話題のChatGPT。AIと共存する子どもの将来に不安を抱く保護者は全体の7割に迫る
~学校と保護者を結ぶ連絡網サービス「マチコミ」。ニュースなどでも話題のChatGPTなど教育現場でのAI活用に関してアンケートを実施~
教育現場の常識を変える!1万4,000以上の施設に導入されている「マチコミ 」
「マチコミ」は、プリントの配布や電話連絡など、従来のアナログな方法による連絡の不便さを解消するためにスタートしたメール連絡網サービスです。予算確保が難しい教育施設やPCが苦手な先生でも簡単に無料で連絡網を構築できることが特徴です。2005年のサービス提供開始から18年の実績があり、現在、全国47都道府県で公立小学校をはじめ約14,000以上の施設に導入いただいています。また、187の自治体と協力関係にあり、逗子市や鎌倉市等との共同の取り組みを行っています。(2023年6月現在)
(調査概要)
・調査対象期間:2023年6月15日~2023年6月20日
・調査対象:「マチコミ」利用者(未就学児から大学生までのお子様がいる保護者)
・有効回答者数:45,177名
・調査機関:ドリームエリア株式会社
・調査方法:インターネット調査
【保護者・子ども共に利用者はわずか。今後の利用も意見が割れる結果に】
ChatGPTを使ったことがありますか?
ChatGPTの利用について、保護者・子どもそれぞれの実情を伺いました。
「使ったことがある」と回答された保護者は15%程度。利用したことがない保護者の今後の利用については「今後使ってみたい(43.6%)」「今後使う予定もない(41.3%)」と回答が割れる結果になりました。一方、子どもでChatGPTを利用したことがあるとの回答は4%に留まり、7割以上の子どもは利用したことがないという実情がわかりました。
【自由回答で寄せられたコメント(一部抜粋)】
・使ったことがない世代なので、使って育った世代を正しく見ることができるだろうか。効率や手軽さばかり優位とされないだろうか。
・自分が使ったことがないので、どのようなメリット、デメリットがあるか正直な所分からない。上手く活用して行けたらよいと思う。
【保護者の大半がAI技術の発展による子どもの将来を不安視】
AI技術の発展により将来無くなるといわれる仕事が増えてきています。お子さまの将来に不安を感じますか?
「かなり不安(18.0%)」「少し不安(48.9%)」を合わせると7割近くの方がAI技術の発展が子どもの将来に影響を与えるのではないかとの不安を持たれていることが分かりました。
AI技術の発展によって自動化される仕事が増えてくると、関連する業界や職種が減少し、職業選択の幅が縮小されるといった可能性も出てきます。AIと共存する社会の中で「生き抜く力」をいかに引き出すか。子どもだけでなく保護者自身も一緒になって考えていく必要があるのかも知れません。
【自由回答で寄せられたコメント(一部抜粋)】
・すぐにAIを頼るようになると、依存したり、思考力が低下することに不安があります。
・未知過ぎて、不安ではない様な不安な様な感じです。
・あまり不安ではない。積極的に活用してAIを自分の身方として付けるべき。
【指導や制限は必要だが・・・意外にも肯定的な意見が多い結果に】
宿題やレポート作成にAIを活用することをどう思いますか?
保護者の半数近くが「使い方を指導した上で活用すべき」と考えており、「活用場面などの制限を設けるべき」と回答された方も全体の33.5%にのぼり、肯定的な意見が多い結果となりました。今後のAIと共存する社会の中で、闇雲に利用を禁止するのではなく、子どもに対してもしっかりと使い方を指導した上で活用していくことが望まれているようです。
【自由回答で寄せられたコメント(一部抜粋)】
・AIとは必ずと言ってもいいほど、今後こどもたちは付き合って行かないといけないと思うので、学習能力の低下など気になる点はありますが、使い方など指導して導入してほしい。
・自分自身にも経験がありますが、学生時代のレポートなど、ネットから回答を求めたことがありました。
【「簡単にできてしまう」ことで子どもの成長を阻害してしまうことも】
AIの教育への応用について、不安に思うことはなんですか?
AIの発展により、人々の生活が便利になることが期待される中、教育への応用については「問題解決能力の低下(65.8%)」「AIへの依存(61.3%)」「プライバシーやセキュリティ(60.1%)」に対して不安を感じる保護者が多いことが分かりました。
【自由回答で寄せられたコメント(一部抜粋)】
・簡単に解決できるAIに頼りすぎて、思考力や問題解決能力、困難に立ち向かう根気や諦めない努力など、大事なものが失われていくのではないか。
・これからの時代には必要なものだからしっかり理解していかないといけないと思う。でも、コミュニケーション能力はどうにかして学んでいくことが大切だと思う。
【AIとの共存によって一層求められるコミュニケーション能力と正しい知識】
AIに関連し、学校の授業で強化して欲しいことはありますか?
「インターネット利用時の注意点(66.1%)」「コミュニケーション能力(60.6%)」の順に多い結果に。他の回答結果からも、AIによって教職員と児童生徒のコミュニケーション機会が減少し、人と人との繋がりが薄れることに対する危機感や懸念を抱く保護者が多いことが分かりました。そのような懸念を払しょくするためにも、子どもに「インターネット利用時の注意点」をしっかりと指導し、AIに頼らずに「コミュニケーション能力」を身につけさせるための教育が昨今の日本の教育現場で求められてくるのではないでしょうか。
【自由回答で寄せられたコメント(一部抜粋)】
・パソコンを子どもが触ることに抵抗はないが、簡単に個人情報など引き出せてしまうということを学校でも家庭でもしっかり指導し、子ども自身にプライバシーやセキュリティについて守る力を身につけてほしいです。
・ネットリテラシーの低さに不安。ネチケットを再度家でも学校でも徹底すべき。
総評に関して(「マチコミ」を運営するドリームエリア代表 寺下武秀より)
当初は懸念が態勢を占めていたChatGPTですが、その有効性と拡大の勢いで、どのように向き合っていくかの議論が多くなってきました。
突然現れた革新的な技術に不安を抱く意見が多く見られますが、失われる仕事があればそこから生まれる仕事も多くなると考えられます。
同様の事例で賛否両論があったタブレット教育は、今では全国的に広がり、これまで挙手で行っていた教室内での発表をタブレットにて行い、全員の意見を同時に発表するなど、タブレット導入前ではできなかった深い学びが可能になってきます。
ITやAIの進化はこれからも続き、社会に出たときにはその活用を求められます。保護者自身がメリット・デメリットを理解し、道徳教育と同様に向き合わなければならない時代になったのかもしれません。
【ドリームエリア株式会社について】
ドリームエリアは、2001年にインターネットシステム会社としてスタートしました。2005年、「子どもが安心して暮らせる街づくり」をコンセプトに「マチコミ」(https://machicomi.jp/)事業を開始。「子どもに教えておきたい不審者遭遇時の対処法」や「親として普段気を付けること」等の安全管理に必要な情報を始め、様々なお役立ち情報や地域固有の情報等を掲載し、地域を通してのコミュニケーションを活性化させ、 少しでも不審者等の問題が起こりにくい「街づくり」へのきっかけとなればと考えています。現在、「マチコミ」は全国47都道府県で、187の自治体、公立小学校をはじめ14,000以上の施設に導入いただいています(2023年6月現在)。
【ドリームエリア株式会社 会社概要】
社名:ドリームエリア株式会社 Dreamarea,Inc.
本社所在地:東京都渋谷区道玄坂一丁目20番8号 寿パークビル9階
設立日:平成13 (2001) 年4月25日
代表者:代表取締役 寺下 武秀
資本金:100,000,000円
事業内容:不審者情報システム「マチコミ」の運用、見守りサービス「みもり」の企画・開発・運営モバイルコンテンツの企画・開発、サーバー構築と運用保守、飲食店舗の運営
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