北海道と本州を結ぶ北本連系設備の増強工事が完了

― 日本初の自励式直流送電システムを適用 ―

東芝エネルギーシステムズ株式会社が交直変換設備の設計、調達、据付を担当した北海道電力株式会社 新北海道本州間連系設備が本日、営業運転を開始しました。本設備は交流の電力を一度直流に変換して送電する直流送電システム(HVDC)で、HVDCとしては日本で初めて自励式変換器を採用しています。
東芝エネルギーシステムズ株式会社が交直変換設備の設計、調達、据付を担当した北海道電力株式会社 新北海道本州間連系設備(定格300MW±100Mvar,DC250kV,DC1200A)が本日、営業運転を開始しました。本設備は交流の電力を一度直流に変換して送電する直流送電システム(HVDC)で、HVDCとしては日本で初めて注自励式変換器を採用しています。これまで、北海道と本州間は30万kW×2極(計60万kW)の既設北本連系設備(他励式HVDC)によって電力系統が連系されていましたが、設備点検時には半分の30万kWでの運用となっていました。このため、北海道内の電力安定供給に向け、常時60万kWの連系量を確保するため、今回新たに30万kWの連系設備が増強されたものです。

本設備は、北海道の北斗変換所、青森県の今別変換所、および両変換所間を結ぶ約122kmの直流送電線路で構成されています。当社は、交流・直流の電力変換を行う交直変換器や開閉装置等から構成される両変換所の交直変換設備一式を2014年に受注し、2016年8月に着工しました。
また、自励式の交直変換設備を採用したことで、北海道側が停電(ブラックアウト)していても本州側から電力を供給し停電復旧を助ける(ブラックスタート)機能、有効電力制御とは独立した無効電力制御機能を具備しており、他励式に比べて制約の少ない運用が可能となるほか、調相設備や交流フィルタが不要なため建設コストの低減にも寄与しています。さらに、東芝デバイス&ストレージ株式会社製のパワー半導体素子(IEGT)を採用することで、高信頼化を実現しています。

当社は、1950年代にHVDCの技術開発を開始して以降、国内において、既設北本連系(函館-上北間)や紀伊水道(阿南-紀北間)などの他励式HVDCの納入実績を有しています。また、2012年には、日本企業として初注の海外HVDC建設案件となるイタリアとモンテネグロ間を結ぶ他励式HVDC(1000MW,DC±500kV)をイタリア送電会社テルナ(TERNA)社から受注し、現在建設中です。

当社は、培ってきた実績をもとに、高品質な製品の供給を通じ、今後も国内外で系統連系強化による広域安定供給の確保に貢献していきます。

注 2019年3月28日時点。当社調べ。

本日運転を開始した新北海道本州間連系設備(交直変換器)

本日運転を開始した新北海道本州間連系設備(交直変換器)本日運転を開始した新北海道本州間連系設備(交直変換器)

変換所の全景(北斗変換所)

変換所の全景(北斗変換所)変換所の全景(北斗変換所)

 

※東芝エネルギーシステムズの詳細はこちらをご覧ください。
 https://www.toshiba-energy.com/index_j.htm
※東芝エネルギーシステムズの電力流通事業の詳細はこちらをご覧ください。
 https://www.toshiba-energy.com/transmission/index_j.htm
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