QPS研究所、最大41億円経済産業省「SBIRフェーズ3事業」に採択
本事業は、2023年7月より公募が開始された事業テーマ「衛星リモートセンシングビジネス高度化実証」のうち、社会実装に向けた課題として「小型観測衛星ミッションの高度化」が掲げられており、その課題解決に向けた開発・実証項目「小型光学衛星及び小型SAR衛星における、高分解能化、広域化、干渉SAR等のミッション高度化に係る研究開発及び実証を行う」においてQPS研究所が採択されたものです。本事業での採択によって、既存のSAR衛星システムの課題を解決した高分解能・高画質、かつ広域観測を実現する世界でも画期的な小型SAR衛星システムを開発することで、QPS研究所は市場におけるSAR衛星データの利活用促進を図っていくとともに、グローバル市場においてトップシェアを目指してまいります。
SBIR制度について
https://www.meti.go.jp/information/publicoffer/kobo/2023/k230714001.html
採択結果について
■QPS研究所 代表取締役社長CEO大西 俊輔 コメント
「私たちの衛星開発技術を評価いただき、このシステム開発に取り組む機会をいただくことを大変光栄に思います。市場での小型SAR衛星による観測データの活用への期待は大きいものですが、この度のサポートを受けることで、協力して素晴らしい成果を築いていけるようさらに尽くしてまいります。」
■株式会社QPS研究所について
QPS研究所は2005年に福岡で創業されました。名前のQPSは「Q-shu Pioneers of Space」の頭文字を取っており、九州宇宙産業の開拓者となること、更には九州の地より日本ならびに世界の宇宙産業の発展に貢献するとの思いが込められています。その名の通り、九州大学での小型人工衛星開発の技術をベースに、国内外で衛星開発やスペースデブリへの取り組みに携わってきたパイオニア的存在である名誉教授陣と若手技術者・実業家が一緒になって、宇宙技術開発を行っています。また、QPS研究所の事業は、創業者たちが宇宙技術を伝承し育成してきた北部九州を中心とする、全国25社以上のパートナー企業に力強く支えられています。
(※1) SAR (合成開口レーダー):電波を使用して地表の画像を得るレーダー。雲や噴煙を透過し、昼夜を問わず観測することができる点が特長です。
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