W. L. GORE & ASSOCIATES が、ゴアセレクト® メンブレンで世界が直面する持続可能エネルギーの課題に取り組むグローバル企業をサポート
ゴアは、高度な材料工学と信頼できるサプライチェーンにより、燃料電池業界のリーダーと協力し、純水素型燃料電池を利用して発電する「RE100化ソリューション」*¹の開発を支援しています。
東京/日本 (2023年3月27日) — W. L. Gore &Associates(以下、ゴア)は、純水素型燃料電池を開発する定置型燃料電池メーカーに、ゴアの高度な材料工学、電気化学の専門知識を基に開発されたゴアセレクト®メンブレンを提供し、「RE100」イニシアチブをサポートいたします。
固体高分子形燃料電池用プロトン交換膜(PEM)において、市場をリードするゴアセレクト® メンブレンは、燃料電池自動車(FCV)に対する第一の選択肢です。現在、トヨタ「新型MIRAI(ミライ)」、現代自動車「NEXO(ネッソ)」、ホンダ「CLARITY FUEL CELL(クラリティ フューエルセル)」など100車種、4万台以上に採用され、世界で15万トン以上の二酸化炭素排出量を削減しています。
このように地球環境に貢献できる固体高分子形燃料電池は、家庭用燃料電池(エネファーム*²)や燃料電池自動車以外にも、業務・産業用定置型燃料電池などの用途にも採用が広がっています。
パナソニック株式会社(以下、パナソニック)は、世界で初めてとなる*³、水素を活用した工場の再生可能エネルギー100%化に向けた実証施設「H2 KIBOU FIELD」に同社開発の高効率な純水素型燃料電池システム*⁴を本格導入し、その実証試験を行っています。
写真提供:パナソニック
日本ゴア合同会社(以下、日本ゴア)のキーアカウントマネージャー の阿部 功は次のように述べています。「ゴアは、サステナビリティ・ビジョンに賛同する企業とともに、未来世代の生活を向上させることにコミットしています。この度、パナソニック様が事業活動で消費するエネルギーを100%再生可能エネルギーで賄う”RE100化ソリューション”の実証試験に世界で初めて取り組む上で、最も重要なシステムのひとつである純水素型燃料電池のPEMのパートナーとしてゴアを選んでいただけたことを光栄に思います。」
ゴアセレクト® メンブレンは、パナソニックのH2 KIBOU FIELD実証施設に設置された純水素型燃料電池スタックの心臓部です。その高いプロトン伝導性と機械的・化学的耐久性により、高効率、高寿命な燃料電池システムの開発を可能にし、トータルコスト・オブ・オーナーシップの向上へ貢献しています。
パナソニックは、今回の実証試験を通じて、純水素型燃料電池システムの運用を含むエネルギーマネジメントに関する専門知識と経験を深めることができます。今回、「RE100化ソリューション」実証試験に使用されている純水素型燃料電池(H2 KIBOU)にゴアセレクト® メンブレンが採用されたのは、その優れた材料技術だけではありません。2009年に世界で初めて一般販売を開始した家庭用燃料電池「エネファーム」の第1世代の開発段階から各世代の開発において、厳しい要求に応え、ゴアがパナソニックのエネファームの技術革新、性能向上の一翼を担ってきたことも大きな理由の一つです。その結果、現在第7世代で、日本市場において累計23万台以上を販売しているパナソニックのエネファームの成功につながっています。
日本ゴアのプロダクトスペシャリストである江畠 悟は、次のように述べています。「グローバルのカーボンニュートラル目標を達成するためには、お客様の製品が市場に出た際、品質とともにその性能を保証しなければなりません。比類のない製品のモデリングと特性評価、製品分析、そして全社的なグローバル分析リソースにより、ゴアは、お客様に一貫した品質の製品を納期厳守でお届けできるのです。」
パナソニックのグローバル環境事業開発センター所長兼燃料電池水素事業総括の加藤正雄氏は、「パナソニックグループが2022年1月に発表した“Panasonic GREEN IMPACT”において、脱炭素エネルギーの普及に向けた取り組みの中でも、水素・燃料電池は非常に重要な役割を果たすと考えております。これまでの日本ゴア様とのパートナーシップの中で発展させてきた燃料電池およびPEMの技術は、RE100化ソリューションにとって最も重要な技術の一つです。今後も日本ゴア様とのパートナーシップをさらに強化し、“地球環境問題の解決”と“ウェルビーイング”へ貢献していきたいと思います。」と、述べています。
膜厚を薄くすることで、優れた水移動と高いプロトン伝導性を実現し、過酷な条件下でも高い出力密度を実現します。
高い機械的耐久性
補強された膜の特性により、性能を犠牲にすることなく、相対湿度(RH)サイクルのストレス環境においても高い機械的耐久性を発揮します。
高い化学的耐久性
独自の添加剤技術により、製品のライフサイクル全体で高い化学的耐久性を発揮します。
高いガスバリアー性
ゴア独自の膜設計技術により、より薄いメンブレンでも、燃料電池の効率を損なうことなく、高いガスバリアー性を発揮します。
*1:本プレスリリースにおけるRE100への言及は、世界的なRE100イニシアチブによる承認または認証を意味するものではありません。
*2:「エネファーム」は、東京ガス株式会社、大阪ガス株式会社、ENEOS株式会社の登録商標です。
*3:水素を燃料として発電し、工場の操業に必要な電力を供給する大規模な実証実験において(2022年3月31日時点、パナソニックの最新調査による)
*4.:再生可能エネルギーにて生成されたグリーン水素は、エネルギー属性証明書を含むRE100を達成することができます。実証実験で、パナソニックは、当初は再生不可能なエネルギーを使用しますが、最終的には再生可能エネルギーにて生成された水素に切り替える予定です。
参考文献:2022年4月15日パナソニックニュースリリース「純水素型燃料電池を活用した実証施設「H2 KIBOU FIELD」稼働」
https://news.panasonic.com/jp/press/jn220415-1
詳細はhttps://www.gore.comを参照ください。
*日本ゴア合同会社は W. L. Gore & Associates(ゴア)の一員です。
固体高分子形燃料電池用プロトン交換膜(PEM)において、市場をリードするゴアセレクト® メンブレンは、燃料電池自動車(FCV)に対する第一の選択肢です。現在、トヨタ「新型MIRAI(ミライ)」、現代自動車「NEXO(ネッソ)」、ホンダ「CLARITY FUEL CELL(クラリティ フューエルセル)」など100車種、4万台以上に採用され、世界で15万トン以上の二酸化炭素排出量を削減しています。
このように地球環境に貢献できる固体高分子形燃料電池は、家庭用燃料電池(エネファーム*²)や燃料電池自動車以外にも、業務・産業用定置型燃料電池などの用途にも採用が広がっています。
パナソニック株式会社(以下、パナソニック)は、世界で初めてとなる*³、水素を活用した工場の再生可能エネルギー100%化に向けた実証施設「H2 KIBOU FIELD」に同社開発の高効率な純水素型燃料電池システム*⁴を本格導入し、その実証試験を行っています。
草津拠点 RE100ソリューション実証施設
純水素型燃料電池「H2 KIBOU」
写真提供:パナソニック
日本ゴア合同会社(以下、日本ゴア)のキーアカウントマネージャー の阿部 功は次のように述べています。「ゴアは、サステナビリティ・ビジョンに賛同する企業とともに、未来世代の生活を向上させることにコミットしています。この度、パナソニック様が事業活動で消費するエネルギーを100%再生可能エネルギーで賄う”RE100化ソリューション”の実証試験に世界で初めて取り組む上で、最も重要なシステムのひとつである純水素型燃料電池のPEMのパートナーとしてゴアを選んでいただけたことを光栄に思います。」
ゴアセレクト® メンブレンは、パナソニックのH2 KIBOU FIELD実証施設に設置された純水素型燃料電池スタックの心臓部です。その高いプロトン伝導性と機械的・化学的耐久性により、高効率、高寿命な燃料電池システムの開発を可能にし、トータルコスト・オブ・オーナーシップの向上へ貢献しています。
パナソニックは、今回の実証試験を通じて、純水素型燃料電池システムの運用を含むエネルギーマネジメントに関する専門知識と経験を深めることができます。今回、「RE100化ソリューション」実証試験に使用されている純水素型燃料電池(H2 KIBOU)にゴアセレクト® メンブレンが採用されたのは、その優れた材料技術だけではありません。2009年に世界で初めて一般販売を開始した家庭用燃料電池「エネファーム」の第1世代の開発段階から各世代の開発において、厳しい要求に応え、ゴアがパナソニックのエネファームの技術革新、性能向上の一翼を担ってきたことも大きな理由の一つです。その結果、現在第7世代で、日本市場において累計23万台以上を販売しているパナソニックのエネファームの成功につながっています。
日本ゴアのプロダクトスペシャリストである江畠 悟は、次のように述べています。「グローバルのカーボンニュートラル目標を達成するためには、お客様の製品が市場に出た際、品質とともにその性能を保証しなければなりません。比類のない製品のモデリングと特性評価、製品分析、そして全社的なグローバル分析リソースにより、ゴアは、お客様に一貫した品質の製品を納期厳守でお届けできるのです。」
パナソニックのグローバル環境事業開発センター所長兼燃料電池水素事業総括の加藤正雄氏は、「パナソニックグループが2022年1月に発表した“Panasonic GREEN IMPACT”において、脱炭素エネルギーの普及に向けた取り組みの中でも、水素・燃料電池は非常に重要な役割を果たすと考えております。これまでの日本ゴア様とのパートナーシップの中で発展させてきた燃料電池およびPEMの技術は、RE100化ソリューションにとって最も重要な技術の一つです。今後も日本ゴア様とのパートナーシップをさらに強化し、“地球環境問題の解決”と“ウェルビーイング”へ貢献していきたいと思います。」と、述べています。
- クリーンエネルギーへのコミットメント
- ゴアセレクト® メンブレンの主な特徴
膜厚を薄くすることで、優れた水移動と高いプロトン伝導性を実現し、過酷な条件下でも高い出力密度を実現します。
高い機械的耐久性
補強された膜の特性により、性能を犠牲にすることなく、相対湿度(RH)サイクルのストレス環境においても高い機械的耐久性を発揮します。
高い化学的耐久性
独自の添加剤技術により、製品のライフサイクル全体で高い化学的耐久性を発揮します。
高いガスバリアー性
ゴア独自の膜設計技術により、より薄いメンブレンでも、燃料電池の効率を損なうことなく、高いガスバリアー性を発揮します。
*1:本プレスリリースにおけるRE100への言及は、世界的なRE100イニシアチブによる承認または認証を意味するものではありません。
*2:「エネファーム」は、東京ガス株式会社、大阪ガス株式会社、ENEOS株式会社の登録商標です。
*3:水素を燃料として発電し、工場の操業に必要な電力を供給する大規模な実証実験において(2022年3月31日時点、パナソニックの最新調査による)
*4.:再生可能エネルギーにて生成されたグリーン水素は、エネルギー属性証明書を含むRE100を達成することができます。実証実験で、パナソニックは、当初は再生不可能なエネルギーを使用しますが、最終的には再生可能エネルギーにて生成された水素に切り替える予定です。
参考文献:2022年4月15日パナソニックニュースリリース「純水素型燃料電池を活用した実証施設「H2 KIBOU FIELD」稼働」
https://news.panasonic.com/jp/press/jn220415-1
- RE100について
- パフォーマンス・ソリューションズ・ディビジョン
- W. L. Gore & Associates(ゴア)について
詳細はhttps://www.gore.comを参照ください。
*日本ゴア合同会社は W. L. Gore & Associates(ゴア)の一員です。
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