまで浸透していくか注目が集まります。
今回エバーセンスでは、ninaruシリーズをお使いのママ・パパのみなさんに「男性育休に関するアンケート」を実施。実際にママ・パパたちが男性の育休についてどう感じているのか、本音を調査いたしました。
回答者の37%はご自身または配偶者が男性育休を取得した方(うち半数以上は1ヶ月以上取得)で、実際に取得してどうだったのか、経験者の声も多く集まりました。ママ・パパ自身も男性育休に対する注目度が高まっているようです。
(※)厚生労働省「令和元年度雇用均等基本調査」より。

■総評
本調査では、これまで主に女性たちが抱えてきた育休によるキャリアの断絶、復職時の不安といった課題が、同じように育休を取得する男性にも表れてきていることがわかりました。前例もまだ少なく、たとえ育休が取得しやすい職場であっても、十分なサポート体制が整っていないことがうかがえます。
また、職場の理解・サポートは取得の大きな壁になっている一方で、収入に対する不安も常に垣間見られます。男性が収入の柱になっている家庭も多く、女性の雇用問題とも密接に関わりがありそうです。
本調査では、男性の育休取得を望まない層も一定数見られました。取得することがあたり前になる世の中を目指す一方で、取得しない選択肢が批判の対象とならないよう、配慮する必要性を感じました。
性別関係なく、誰もが安心して自分たちらしい子育ての選択ができるよう、ninaruシリーズは引き続きママ・パパたちをサポートしてまいります。

■調査結果
  • 男性育休を取得しなかった理由1位は「職場の理解がなかった」。
  • 男性育休の取得について不安なことは、「仕事の引き継ぎ」「復帰後の仕事への影響」「家計への影響」。
  • 配偶者が育休を取得しなかったママの55.3%が、実際にはパパに育休を「取ってほしかった」と回答。
  • 男性育休を取得した人の52.4%が「とても不安だった」「少し不安だった」と回答。
  • 機会があれば、もう一度育休を「取得したい/取得してほしい」人は83.9%。
  • 夫婦で育休を取得できた場合に期待すること、男女ともに1位は「子育ての大変さを共有」。
  • 男性の育休取得のために効果的なこと、上位は「上司や同僚の理解・サポート」「職場の積極的な推進」「収入の保障を手厚くする」。
  • "男性版産休"について、「取得したい/取得してほしい」人は74.1%。

■調査詳細
  • 男性育休を取得しなかった理由1位は「職場の理解がなかった」。
ご自身・配偶者が男性育休を取得しなかった方にその理由を聞いてみたところ、40.1%もの人が「職場の理解がなかった」と回答。2位の「収入を減らしたくなかった」(19.9%)とも大きく差が開きました。「昇進したばかりだった」、「人員に余裕がなかった」、「前例がなかった」といった声も集まり、社内調整に時間がかかりそうな場合は、取得を諦めるという選択になってしまうのかもしれません。
一方で、「必要性を感じなかった」という回答も16.2%集まっています。必ずしも育休を取得するべき、ということではなく、どちらも個人が自由に選択できるという職場の環境整備が求められているようです。

  • 男性育休の取得について不安なことは、「仕事の引き継ぎ」「復帰後の仕事への影響」「家計への影響」。
育休を取得していない男性に、育休取得について不安なことを聞きました。「仕事の引き継ぎ」、「復帰後の仕事への影響」と、育休前後の仕事に関する不安が大きく、職場の環境や周囲のサポートがまだ追いついていない現状が浮き彫りとなりました。また、「家計への影響」も上位に入り、何かと出費の多い時期に収入が減ってしまうことの不安は大きいようです。

  • 配偶者が育休を取得しなかったママの55.3%が、実際にはパパに育休を「取ってほしかった」と回答。
配偶者が育休を取得しなかったママに、実際には取得してほしかったかどうかを聞いたところ、55.3%が「すごく取ってほしかった」「できれば取ってほしかった」と回答しました。理由として一部のコメントをご紹介します。

<「すごく取ってほしかった」「できれば取ってほしかった」と答えた理由>
・1番大変な時期に2人で子育てしたかった。
・初めての子育てでなにもかもが不安でした。その不安を解決できずとも一緒に感じて考えて欲しかった。
・コロナ禍もあり、外にも出られずつらかった。分かち合えるパートナーが居てくれたらなぁと思いました。
・日頃からよく育児してくれますが、育休を取ったらまた違う大変さもさらに分かってもらえたと思う。
・仕事に行くことを考えると夜間などはとくに頼れず、ひと月だけでも一緒に育児をしてもらいたかった。

  • 男性育休を取得した人の52.4%が「とても不安だった」「少し不安だった」と回答。
育休を取得したパパに、育休を取得する際、不安はあったかを聞いたところ、半数以上が「とても不安だった」「少し不安だった」と回答しました。育休が取得できているということは、ある程度職場の理解や環境が整っていることが予想されますが、まだまだサポートが足りない部分は多いようです。以下、一部のコメントをご紹介します。

<「とても不安だった」「少し不安だった」と答えた理由>
・職場にスムーズに戻れるか不安だった。
・過去に男性で育休を取得した社員がいなかったから。
・会社のキャリアが断絶するのではないかという不安があった。
・自分の仕事を他の人に押し付ける形になってしまったから。
・引き継いだ仕事が順調に進むかどうか、育休明けに自分の居場所が残っているか心配だった。

まだ前例が少ないこと、そのため育休を取得したことによる影響範囲が見えづらいこと、周囲も対応に慣れていないことなどが、不安の主な原因となっているようです。

  • 機会があれば、もう一度育休を「取得したい/取得してほしい」人は83.9%。
ご自身・配偶者が男性育休を取得した方に、機会があればもう一度取得したい/取得してほしいか聞いたところ、83.9%が「はい」と回答しました。お互いへの感謝や理解が深まったというコメントが多く、中には、育休を取ることの不安を自分自身も経験することで、妻の感情を理解できたという声もありました。以下、一部のコメントをご紹介します。

<「はい」と答えた理由>
(パパ)

・子供の成長を日々感じ取ることができた。妻への日頃の感謝の気持ちが強くなった。
・仕事を気にせずに、家族のことだけを考えられる時間が幸せでした。
・育休取得の不安を経験することで、妻の感情を理解できた。妻や妻の家族にも貢献を示すことができ、信頼が増した。

(ママ)
・育児のスタートが夫婦で一緒だったのが良かった。同じ目線で子育てが出来て、夫婦間の信頼や仲がより深まったように感じた。
・収入が減ったりするデメリットよりも、育休を取ったことによるメリットのほうが大きかった。
・夫婦2人で育児をしている実感と幸せを得られた。育児の大変さは期間限定ではなくエンドレスであることも、経験してわかってくれたから。

  • 夫婦で育休を取得できた場合に期待すること、男女ともに1位は「子育ての大変さを共有」。

夫婦で育休を取得できた場合に期待することとして、男女ともに「子育ての大変さを共有」が1位となりました。子育ては楽しいこともありますが、特に1人目の場合は慣れない育児で大変なことも多く、その気持ちを共有したいと考える方が多いようです。ママの場合は特にその気持ちが強く表れており、「子育ての楽しさを共有」を選んだパパは60%なのに比べ、ママは38.1%と大きな差が開いています。一方で、「自分一人の時間が持てる」を選んだママは25.6%と、パパに比べて多くのママが必要としている時間であることがわかりました。

  • 男性の育休取得のために効果的なこと、上位は「上司や同僚の理解・サポート」「職場の積極的な推進」「収入の保障を手厚くする」。

男性の育休取得のために効果的なこととして、「上司や同僚の理解・サポート」が1位という結果になりました。厚生労働省の調査でも、4人に1人が育児休業などを理由にした男性社員への嫌がらせ「パタニティーハラスメント」を経験しているというデータがあります。2位の「職場の積極的な推進」と合わせて、育休を取得することがあたり前の選択肢となるような働きかけが求められています。また、3位に入ったのは「収入の保障を手厚くする」でした。前出の、育休取得の不安に関する質問でも「家計への影響」が上位に入っていましたが、収入への不安は育休取得の前に立ちはだかる大きな壁の一つとなっているようです。

  • "男性版産休"について、「取得したい/取得してほしい」人は74.1%。

「改正育児・介護休業法」で注目を集めている、いわゆる"男性版産休"について、取得したい/取得してほしいか聞いてみたところ、74.1%が「はい」と回答しました。産後はママの体調が回復していない大変な時期だからという声が多く集まった一方で、現在の育休制度自体も広まっていないのに、新しい制度が浸透するのか不安という声もありました。以下、一部のコメントをご紹介します。

<パパのコメント>
・妻の1番大変な時期にサポート出来るならしたい。(回答:はい)
・コロナ禍の現在では里帰り出産も難しいため、産後の妻をサポートしたい。(回答:はい)
・国で認定されても、社会、会社、自分の職場に浸透するまでには時間がかかる。(回答:どちらとも言えない)
・必要に応じてその都度休みを申請すれば良いと思う。(回答:いいえ)

<ママのコメント>
・産後が一番肉体的にも精神的にもつらく大変だったので、 助けてほしい。(回答:はい)
・子どもの世話だけでなく、産んだ後のお母さんのサポートとしても必要だと思う。(回答:はい)
・結局法律で定められても社会や上司の意識が変わらないと取得できないから。(回答:どちらとも言えない)
・里帰りができるため、特に必要性を感じない。(回答:いいえ)

■調査概要
調査名称:男性育休に関するアンケート
調査対象:アプリ「ninaruポッケ」、「パパninaru」利用者
調査人数:563名(男性:196名、女性:367名)
※うち、209名(全体の37.1%)はご自身または配偶者が男性育休を取得。取得期間は、「1週間未満」10%、「1〜2週間未満」12.8%、「2週間〜1ヶ月未満」20%、「1〜3ヶ月未満」37.2%、「3ヶ月〜半年未満」5%、「半年〜1年未満」10.6%、「1年以上」4.4%。
調査期間:2021年5月21日~6月13日
調査方法:自社サービス内
※本調査をご使用される際は、「ninaruシリーズ調べ」とご記載いただけますよう、お願いいたします。

育休取得率を目標におかない、エバーセンスの組織づくりについてhttps://eversense.co.jp
ninaruシリーズを運営する株式会社エバーセンスは、「家族を幸せにすることで、笑顔溢れる社会をつくる」というビジョンのもと、「家族を幸せにするプロダクトをつくる」と同時に、「私たち自身が幸せな家族生活を送る」ことを大切にしています。弊社の男性の育休取得率は現在100%ではありますが、家庭により取得したいかどうかの価値観は異なるため、どちらも自由に選択できる状態を目指し、取得率の向上を目指す施策は行いません。今後も社員一人ひとりの自分らしい選択をサポートし、多様な働き方を実現していくことで、幸せに生きる個人を増やしていきたいと考えています。

■ninaruシリーズの取り組み
妊娠から出産、育児期のママやそのご家族に寄り添うサービスを多数展開しているninaruシリーズでは、今後もユーザーのみなさまに寄り添い、少しでも不安のない毎日を過ごせるようサポートします。また、累計500万ダウンロードの実績をもとに、ユーザーアンケートを積極的に行い、いま本当に求められていること、困っていること等の発信や、あらゆる課題の解決に一歩でも近づけるよう取り組みを進めてまいります。同じ思いで一緒に課題解決に取り組んでいただける企業・団体さまも募集中です。(お問い合わせ先:https://eversense.co.jp/contact

【ninaruポッケ】https://eversense.co.jp/product/ninaru-pocke
本調査に合わせて「ninaruポッケ」では、以下の記事を公開しています。
・「パパも育休が取得しやすくなる!育児・介護休業法改正の3つのポイント」
https://ninaru-baby.net/pocke/135077
これからもユーザーのみなさまが知っておきたい最新のニュースを、正しく、わかりやすくお伝えしていく予定です。他にも、ほっと一息ついて笑顔になれる、出産・育児のマンガやエッセイをすべて無料で読むことができますので、ぜひお楽しみください。

【パパninaru】https://eversense.co.jp/product/papaninaru
パパ専用アプリ「パパninaru」は、これからパパになる方、今まさに子育てに奮闘しているパパたちを応援するアプリです。妊娠中~出産後のママの体や赤ちゃんの成長のことを、毎日のメッセージや記事でお伝えします。夫婦で子育てをする特別な時間を、いつもパパの近くでサポートしていきます。

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電話番号
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牧野哲也
上場
未上場
資本金
1175万円
設立
2013年01月
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