KIIがマイクロバイオーム創薬を推進するメタジェンセラピューティクスに追加出資
腸内細菌叢移植療法(FMT)の社会実装および腸内細菌創薬プログラムを推進
慶應イノベーション・イニシアティブ(本社:東京都港区、代表取締役社長 山岸広太郎、以下 KII)
は、弊社が運営するファンドより、株式会社メタジェンセラピューティクス(本社:山形県鶴岡市、代表取締役社長CEO 中原 拓、以下 メタジェンセラピューティクス)に対して第三者割当増資による追加出資をいたしました。今回の第三者割当増資によるメタジェンセラピューティクスの調達額は総額11億円となります。
◆腸内細菌叢バンクの構築とFMT起点のリバーストランスレーショナル創薬を推進
メタジェンセラピューティクスは、腸内細菌研究や腸内細菌叢移植医療(FMT)において実績を有するチームからなるマイクロバイオームスタートアップです。健康な人の便に含まれる腸内細菌叢を患者さんの腸に移植するFMTは、諸外国では既に実臨床にて実施されており、日本でも臨床研究の実績が蓄積されています。今後、日本においても実臨床にてFMTの推進に向けて、腸内細菌叢を必要とする患者さんと、腸内細菌叢を提供するドナーをつなぐ「腸内細菌叢バンク」の構築を推進してまいります。
また、FMTであらかじめ安全性・有効性が確認できた腸内細菌叢を用いて行う、FMT起点のリバーストランスレーショナル創薬へと事業を拡大してまいります。
■会社概要
会社名 :メタジェンセラピューティクス株式会社
所在地 :山形県鶴岡市覚岸寺字水上246番2
代表者 :代表取締役社長CEO 中原拓
設立 :2020年1月17日
事業内容:マイクロバイオームサイエンスを活用した医療・創薬事業等
URL :https://www.metagentx.com/
◆慶應イノベーション・イニシアティブ(KII)について
KIIは、2015年12月に、主に慶應義塾大学の研究成果を活用したスタートアップを支援するため創設されました。また、2020年1月からは、慶應義塾大学に限らずシード・アーリーステージからのリード投資を中心に、デジタルテクノロジーによる社会の革新や、医療・健康などの課題解決に取り組む技術系スタートアップに投資対象を広げ投資活動を推進しています。
スタートアップへの投資育成を通じて日本が誇る大学等の研究機関の技術や知的財産といった優れた研究成果の社会実装を推進し社会貢献の一翼を担うと同時に、ベンチャーキャピタルファンドとして高い収益性を確保し持続的なイノベーションエコシステムの構築に取り組んで参ります。
<KIIの概要>
商号 :株式会社慶應イノベーション・イニシアティブ(Keio Innovation Initiative, Inc.)
事業内容:大学発技術系ベンチャー企業の育成、ベンチャーキャピタルファンドの運営
資本金等:1億円(資本準備金5000万円を含む)
代表者 :代表取締役社長 山岸広太郎
URL :http://www.keio-innovation.co.jp
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